シラバス Syllabus

授業名 ADVANCED JAPANESE COMMUNICATION IN MULTICULTURAL CONTEXTS B
Course Title ADVANCED JAPANESE COMMUNICATION IN MULTICULTURAL CONTEXTS B
担当教員 Instructor Name 栗木 久美(Kumi Kuriki)
コード Couse Code NUC008_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language EN
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
教養教育科目 / Liberal Arts
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

この授業では、学生は日本語のライティングスキルを学ぶことにより、自国の情報を発信するなどビジネス界や社会の発展に寄与できる力や「新時代のアジアと世界をつなぐ能力」を身につけることができる。

In this course, students will learn Japanese writing skills, enabling them to contribute to the development of business and society by sharing information about their own country, as well as developing "the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world".

授業の目的(意義) / Importance of this course

この授業は、日本語上級レベルの留学生がアカデミック・ライティング、およびビジネス・ライティングのスキルを身につけることを目的としています。
この授業の学習目標は、LG1(批判的思考)、LG4(効果的なコミュニケーション)、およびLG7(国際的な視点から多様な問題の解決に取り組むことができる)です。 コース評価は、NUCBディプロマポリシーによります。
この授業では、学習目標を達成するために、ケースメソッドを使用してクラスディスカッションを行います。 授業にに参加する学生は、事前レポートを作成する必要がある場合があり、クラスのディスカッションに参加することが求められます。

This course is designed for advanced students to develop academic and business writing skills in Japanese.

Learning goals of this course are LG1 (Critical Thinking) , LG4(Effective Communication), and LG7(International Perspectives (BA)). The course evaluations refer to NUCB Diploma Policy.

In this course, we will conduct class discussions using Case Method in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.

到達目標 / Achievement Goal


具体的な到達目標は、以下の通りです。
(1)日本語の語彙、文法、バリエーションについて知る。
(2)学術およびビジネスレポートを作成できるようになる。
(3)実際の資料(生教材)の使用を通じて、上級レベルの自然な日本語の運用ができるようになる。

The specific objectives are:
(1) to know about vocabulary, grammar and variations of Japanese language.
(2) to be able to write academic and business reports.
(3) to develop fluency in using advanced structures and grammatical items typically used in authentic Japanese materials.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes


この授業を通じて、CEFRスケールのB2-C1(上級レベル)、またはJLPTスケールのN2-N1に相当する日本語能力を身につけることができます。

As a result of studying Japanese in this course, students are expected to acquire Japanese proficiency which is equivalent to B2-C1 (Advanced independent user) in CEFR scale or N2-N1 in JLPT scale.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 17 パートナーシップで目標を達成しよう(Partnerships to achieve the Goal)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 40 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 10 %
フィールドメソッド Field Method 50 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

・教科書を必ず購入すること。
・予習として各ユニットにある「問題」の理解(毎週3時間程度)、および復習として授業で学んだ各ユニットの「発展」の練習・作文(毎週3時間程度)。
・毎回の小テストは授業中に対応する。
・上級レベルの日本語において、具体的な課題を通した文章表現能力の向上を目指す。
・ペアワークやディスカッションなどアクティビティの時間を多く設け、活動的な授業を行う。
・資料収集に積極的に大学図書館を活用すること。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

・アカデミックオリエンテーション(授業概要・課題・評価の説明、目標の共有)
・プレイスメントテスト(授業レベルとの適正をはかります)
・第10課 書き言葉らしさ


第2日(Day2)

・小テスト
・第11課 辞書の危険性
・第12課 専門用語の選び方

第3日(Day3)

・小テスト
・第13課 文の長さと読みやすさ
・第14課 指示詞による文の接続①
・ケース①

●使用するケース
「CASE6 理屈って何を書けばいいんですか」(『ケース学習で学ぼうビジネスコミュニケーション』)

第4日(Day4)

・小テスト
・第14課 指示詞による文の接続②
・第15課 接続詞と文章の構成

第5日(Day5)

・小テスト
・第16課 読み手への配慮
・ケース②


●使用するケース
「表現を間違えると国際問題?!―ジェンダーから考える日本語・英語―」(磯野先生作)

第6日(Day6)

・小テスト
・第17課 レポートの基本的な書き方(意見と事実)
・第18課 レポートの基本的な書き方(複雑な内容の整理)①

第7日(Day7)

・小テスト
・第18課 レポートの基本的な書き方(複雑な内容の整理)②
・ケース③

●使用するケース
「CASE03 変更はできません」(『ビジネスコミュニケーションのためのケース学習(教材編)』)

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 30 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 40 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 30 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

宿題は小テストに含む。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 石黒圭・筒井千絵「留学生のためのここが大切 文章表現のルール」スリーエーネットワーク(2009)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

・佐々木瑞枝・村澤慶昭・細井和代・藤尾喜代子(2001)『Academic Japanese for International Students』、The Japan Times、ISBN:978-4-7890-1078-8
・二通信子・門倉正美・佐藤広子(2012)『日本語力をつける文章読本: 知的探検の新書30冊』、東京大学出版会、ISBN:978-4-13082-017-2
・友松悦子・福島佐知・中村かおり(2011)『新完全マスター文法 日本語能力試験N2』、スリーエーネットワーク、ISBN:978-4-88319-565-7
・田代ひとみ・中村則子・初鹿野阿れ・清水知子・福岡理恵子(2011)『新完全マスター読解 日本語能力試験N2』、スリーエーネットワーク、ISBN:978-4-88319-572-5
・兪善姫・磯野英治(2011)『新日本語能力試験 パート別 実践的中問題集 N2 読解』、瞳養ブックス、ISBN:978-8-98300-800-8

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

これまで同様、学生が積極的に授業に参加し、日本語力を高められるよう努めます。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

■学位と取得大学
博士(文学) 名古屋大学
修士(文学) 名古屋大学

■研究分野
日本語学(認知意味論)


Doctor of Letters: Ph. D., Nagoya University, Nagoya
Master of Letters: M. A., Nagoya University, Nagoya

Japanese Linguistics(Cognitive Semantics)

(実務経験 Work experience)

2016.04~2018.07 名古屋経済大学 非常勤講師
2019.04~      名古屋大学 非常勤講師
2021.04~2021.07  名城大学 非常勤講師

2016.04~2018.07 Nagoya University of Economics  Part‐time instructor
2019.04~      Nagoya University  Part‐time instructor
2021.04~2021.07  Meijo University  Part‐time instructor






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