シラバス Syllabus

授業名 SEMINAR 1
Course Title SEMINAR 1
担当教員 Instructor Name 趙 貴花(Guihua Zhao)
コード Couse Code NUC087_N20A
授業形態 Class Type 演習 Practicum
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language EN
科目区分 Course Category
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2020 UG Nisshin Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

1)セミナーの基本方針
 本セミナーでは、グローバルな視野を持ち、異なる他者を理解し、自分をもっと理解することを目指します。そのために今自分の周りでは何が起きているのか、隣国では何が起きているのか、世の中では何が起きているのかを日頃から関心を持って観察し、考えを深めることが必要になります。

2)セミナーの目的
 グローバリゼーションの進展とともに、地球規模でのヒト・モノ・カネ・情報がめまぐるしく交差する今日において、社会の複雑化、文化の流動化、人々の移住や労働形態、教育、メディアなどの多様化が急速に進展しています。本セミナーでは、こうした変化の激しい時代を生き抜くために、多様な考え方や生き方を理解し、自ら学び、深く考え、創造的に取り組む力を養うことを目的とします。
 セミナーでは受講生たちが互いに良い関係を作り、他のセミナーの学生たちや先輩・後輩との繋がる機会を作ることで、より良い大学生活と社会進出のための助け合う関係を築いていきます。

3)セミナーの研究内容
 セミナーのテーマは「アジアの社会と文化」ですが、アジア地域に限定するものではありません。日本のマンガ・アニメの世界的な広がり、K−POPの爆発的なブーム現象、アジアにおける移民やアジアを出身地とする世界各地の移民の生活の実態などさまざまなトピックを研究テーマにすることができます。研究方法としては文化人類学の方法を用います。セミナーではアジアにおける言語、文化、教育、政治、経済、宗教などに関する文献を読み、社会問題や文化現象及びその背景について検討し、その中でセミナー生たちは各自興味のある課題を見つけて卒論としてまとめていきます。セミナーではフィールドワークを行い、インタビューを実施することで研究調査方法を身につけます。

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes


セミナーでは、卒業論文の執筆に必要な知識を拡大し、情報収集力とプレゼンテーション力を身につけ、自分の意見を述べると同時に他人の意見にも耳を傾けることで学び合い、議論や対話をする力を養います。また、本セミナーではグローバル化時代に必要な語学力を重視し、中国語や韓国語などの第二言語(あるいは第三言語)の習得の機会を設けます。

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 30 %
フィールドメソッド Field Method 40 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

毎回の授業で紹介される次回授業の文献・資料を熟読し、授業に出席することです。
授業後に授業の内容をまとめたメモを作成してください。
レポートのフィードバックについては、必要に応じて講義内でコメントをつけて返却するかオフィスアワーに研究室で個別に指導します。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

1. 自己紹介、セミナーの進め方などについて話す。
2. 卒業論文の課題をめぐって各自興味のあることを話し、関連する文献を探す。

第2日(Day2)

1. プレゼンテーションを行い、それに対して議論を行う。
2. プレゼンテーションを行い、それに対して議論を行う。

第3日(Day3)

1. プレゼンテーションとディスカッション
2. プレゼンテーションとディスカッション

第4日(Day4)

1. 調査研究方法について話す。
2. グループに分けてフィールドワークを行う。


第5日(Day5)

1. アジアの言語を学ぶ。
2. ほかのセミナーと交流する。

第6日(Day6)

1. フィールドワークの成果を報告し、受講生全員で議論を行う。
2. フィールドワークの成果を報告し、受講生全員で議論を行う。

第7日(Day7)

1. 異文化体験をする。
2. レポートの作成。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 30 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

授業中の挙手発言と個人発表を高く評価する。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • ベネディクト・アンダーソン/ 白石隆・白石さや「定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行」書籍工房早山(2008)978-4904701089

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]箕浦 康子:『フィールドワークの技法と実際―マイクロ・エスノグラフィー入門』ミネルヴァ書房 (1999)978- 
  4623030040

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

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担当教員のプロフィール About the Instructor 

・学位と取得大学
修士(教育学)東京大学
博士(教育学)東京大学
・研究分野
教育人類学、アジア研究、移民研究
・主な著書
『移動する人びとの教育と言語:中国朝鮮族のエスノグラフィー』2016、趙貴花、三元社
・主な論文
「元日本留学生の朝鮮族の国際移動と子どもの教育:転校をめぐる教育戦略と葛藤」『東アジア教育研究』第7巻、
 2019年1月
「高学歴中国朝鮮族の移動:先を見つめる子育てとハイブリッド・アイデンティティ」日本国際文化学会編『イン
ターカルチュラル11』、2013年3月





Refereed Articles

  • (2023) Bilingual education in a globalized age: An ecological perspective on two Chosonjuk schools in China. International Journal of Bilingual Education and Bilingualism (Online first):
  • (2021) Migrants and Their Languages in East Asia. Annual Review of the Japan Society for Intercultural Studies 19 978-4-86258-119-8
  • (2019) International Migration of Ex- International Students of the Korean Chinese parents and Their Children Education: Educational Strategies and Conflicts on Transfer. The Journal of East Asian Educational Research 7
  • (2013) Education and Language of Migrants: An Ethnography of Korean Chinese. The University of Tokyo






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