授業名 | クリティカルシンキング 1 |
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Course Title | Critical Thinking 1 |
担当教員 Instructor Name | 齋藤 崇治(Takaharu Saito) |
コード Couse Code | NUC084_N24A |
授業形態 Class Type | 演習 Practicum |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 共通専門教育科目200系 / Specialized Subject 200 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Spring |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
「クリティカルリンキング1」は、本学の教育方針である「師弟同行」に基づき、セミナー形式で行ないます。本セミナーはアクティブラーニングによって、本学の建学の精神である「フロンティア・スピリット」及び世界的な視野などのビジネス界に貢献できる能力を持った先導者や起業家を育成するうえで不可欠な、実践的思考力、主体的行動力、発展的コミュニケーション力を修得することを目標としています。
Critical Thinking 1 is a seminar course based on the university's educational policy of “Shitei-Doko/Dogyo (teacher and student studying together)”. Through active learning, this seminar aims to help students acquire the practical thinking skills, initiative, and advanced communication skills that are essential for them to become leaders and entrepreneurs who are equipped to contribute to the business world with a global perspective and the university’s founding motto of “Frontier Spirit”.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本セミナーの意義は、大学での4年間の学修を始めるにあたって、まず自らの将来計画を立て、そのために大学生活で何をなすべきか考えるところにあります。近年、就職は一層厳しさを増しており、1年次セミナーで将来を見据えた行動計画を立てて、4年間を通して充実した学生時代を送ることが極めて重要です。本セミナーでは、本学の建学の精神や教育方針への理解を深め、レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方、グループワークの仕方、及び本学の特色であるケースメソッド教育の基本を学びます。これらの学びを通して、学生としての基礎力を身に付け、様々なことに積極的に関与できる主体性を養います。
本学が推進するアクティブラーニングとは、一方向的な授業で知識を詰め込むインプット型の学修ではなく、グループ学修やディスカッションを活用したアウトプット型の学修スタイルを指します。様々な教材をもとに、課題にどう対応すべきか議論することで、一人では思いつかなかった視点や考え方に気づくなど有意義な学修体験が可能となります。
本学が推進するアクティブラーニングとは、一方向的な授業で知識を詰め込むインプット型の学修ではなく、グループ学修やディスカッションを活用したアウトプット型の学修スタイルを指します。様々な教材をもとに、課題にどう対応すべきか議論することで、一人では思いつかなかった視点や考え方に気づくなど有意義な学修体験が可能となります。
The significance of this seminar is that it provides students with the opportunity to make a plan for their future goals and think about what they should do to achieve them during their university life at the beginning of their four-year studies at NUCB. In recent years, the job hunting situation has become even more competitive, and it is extremely important to make an action plan for the future in the first year seminar and to have a fulfilling academic life throughout the four years. In this seminar, students will deepen their understanding of our university's founding spirit and educational policy and learn how to write essays, make presentations and do group work as well as the basics of case method education, which is the distinctive feature of our education. Through these learning experiences, students acquire basic academic skills and develop their initiative to be actively involved in a variety of activities.
Active learning at NUCB refers to an output-based learning style that utilizes group study and discussion rather than an input-based learning style where knowledge is crammed into students in a one-way class. By discussing how to deal with issues based on various teaching materials, students can have meaningful learning experiences such as realizing different perspectives and ways of thinking that they would not have thought of on their own.
Active learning at NUCB refers to an output-based learning style that utilizes group study and discussion rather than an input-based learning style where knowledge is crammed into students in a one-way class. By discussing how to deal with issues based on various teaching materials, students can have meaningful learning experiences such as realizing different perspectives and ways of thinking that they would not have thought of on their own.
到達目標 / Achievement Goal
・アクティブラーニングとはどのようなものか説明することができる
・主体的に学修に取り組むことができる
・様々な課題に対して、自ら考え、問題を発見することができる
・自らの意見を論理的に述べることができる
・主体的に学修に取り組むことができる
・様々な課題に対して、自ら考え、問題を発見することができる
・自らの意見を論理的に述べることができる
Upon successful completion of this seminar, students will be able to:
-Explain what active learning is
-Engage in independent study
-Think independently and discover problems in response to various issues
-Express their ideas logically
-Explain what active learning is
-Engage in independent study
-Think independently and discover problems in response to various issues
-Express their ideas logically
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG7 International Perspectives (BA)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG7 International Perspectives (BA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
・建学の精神や教育方針(アクティブラーニング)への理解
・レポートの書き方の基本
・プレゼンテーションの仕方の基本
・グループワークの仕方の基本
・ケースメソッド教育の基本
・ 主体的学修力
・レポートの書き方の基本
・プレゼンテーションの仕方の基本
・グループワークの仕方の基本
・ケースメソッド教育の基本
・ 主体的学修力
-Understanding of the university's founding spirit and educational policy (active learning)
-Basics of academic writing
-Basics of presentation skills
-Basics of group work
-Basics of case method education
-Ability to learn proactively
-Basics of academic writing
-Basics of presentation skills
-Basics of group work
-Basics of case method education
-Ability to learn proactively
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 20 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 80 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
〔中央情報センター(図書館)の活用について〕
・クラスでの予習・復習、プレゼンテーションやレポート作成等において、随時活用すること。
〔事前・事後学修について〕
・ケースは必ず事前にアサインメントを提出すること。そのために、予習は60-90分程度必要となる。
・授業後に(事後学修として)、授業で学んだことを60-90分程度、振返り(復習)することが望ましい。
〔レポート、課題に対するフィードバック〕
・適宜、クラス全体(または個別)に向けて、授業中などにフィードバックを行う。
・クラスでの予習・復習、プレゼンテーションやレポート作成等において、随時活用すること。
〔事前・事後学修について〕
・ケースは必ず事前にアサインメントを提出すること。そのために、予習は60-90分程度必要となる。
・授業後に(事後学修として)、授業で学んだことを60-90分程度、振返り(復習)することが望ましい。
〔レポート、課題に対するフィードバック〕
・適宜、クラス全体(または個別)に向けて、授業中などにフィードバックを行う。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
第1週:大学を知る・他者を知る:NUCBを知る、自己紹介本学のLMS(グーグルクラスルーム)・キャンパス掲示板の使い方(スマートフォン)
第2週:教育プログラムとマナー:大学内外の教育プログラム、アポイントメント・研究室訪問の仕方
大学図書館#とデータベース:大学図書館、データベースの使い方(資料の探し方)、本の読み方、ノートの取り方
ライティング:レポートの書き方(1):レポートの基礎、構成、組み立て、問いの立て方
#Day2-7のいずれかの日程で、大学図書館(=情報センター)に訪問し、講義・実習。
第2日(Day2)
第3週:ライティング:レポートの書き方(2):レポート資料の探し方、論理的に書く、文章表現の仕方、参考文献の書き方第4週:ライティング:レポートの書き方(3):パラグラフライティング、レジュメの作り方
ケースメソッド(1):アクティブラーニング、グループワーク、ディスカッション、ケースメソッド
●使用するケース
第4週:「大学で学ぶとは?」(山本裕子先生作成)第3日(Day3)
第5週:ケースメソッド(2):発言の作法第6週:将来プランを描こう(1):自分を知る、キャリアアンカー(マインドマップの紹介)
●使用するケース
第5週:「星空川からのSOS!!」(山本裕子先生作成)第4日(Day4)
第7週:将来プランを描こう(2):キャリアデザイン、プランニングPCに慣れる(1):本学のLMS(グーグルクラスルーム)及びZoomの使い方、メールのマナーと書き方、及び署名の設定
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第8週:PCに慣れる(2):本学のLMS、メールの使い方の復習
第5日(Day5)
第9週:【復習】ライティング:レポートの書き方(1):レポートの基礎、構成、組み立て、問いの立て方第10週:【復習】ライティング:レポートの書き方(2):レポート資料の探し方、論理的に書く、文章表現の仕方、参考文献の書き方
第6日(Day6)
第11週:【復習】ライティング:レポートの書き方(3):パラグラフライティング、レジュメの作り方第12週:プレゼンテーション(1):効果的なプレゼン・ディベートの仕方
第7日(Day7)
第13週:プレゼンテーション(2):プレゼン/ディベート(どちらか、または両方の演習)第14週:プレゼンテーション(2):プレゼン/ディベート(どちらか、または両方の演習)
●使用するケース
第13週:「英語ができないとダメですか?」(北村貴先生作成)成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 80 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 80 % |
予習レポート Preparation Report | 20 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
本授業は「最終レポート」「期末試験」を実施せず、ケースアサインメント及び授業内での挙手発言の質・量などにより、成績の評価を行います。教科書 Textbook
- 世界思想社編集部 編「大学生 学びのハンドブック[6訂版]」世界思想社(2024)9784790717911
- バーバラ・ミント 著、山崎 康司 訳「考える技術・書く技術 ワークブック〈上〉」ダイヤモンド社(2006)9784478733196
- バーバラ・ミント 著、山崎 康司 訳「考える技術・書く技術 ワークブック〈下〉」ダイヤモンド社(2006)9784478733202
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
・バーバラ・ミント『考える技術・書く技術 新版』ダイヤモンド社、1999年、ISBN978-4478490273
・牧田幸裕『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 01 経営戦略とマーケティング』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799325834
・高木晴夫『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 02 リーダーシップ』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799325841
・小山龍介『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 03 ビジネスモデル』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799326640
・岩澤誠一郎『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799326718
・牧田幸裕『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 01 経営戦略とマーケティング』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799325834
・高木晴夫『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 02 リーダーシップ』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799325841
・小山龍介『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 03 ビジネスモデル』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799326640
・岩澤誠一郎『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年、ISBN978-4799326718
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
授業調査の結果を受けとめ、よりよい授業を目指します。
担当教員のプロフィール About the Instructor
名古屋商科大学専任講師。東京大学修士(法学)。主に、アメリカ大統領の政府内政治(対官僚)と政府間政治(対議会)を、計量分析の手法を用いて研究している。論文に、「危機における政策形成: 省庁間調整かホワイトハウス内調整か」『季刊行政管理研究』、「1960 年 –80 年代における大統領の 省庁間調整活用の変容」 『アメリカ太平洋研究』などがある。
Takaharu Saito is Assistant Professor at Nagoya University of Commerce and Business. Takaharu’s research studies the presidency and bureaucracy in advanced democracies with a specific focus on the United States and Japan. Recently, he studies how interagency coordination of federal agencies affects the president's control over bureaucracy in the U.S. Takaharu uses a broad range of methods in his research, including machine learning (natural language processing), causal inference and formal models.
(実務経験 Work experience)
2023年4月-現在. 名古屋商科大学専任講師
2022年10月-2023年3月. 東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員
2019年4月-2022年9月. 日本学術振興会特別研究員(DC1)
2022年4月-2022年9月. 日本国際問題研究所若手客員研究員
2020年8月 - 2021年6月 University of California Berkeley Center for Japanese Studies 客員研究員
2022年10月-2023年3月. 東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員
2019年4月-2022年9月. 日本学術振興会特別研究員(DC1)
2022年4月-2022年9月. 日本国際問題研究所若手客員研究員
2020年8月 - 2021年6月 University of California Berkeley Center for Japanese Studies 客員研究員
2023 - Curr. Assistant Professor at Nagoya University of Commerce and Business
2022 - 2023. Project Researcher at the University of Tokyo Graduate School for Humanities and Sociology
2019 - 2022 Research Fellow at Japan Society for Promotion of Science
2022 Young Visiting Fellow at Japan Institute of International Affairs
2020- 2021 Visiting Scholar at the University of California at Berkeley’s Center for Japanese Studies