マーケティングとは、消費者のニーズや市場環境、競争環境の変化などに適切に対応して、製品やサービスを開発し、提供するための企業活動全体を含む広範な概念である。本講義では、基礎的な理論を内外の事例を交えながら、マーケティングの基本的な考え方を習得する（NUCBフロンティア力：基盤力、実践的思考力の養成）。また、「マーケティング･マネジメント」の学習をよりスムーズに理解することを可能にする役割も果たしている。両科目は独立しているが、はじめに、TERM 1で「マーケティング論２」、つぎにTERM 2の「マーケティング･マネジメント」の順に受講することを勧める。 学修目標は講義, クラス討議とケースを通して、LG-1（批判的思考力）、LG-2（多様性の意識）、LG-3（企業倫理と持続可能性）、LG-4（効果的なコミュニケーション）を目指す。

While meeting with the consumer needs and market conditions, and appropriately responding to such changes in the competitive environment, marketing is to develop products and services. Also, it is a broad concept including the whole business activities to provide. In this course, while the underlying theory sprinkled the inside and the outside of the case, students learn the basic idea of marketing (NUCB frontier power: foundation power; practical thinking and training). Also, it plays a role which allows for students to understand "Marketing Management" more smoothly. Although the two courses are independent, it is recommended to take the "Marketing 2" of the Term 1, and then "Marketing Management" of the Term 2. Goals of this course are LG-1 (Critical thinking for frontier spirit), LG-2 (Diversity awareness), LG-3 (Business ethics and sustainability), and LG-4 (Effective communication skills) through lectures, class discussions, and cases.

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

1．学生は、4P (Product, Price, Place, Promotion)によってマーケティング論の基本構造を理解することができる。
2．学生は、その応用として、企業のマーケティング行動は、自然環境から市場環境まで、個別企業を取り巻く環境への対応結果として理解できるようになる。
3. 学生は、中でも、APSカメラのケースから個別企業が受ける企業間、業種間、国際間の環境変化からの影響を学ぶ。また、サントリーのケースを通して、日本の商人／起業家の精神を学ぶことができる。

1. Students can understand the basic structure of marketing theory by 4P (Product, Price, Place, Promotion).
2. Students can understand marketing behavior of companies as a result of adapting to the environments (from the natural environment to the market environment) surrounding individual companies.
3. Students learn the influence of environmental change between enterprises, inter-industry types, and international companies, which individual companies receive from the case of APS cameras. Also, students can learn the Japanese merchant's/entrepreneur's spirit through Suntory case.

教育手法 Teaching Method		% of Course Time
インプット型 Traditional		50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning	ケースメソッド Case Method	40 %
	フィールドメソッド Field Method	10 %
合計 Total		100 %

●授業中の質問・発言、ケース・フィールドメソッドでの発表、発言などを回数と内容で評価します。
●毎回の授業前に、ケースを理解するのに必要な知識として「コース文書」のppt教材を読んで授業に臨んでください。ケースと直接関係の無いこともあります。しかし、このターム中に自分の不足している知識を充足するためのものです。授業中に必要な所を取り上げることもあります。
●毎回授業の最後に、受講シートに、１.　本日の授業・ケースで学んだトピック、２.　当日のケースの予習による発言のためのメモ、特にケースの概要のメモ登場人物、企業、そして問題状況など。３．質問のある場合は、質問事項、簡潔に書いて提出してもらいます。
● クラスの発言は、論理的、批判的、建設的な発言を期待します。ケースの概要は特に大切なので最大5点。
毎週重要箇所の講義があり、事例・ケースを用いて講義の内容の理解を深めます。
● 定期試験は、講義内容とケース・フィールドメソッドの内容から出題します。

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。

講師用内規準拠 Method of Assessment	Weights
コールドコール Cold Call	0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution	20 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total	20 %
予習レポート Preparation Report	30 %
小テスト Quizzes / Tests	0 %
シミュレーション成績 Simulation	0 %
ケース試験 Case Exam	0 %
最終レポート Final Report	0 %
期末試験 Final Exam	50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment	0 %
合計 Total	100 %

評価の留意事項　Notes on Evaluation Criteria

評価配分
–受講シート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・30%
–Case/Short Case, 授業中の発言／発表・・・・・ 20%
–定期試験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50%
その他、講義・ケース関連で5分間程度の発表（pptなど）も上記枠外で加点しますので事前に相談してください。

• 和田充夫、恩蔵直人、三浦俊彦「マーケティング戦略；第5版　」有斐閣アルマ（2016）9784641220782

［１］小川 孔輔『マーケティング入門』日本経済新聞出版社, 2009年, ISBN-10: 4532133696; ISBN-13: 978-4532133696．
［２］青木幸弘，恩蔵直人『製品・ブランド戦略』有斐閣アルマ，2004年，ISBN-10: 4641122318; ISBN-13: 978-4641122314.
［３］京都産業大学経営学部編『マネジメントを学ぶ』ミ ネルヴァ書房，2008年， ISBN-10: 4623050629；I SBN-13: 978-4623050628．
［４］緒方智之『鈴木敏文　考える原則』日本経済新聞出版社, 日経ビジネス人文庫, 2005年, ISBN-10: 4532192927, ISBN-13: 978-4532192921.
［５］緒方智之,田口香世『セブン-イレブンだけが何故勝ち続けるのか？』 日本経済新聞出版社,日経ビジネス人文庫 お5-3、2014年, ISBN:9784532197186．
［６］伊集院 静 (著) 琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎 単行本 – 2017/10/5
［７］伊集院 静 (著) 琥珀の夢 下 小説 鳥井信治郎 単行本 – 2017/10/5

授業調査は、最終授業でアンケートによって実施されますので次年度の授業に反映されます。
そこで、この授業中で改善して欲しい点などは途中で遠慮なく授業中の発言、授業後、受講シートにて申出てください。
オフィスアワー（火曜日2限）もありますのでメールでアポイントを取って活用してください。

Refereed Articles

• (2015) Statistical research on evaluation of animation CM. Kyoto Sangyo University essays. Social science series (32): 0287-9719