授業名 | セミナー 2 |
---|---|
Course Title | SEMINAR 2 |
担当教員 Instructor Name | 松尾 信之(Nobuyuki Matsuo) |
コード Couse Code | NUC100_N24B |
授業形態 Class Type | 演習 Practicum |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 共通専門教育科目300系 / Specialized Subject 300 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Fall |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
「新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している」(mission statement 末尾)とはすなわち、こちら側(アジア)をあちら側(世界)に紹介し、理解してもらったうえで、相互の主張をすり合わせることだと考えます。本科目ではそのために、我々自身の「アジア理解」を深めます。
Students are required to learn basic knowledge about Asian history to introduce Asia to the world. Students are supposed to learn asia from ancient to present times, from middle east to far east.
授業の目的(意義) / Importance of this course
A. 本科目の意義、背景、内容、重要性
意義、背景は以下の2点です。
1. アジアの様々な事例の研究を通じて、批判的思考力を養うこと。そして各人なりにアジアを理解し、各人なりのアジア認識を持つこと。
2. 学習のスキルを身につけること。
内容、重要性は下記です。
夏休みの課題として学年末論文の草稿を執筆し、今学期第1週に提出します。松尾が添削して返却します。
セミナーの時間には、各人が自分の論文草稿を発表します。発表者以外は必ず積極的に質問・意見を 尾辺、また規定の質問・感想用紙に記入してください。
こうした作業を通じて、各人は自分の論文草稿に補足・修正を加えて論文を作成します。
B. 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連について
「ディプロマポリシー」の根幹である「建学の精神」に「国際主義」とあり、学生の「広い視野と深い洞察力」を要求しています。本科目はそれらの養成を目的としています。
意義、背景は以下の2点です。
1. アジアの様々な事例の研究を通じて、批判的思考力を養うこと。そして各人なりにアジアを理解し、各人なりのアジア認識を持つこと。
2. 学習のスキルを身につけること。
内容、重要性は下記です。
夏休みの課題として学年末論文の草稿を執筆し、今学期第1週に提出します。松尾が添削して返却します。
セミナーの時間には、各人が自分の論文草稿を発表します。発表者以外は必ず積極的に質問・意見を 尾辺、また規定の質問・感想用紙に記入してください。
こうした作業を通じて、各人は自分の論文草稿に補足・修正を加えて論文を作成します。
B. 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連について
「ディプロマポリシー」の根幹である「建学の精神」に「国際主義」とあり、学生の「広い視野と深い洞察力」を要求しています。本科目はそれらの養成を目的としています。
A . Students are required to learn basic knowledge about Asia and to have their own point of view on it. Students are supposed to learn at first Asia totally, then to study their own specific theme about Asia.
B. This course intends to foster students' international point of view.
B. This course intends to foster students' international point of view.
到達目標 / Achievement Goal
我々自身の「アジア理解」を深め、アジアの中の日本、世界の中の日本、という認識をより深めること。
Students learn basic knowledge about Asia and have international point of view.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
1. アジアに関する基礎知識と各人なりのアジア認識。
2. 批判的思考力と学習のスキル。
2. 批判的思考力と学習のスキル。
basic knowledge about Asia and students' own point of view on it
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 16 平和と公正をすべての人に(Peace and Justice Strong Institutions)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 0 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 100 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
1.事前学修と事後学修
・事前学習:教科書の、各週講義に該当する部分を読んでおく(約1時間)。
・授業後に(事後学修として)、授業で学んだことを60-90分程度、振返り(復習)することが望ましい。それ以外に、進度に応じ、適宜(学期に2、3回程度)レポートを科します。詳細は第1講にて説明します。
2.〔レポート、課題に対するフィードバック〕
・適宜、クラス全体(または個別)に向けて、授業中などにフィードバックを行う。
3.中央情報センターの活用について:教科書、参考書はすべて情報センターに置いてあります。その他の関連する資料も含め、積極的に利用してください。
学修方法 「百聞は一見に如かず」。
私は21歳の時にベトナム史を志し、その後数年間、ずっと文献でベトナムを研究していました。ようやく26歳になって初めて実際に行くことができました。その時のショックは、目から鱗が落ちるどころではありませんでした。その時はしばらくの間、「自分がいかにベトナムを知らなかったか」と、毎日のように反省させられました。以後周辺諸国に行った際も、いつも「見ると聞くとは大違い」を実感します。 要するに異文化理解には書物から研究するだけでは、あまりに不十分です。各人には学生時代、せめて1度はアジアに実際に行って、自分で見、聞き、嗅ぎ、触り、食べることを期待します。 また普段からありとあらゆる方法でアジアと接するように心がけて下さい。たとえば興味のある地域の言語を勉強したり、その地域の料理を食べたり、作ったり、音楽を聴いたり、その演奏を習ったり・・・。 セミナーの時間にもせめて映像的イメージ(テレビ、映画、写真など)にふれる機会を出来るだけ作りたいと考えています。
・事前学習:教科書の、各週講義に該当する部分を読んでおく(約1時間)。
・授業後に(事後学修として)、授業で学んだことを60-90分程度、振返り(復習)することが望ましい。それ以外に、進度に応じ、適宜(学期に2、3回程度)レポートを科します。詳細は第1講にて説明します。
2.〔レポート、課題に対するフィードバック〕
・適宜、クラス全体(または個別)に向けて、授業中などにフィードバックを行う。
3.中央情報センターの活用について:教科書、参考書はすべて情報センターに置いてあります。その他の関連する資料も含め、積極的に利用してください。
学修方法 「百聞は一見に如かず」。
私は21歳の時にベトナム史を志し、その後数年間、ずっと文献でベトナムを研究していました。ようやく26歳になって初めて実際に行くことができました。その時のショックは、目から鱗が落ちるどころではありませんでした。その時はしばらくの間、「自分がいかにベトナムを知らなかったか」と、毎日のように反省させられました。以後周辺諸国に行った際も、いつも「見ると聞くとは大違い」を実感します。 要するに異文化理解には書物から研究するだけでは、あまりに不十分です。各人には学生時代、せめて1度はアジアに実際に行って、自分で見、聞き、嗅ぎ、触り、食べることを期待します。 また普段からありとあらゆる方法でアジアと接するように心がけて下さい。たとえば興味のある地域の言語を勉強したり、その地域の料理を食べたり、作ったり、音楽を聴いたり、その演奏を習ったり・・・。 セミナーの時間にもせめて映像的イメージ(テレビ、映画、写真など)にふれる機会を出来るだけ作りたいと考えています。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
第1週:イントロダクション今後(特に今学期)のセミナー運営方針の説明。教科書の紹介。
第2週:学生研究発表 1
●使用するケース
テーマ:日本が中国文化の影響を受けなかった場合の、現在のわれわれの生活は、現実とどのように異なっているでしょう?事前課題:「中国文化の影響を受けなかったら?」(クラスルームの第4週課題に添付)を読み、まず自分で下記の1、2を作成する。
1.要約(200字程度)
2.上記のテーマに対する自分の考え(200字程度) 。文字、国家制度、芸術から、衣食住まで、日本文化は中国文化の大きな影響を受けてきました。それらがもし導入されていなかった場合の、現在の日本の生活は、どのようなものか、想像してください。
クラスでは事前課題・配布プリントなどを使い、上記テーマに関するディスカッション(まずグループで、次いでクラス全体で)を行います。またそう考える理由も(できれば複数)挙げてください。
第2日(Day2)
第3週:学生研究発表 2第4週:学生研究発表 3
第3日(Day3)
第5週:学生研究発表 4第6週:学生研究発表 5
第4日(Day4)
第7週:学生研究発表 6第8週:学生研究発表 7
第5日(Day5)
第9週:学生研究発表 8第10週:学生研究発表 9
第6日(Day6)
第11週:学生研究発表 10第12週:学生研究発表 11
第7日(Day7)
第13週:学生研究発表 12第14週:まとめ。論文指導。
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 10 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 10 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 20 % |
予習レポート Preparation Report | 0 % |
小テスト Quizzes / Tests | 20 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 60 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
教科書 Textbook
- 安田 峰俊「「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本」KADOKAWA(2021)978-4041069684
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
木下是雄「理科系の作文技術」中公新書、1981
浜田麻里ほか著『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版、1997,4-87424-127-1
学習技術研究会編著『知へのステップ』くろしお出版、2002,4-87424-247-2
中村武久・中須賀常雄「マングローブ入門」めこん、1998,4-8396-0117-8
アジアプレス・インターナショナル編「アジアの傷 アジアの癒し」4-8331-1055-5
森枝卓士「アジア菜食紀行」講談社現代新書、1998,4-06-149421-x
巌谷国士「アジアの不思議な町」
野村進『アジアの歩き方』講談社現代新書、2001,4-06-149576-3
中村茂樹など「アジアの水辺空間」鹿島出版会、19994-306-07223-1
酒井亨「はー(「口」へんに「合」)日族(ハーリーズー)」光文社、2004,4-334-03248-6
亜洲奈 みづほ『「アジアン」の世紀』中公新書ラクレ, 2004
奥野卓司『日本発イット革命』岩波書店, 2004、4-00-024233-4
アジア太平洋資料センター『徹底解剖100円ショップ』コモンズ, 2004、4-906640-74-5
江上剛『戦いに終わりなし―最新アジアビジネス熱風録』文藝春秋, 2008/04, 4163701001
大塚茂『アジアをめざす飽食ニッポン』家の光協会, 2005/06, 4259546767
大泉啓一郎「老いてゆくアジア」 (中公新書 1914) (2007/09) ISBN-10: 4121019148
宮崎正勝「 グローバル時代の世界史の読み方」(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー183) (2004/11) ISBN-10: 4642055835
マーヴィン・> ハリス『食と文化の謎』岩波現代文庫, 2001/10, ISBN-10: 4006030469
小泉武夫『 発酵は力なり―食と人類の知恵』 日本放送出版協会 NHKライブラリー, 2004/05, ISBN-10: 4140841834
佐藤洋一郎『 稲の日本史』 角川書店 角川選書, 2002/06, ISBN-10: 4047033375
石弘之『地球・環境・人間(2)』 岩波科学ライブラリー, 2008/02, ISBN-10: 4000074814
佐藤 洋一郎 , 渡邉 紹裕 「塩の文明誌―人と環境をめぐる5000年」 NHKブックス 2009
田中 優子 グローバリゼーションの中の江戸 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) 新書 – 2012/6/21 ISBN-13: 978-4005007172
村上 隆 金・銀・銅の日本史 (岩波新書) 新書 – 2007/7/20 ISBN-13: 978-4004310853
石毛 直道 世界の食べもの――食の文化地理 (講談社学術文庫) 2013/5/10 4062921715
張 競「中華料理の文化史」筑摩書房(ちくま文庫)(2013)
末廣昭「変容するアジアの、いま」弦書房 (2016)978-4863291409
大泉 啓一郎 「新貿易立国論 」文春新書(2018)978-4166611706
浜田麻里ほか著『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版、1997,4-87424-127-1
学習技術研究会編著『知へのステップ』くろしお出版、2002,4-87424-247-2
中村武久・中須賀常雄「マングローブ入門」めこん、1998,4-8396-0117-8
アジアプレス・インターナショナル編「アジアの傷 アジアの癒し」4-8331-1055-5
森枝卓士「アジア菜食紀行」講談社現代新書、1998,4-06-149421-x
巌谷国士「アジアの不思議な町」
野村進『アジアの歩き方』講談社現代新書、2001,4-06-149576-3
中村茂樹など「アジアの水辺空間」鹿島出版会、19994-306-07223-1
酒井亨「はー(「口」へんに「合」)日族(ハーリーズー)」光文社、2004,4-334-03248-6
亜洲奈 みづほ『「アジアン」の世紀』中公新書ラクレ, 2004
奥野卓司『日本発イット革命』岩波書店, 2004、4-00-024233-4
アジア太平洋資料センター『徹底解剖100円ショップ』コモンズ, 2004、4-906640-74-5
江上剛『戦いに終わりなし―最新アジアビジネス熱風録』文藝春秋, 2008/04, 4163701001
大塚茂『アジアをめざす飽食ニッポン』家の光協会, 2005/06, 4259546767
大泉啓一郎「老いてゆくアジア」 (中公新書 1914) (2007/09) ISBN-10: 4121019148
宮崎正勝「 グローバル時代の世界史の読み方」(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー183) (2004/11) ISBN-10: 4642055835
マーヴィン・> ハリス『食と文化の謎』岩波現代文庫, 2001/10, ISBN-10: 4006030469
小泉武夫『 発酵は力なり―食と人類の知恵』 日本放送出版協会 NHKライブラリー, 2004/05, ISBN-10: 4140841834
佐藤洋一郎『 稲の日本史』 角川書店 角川選書, 2002/06, ISBN-10: 4047033375
石弘之『地球・環境・人間(2)』 岩波科学ライブラリー, 2008/02, ISBN-10: 4000074814
佐藤 洋一郎 , 渡邉 紹裕 「塩の文明誌―人と環境をめぐる5000年」 NHKブックス 2009
田中 優子 グローバリゼーションの中の江戸 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) 新書 – 2012/6/21 ISBN-13: 978-4005007172
村上 隆 金・銀・銅の日本史 (岩波新書) 新書 – 2007/7/20 ISBN-13: 978-4004310853
石毛 直道 世界の食べもの――食の文化地理 (講談社学術文庫) 2013/5/10 4062921715
張 競「中華料理の文化史」筑摩書房(ちくま文庫)(2013)
末廣昭「変容するアジアの、いま」弦書房 (2016)978-4863291409
大泉 啓一郎 「新貿易立国論 」文春新書(2018)978-4166611706
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
平均前後だったので、今後はより良い結果を得られるよう励みます。
担当教員のプロフィール About the Instructor
文学修士 東京大学
研究分野:アジア史、東南アジア社会
研究分野:アジア史、東南アジア社会
M.A. University of Tokyo
Asian history, Society in Southeast Asia
Refereed Articles
- (2016) Vietnamese History Seen from the Mountain Areas. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS