シラバス Syllabus

授業名 インターンシップ論
Course Title Thinking Internship for Career
担当教員 Instructor Name 亀倉 正彦(Masahiko Kamekura)
コード Couse Code NUC077_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 共通専門教育科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学のミッションステートメントは『名古屋商科大学のミッションは、"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることです。名古屋商科大学の学生は、新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している。』です.本科目は,フロンティアスピリットと倫理観を兼ね備えつつインターンシップに臨む上での気を付けるべき心構えを学び,自分の将来のキャリアプランのイメージをつかむことを狙いとしています.文部科学省の留学生就職促進教育プログラムに含まれます.
Our Mission Statement is as follows: “Our mission is to educate innovative and ethical leaders who possess a ‘Frontier Spiritʼ and to create knowledge that advances business and society. Our undergraduate students will have the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world.” In this course students learn the attitude toward internship and career development with Frontier Spirit and ethical insights, so that students can clearly image their own career plan after graduation. This course is included in 'the educational program for enhancing employability of foreign students'.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本科目は、特に国内のインターンシップやボランティアに参加して単位認定する上で,事前に受講しなければならない科目である。本科目の目的は,各学生が自身の「マイフロンティア」を形成することであり,そのために「学生のうちにインターンシップに行くのはなぜか」「自分は将来どのようなキャリアを形成したいのか」「キャリア形成のために自分は大学時代をどのように過ごせばよいのか」「そもそも働くとはどういうことなのか」などについて問いを重ねます.また,類似の形態であるボランティアやアルバイトと比べて,インターンシップがどのような特徴や本質があるのかについても学びます.
This course is set as a compulsory course students must register in advance of internship/volunteer activities with degrees. Course goal is to form student's own 'My-Frontier', that is, students think about various questions such as "why we go and do internship in our schooldays", "what career we are going to develop", "how we spend schooldays in order to realize the ideal career development plan", "what is work as it is", and so on. Students learn the subtle difference among such similar activities as volunteer, part-time job ("arubaito"), and internship.

到達目標 / Achievement Goal

この科目を受講することで「多角的な視点から自分の将来を考え,目的意識を持つ」とともに,「その目的のためにインターンシップという選択肢を選ぶべきなのかどうか」,「もしインターンシップに行くなら,どのような点に気を付けて取り組めば効果的な活動ができるのか」ことを考えることで自分のキャリア形成につなげることができます.

By studying this course, students will be able not only to think about their own work in future and develop their own career vision, but also to make their career development by thinking about "whether to take a choice of "doing internship" or not" or "what to prepare in advance for them to make internship effective".

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

インターンシップに関する国などの政策動向,全国的な実施状況に関するデータ,インターンシップの類型などについての知識.その知識を自身のキャリア形成に結び付ける思考スキル.

Knowledge such as the latest policy change of internship, data of national implementation status, typology of internship. Skills such as thinking and judging in the various decision opportunities toward student's own career development.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 40 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

予習・復習は、授業時間と同じ時間数(授業200分/週の場合、予習200分/週、復習200分/週)を目安に行なってください.インターンシップとキャリア形成は,個人が一人ひとりで考え抜いて行動し,そして積み上げていくものです.したがって,学生の皆さんが考えたことについて担当教員の目線であれこれフィードバックすることはミスリードになる恐れがあるためこれをしません.むしろ,同じ受講学生同士で意見交換し,同じ対等の立場でぶつかり合い,磨き上げるような機会を多くつくるつもりですし,皆さんもこの機会を大切にしてください.但し,自分とは異なる視点をどれだけ吸収することができたのかは,逆説的に自分の成長を測るうえで必要不可欠だと考えますので,ここはしっかりと指導し評価していくつもりです.中央情報センター(図書館)には参考図書が所蔵されているため、積極的な使用を推奨します.

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

01 オリエンテーション 教科書a
 本科目の趣旨説明。教科書を説明。グループ形成。
02 ワーク1
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
case1. ぷよぷよ

第2日(Day2)

03 プレゼン1
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。
04 教科書b
 教科書から学びを得る。予習と授業中の積極的な意見を求める。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
case2. 武蔵工業

第3日(Day3)

05 ワーク2
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。
06 プレゼン2
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。

●使用するケース
case3. チェスコム

第4日(Day4)

07 教科書c
 教科書から学びを得る。予習と授業中の積極的な意見を求める。最後は質疑応答時間を設ける。
08 ワーク3
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
case4. 丸井グループ

第5日(Day5)

09 プレゼン3
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。
10 教科書d
 教科書から学びを得る。予習と授業中の積極的な意見を求める。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
case5. 古墳カフェ

第6日(Day6)

11 ワーク4
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。
12 プレゼン4
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。

●使用するケース
※最後の2回は対面かオンラインにより,授業の進行を調整します.

第7日(Day7)

13 総復習
 教科書に関する総まとめのレクチャーを中心にして、知識の定着を図るとともに、グループ作業を行い、自分にとっての学びと今後の発展についての検討をする。これは、次週の最終授業につながっていくステップになる。個人のまとめを中心とする振返りとして、次回の個人発表へのつなぎとする。
14 クロージング・個人発表
 半期間の授業を振り返りながら、各市町の取組みを総括し、今後の発展に向けての展望を総括する。また、各学生の今後の学びについて、教科書を基にしてヒントと示唆を与え、授業のまとめとする。個人発表を実施する。自主的な参加を期待する。

●使用するケース
※最後の2回は対面かオンラインにより,授業の進行を調整します.

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 30 %
予習レポート Preparation Report 25 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 15 %
期末試験 Final Exam 30 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・予習レポート(25)は,各回授業アンケート[グループワーク報告(10)・予習提出(10)・各回授業振返り(5)]を含みます.
・授業内での挙手発言(30)は,ケースのクラス討論(15)やその他の意見発言(15)などクラス貢献を評価します.
・最終レポート(15)は,単元ごとに実施するプレゼン(※希望者のみ)を評価します.
・期末試験(30)は定期試験として評価します.
※1回の発言の最高獲得ポイントは5ポイントです.評価ポイントは「何か新しい視点をクラスに提供したか」です.
※挙手発言したのになかなか当たらない場合,アンケートにその旨を申し出てください.可能な範囲になりますが配慮します.機会均等の観点から,初発言を優先することがあることをご承知おきください.

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 古閑 博美 (編集), 牛山 佳菜代 (編集) 「最新インターンシップ: ニューノーマル時代のキャリア形成」学文社(2023)978-4762032141

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 渡辺三枝子, 久保田慶一(編)『はじめてのインターンシップ 仕事について考えはじめたあなたへ』アルテスパブリッシング, 2011年, ISBN-13: 978-490395141
[2] 高良 和武 (監修)『インターンシップとキャリア―産学連携教育の実証的研究』学文社, 2007年, ISBN-10: 4762016950
[3] 坂本 直文『「企業研究・インターンシップ・事前調査」 (就活まとめるノート) 』学研教育出版、2014年, ISBN-10:4054060986
[4] 日本インターンシップ学会関東支部 (監修)『インターンシップ入門 -就活力・仕事力を身につける-』玉川大学出版部、2015年、ISBN-10: 4472404931
[5] 古閑博美 (編集) 『インターンシップ:キャリア形成に資する就業体験』学文社、2015年、ISBN-10: 4762025291
[6] MarkeZine編集部 (編集) 『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』翔泳社, 2012年, ISBN-13: 978-4798128573
[7] 伊藤 羊一 (著) 「1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」SBクリエイティブ(2018)978-4797395235
[8] 見舘 好隆 (監修), 保科 学世 (著)「新しいキャリアデザイン: ニューノーマル時代をサバイブする」九州大学出版会(2021)978-4798503059
[9] 岡茂信(ジョブアナリスト) (著), 才木弓加(就職アドバイザー) (著), 美土路雅子(キャリアコンサルタント) (著)「マイナビ2023 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド インターンシップ 仕事のホントを知る! 見る! 考える! (マイナビオフィシャル就活BOOK)」マイナビ出版(2021)978-4839976422

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

学生の要望を汲み上げつつより良い授業を目指します。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程 単位取得
慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程 修了 修士(商学)
慶応義塾大学商学部商学科 修了 学士(商学)

専門テーマ: 経営学、経営資源論、地域活性化、アクティブラーニング

(Doctoral course credit earned completely): Keio University: Graduate School of Business and Commerce
M. A. in Business and Commerce: Keio University: Graduate School of Business and Commerce
B. A. in Business and Commerce: Keio University: Faculty of Business and Commerce

Specialized in management administration, Resource-Based View of the Firm, regional revitalization, and active learning in education

(実務経験 Work experience)

2018- にっしん観光まちづくり協会 相談役
2019- 瀬戸信用金庫地域振興協力基金 理事

2018- Nisshin City Tourism Association, Senior Advisor
2019- Seto Shinkin Bank Foundation for Local Development, Director

Refereed Articles

  • (2022) Utilizing the Intellectual Heritage of General Education --Internship Programs as Liberal Education--. Journal of Japan Association for College and University Education 44(2):
  • (2020) In Search of the New Model of Commercial High School Education. The Journal of Business Education 30 2434-6470
  • (2019) Application of allotted analytic Hierarchy process (aAHP) in group decision making problem. Journal of Global Business Society 5 2186-2117
  • (2018) Utilizing the intellectual heritage of the General Education (10). Journal of Japan Association for College and University Education 40(2): ISSN 1344-2449
  • (2018) A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Journal of Global Business Society 4(1): 2186-2117

Refereed Proceedings

  • (2019). Managing Conflicting / Concurrent Values in Interorganizational Relations. Transactions of the Academic Association for Organizational Science, Vol.8, No.1, p.240-246 .The Academic Association for Organizational Science. 1. 3. Komazawa University
  • (2018). A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Global Business Society .Global Business Society 9th Symposium . 1. 3. Osaka city University
  • (2018). Utilizing Intellectual Heritage of General Education (#10). Monograph of Japan Association for College and University Education 40th Annual Conference .Japan Association for College and University Education. 1. 3. Tsukuba University






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