シラバス Syllabus

授業名 セミナー 1
Course Title SEMINAR 1
担当教員 Instructor Name 山本 雅道(Masamichi Yamamoto)
コード Couse Code NUC107_N24A
授業形態 Class Type 演習 Practicum
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 共通専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

私の担当するセミナーでは、国際ビジネスにかかわる法律を扱います。セミナーメンバーには、セミナーを通じて、イノベーティブで倫理感あるグローバルリーダーとしてビジネス界や社会の発展をもたらすための、基本的な知識・スキルを吸収してもらいたいです。
This seminar deals with law concerning international business. Seminar members will acquire fundamental knowledge and skills to become an innovative and ethical global leader who brings development in business and society.

授業の目的(意義) / Importance of this course

学生は、本セミナーを通じて、①コミュニケーションスキルの向上と、②卒論テーマを選ぶための基礎知識の習得を目指します。コミュニケーションスキルの向上については、様々なゲームや共同作業を通じて、聴く力や話す力を磨きます。卒論テーマを選ぶための基礎知識の習得については、国際ビジネス法に関する講義やケースディスカッションを通じて、各自が興味を持てるテーマを選択できるようになります。
Your goal is to (1) improve communication skills and (2) acquire basic knowledge to choose a topic for the graduation thesis. You will improve communication skills such as listening and speaking skills through various games and team projects, and acquire basic knowledge to choose a topic for the graduation thesis through lectures and case discussions regarding international business law.

到達目標 / Achievement Goal

学生は、プレゼンテーション、グループワーク、ディベートなどを通じて、コミュニケーションスキルを向上させるとともに、卒業論文の作成に必要なスキルを身に付けていきます。さらに、担当者は、国際ビジネス法務に加えて、企業の人事担当や部門の採用責任者の経験もあり、学生は、就職活動に関する助言・サポートを受けることができます。

The professor also teaches how to make a presentation and write a thesis. The professor has ample experience in, in addition to international business law practice, human resources and recruiting, so he can provide advice and support for your job hunting.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

コミュニケーションスキル、国際ビジネス法の基礎知識

Communication skill. Basic knowledge of international business law.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 80 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

1日100分の授業につき、それぞれ100分ずつの予習と復習を行うことが期待されています。授業の予習として読んでくるべきケースや資料、課題については、別途授業内で指示します。予習レポートの作成を含む予習を行うことによって、授業内で挙手発言がしやすくなりますので、毎回しっかりと準備をして授業に臨むことが重要です。皆さんにはゲーム・プレゼンテーション・ディスカッションなどにアクティブに取り組んでいただくことを期待します。私からコメント・フィードバックを行っていくことはもちろんですが、皆さんからもお互い対して積極的にコメント・フィードバックが出来るような環境づくりを目指します。中央情報センター(図書館)も積極的に活用してください。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

ガイダンス:授業の進め方、成績評価方法、学習方法、今後の内容について説明するとともに、セミナーメンバーがお互いを知るための簡単なゲームを実施する。

コミュニケーション能力の向上①:マシュマロチャレンジゲームを通じて、コミュニケーション力、チームワーク、創造力の向上に努める。

第2日(Day2)

コミュニケーション能力の向上②:スピードストーミングゲームを通じて、コミュニケーション力、聴く力、説得力の向上に努める。

コミュニケーション能力の向上③:SDGsゲームを通じて、理解力と課題解決力の向上に努める。

第3日(Day3)

プレゼンテーション①:プレゼンテーションのコツについて講義する。

プレゼンテーション②:セミナーメンバーが5分程度のプレゼンを行うことにより、更にコミュニケーション能力の向上を目指す。話す力に加えて、人の話を分析的に聴く力の向上に努める。

第4日(Day4)

プレゼンテーション③:前週に引き続き、セミナーメンバーが5分程度のプレゼンを行う。

国際ビジネス法①:国際ビジネス法の枠組みについて学ぶ。

●使用するケース
トヨタの国際ビジネス(自作ケース)

第5日(Day5)

国際ビジネス法②:国際売買契約に関するケーススタディーを通じて、どのような論点・問題点があるのかを検討する。

国際ビジネス法③:セミナーメンバーの興味あるテーマに応じたケースを用意し、ケーススタディーを行う。

●使用するケース
国際売買契約(自作ケース)

第6日(Day6)

論文の書き方①:これから論文を書いていくために、レポート・論文とは何か、どのようにテーマを見つければよいか、これからどんな準備をしていけばよいかについて講義する。

論文の書き方②:論文作成に必要な思考力・論理力・構成力を身に着けるために、思考マップの解説・作成を行う。

第7日(Day7)

論文の書き方③:論文作成のベースとなるアウトラインの作り方の解説・作成を行う。

総まとめ:授業の総括と各自の振り返り

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 80 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 80 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

クラス貢献度については、授業時間内のグループワークへの積極的参加、発言の質と回数を総合評価します。最終レポートは、別途授業内で指示する論文のドラフトになります。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 山本雅道「アメリカ証券取引法入門-基礎から学べるアメリカのビジネス法(改訂版)」第一法規(2019)978-4474067615

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

浜辺陽一郎「現代国際ビジネス法」日本加除出版(2018)978-4817844569

石井一成「大学生のためのレポート・論文の書き方」ナツメ社(2011)978-4816350573

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

講義の際に随時皆さんの要望に応えていきます。特に少人数のセミナーですので、セミナーメンバーの声を活かしながら、内容もフレキシブルに変えていきたいです。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

ニューヨーク州弁護士、法学博士。慶應義塾大学(経済学士、法学士)、Vanderbilt University Law School(法務博士)、The University of Iowa College of Law(法学博士)卒。

東京電力、Milbank法律事務所、Ropes & Gray法律事務所、ダッソー・システムズ株式会社、金融庁・証券取引等監視委員会、神谷法律事務所、LINE株式会社法務部長等を経て、2022年4月より名古屋商科大学教授に着任。慶應義塾法科大学院およびThe University of Iowa College of Law非常勤講師。

主な研究分野は、ビジネス法、国際ビジネス法、アメリカ法、金融商品取引法など。近著に「アメリカ証券取引法入門(改訂版)」第一法規(2019)。

2022年度アウトスタンディング・ティーチング・アワード受賞。

Dr. Masamichi (Masa) Yamamoto is a professor of law and a lawyer qualified in New York. He holds a B.A. in Economics and an LL.B. from Keio University, a J.D. from Vanderbilt University Law School, and an S.J.D. from The University of Iowa College of Law.

Before joining the Faculty of the NUCB in April 2022, he worked for Tokyo Electric Company, Milbank LLP, Ropes & Gray LLP, Dassault Systemes, Financial Services Agency / Securities Exchange Surveillance Commission, Kamiya Law Office, and most recently, LINE Corporation as Head of Legal Department. Prof. Yamamoto has taught at Keio University Law School and The University of Iowa College of Law as an adjunct lecturer.

His research interests include business law, international business law, American law and securities regulation. He published a textbook “Introduction to U.S. Securities Regulation (revised ver.)” in 2019.

Prof. Yamamoto received 2022 Outstanding Teaching Award.

Refereed Articles

  • (2024) Acquisition of Knowledge and Meta-Skills through the Case Method in Politics and Law Classrooms: New Empirical Insight from Japan. Journal of Political Science Education
  • (2024) Reassessing Constitutionality of SEC Administrative Proceedings in view of Japanese Administrative Proceedings. Toledo Law Review Fall 2024
  • (2022) Enforcement by the SEC. Shoji Homu 2307
  • (2022) Rulemaking by the SEC. Shoji Homu 2308
  • (2022) What is the Securities and Exchange Commission?. Shoji Homu 2305






ページ上部へ戻る