授業名 | SME Marketing Strategy and Logistics |
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Course Title | SME Marketing Strategy and Logistics |
担当教員 Instructor Name | 西野 友浩(Tomohiro Nishino) |
コード Couse Code | GMP216_G22B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | Live Virtual |
単位 Credits | 1 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 特定科目500系 / Specific |
学位 Degree | EMBA |
開講情報 Terms / Location | 2022 GSM Nagoya Fall |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
中小企業に対し現場感覚に根ざした戦略的な問題発見・問題解決が提案・実行できるリーダーを育成する。的確な支援施策の活用を考慮に入れた助言ができる経営コンサルタントを養成するために、中小企業のロジスティック戦略を含むサプライチェーンマネジメントのケースを用いて学習する。
To develop leaders who can propose and implement strategic problem finding and problem solving for small and medium-sized enterprises (SMEs), rooted in a field-oriented approach. To develop management consultants who can provide advice that takes into account the use of appropriate support measures, the course uses supply chain management cases, including logistics strategies for small and medium enterprises.
授業の目的(意義) / Importance of this course
中小企業におけるロジスティクス戦略の立案、また立案したロジスティクス戦略を実現するための販売・営業マネジメントについて、指導・支援・アドバイスできるスキルを修得する。
具体的には、1.中小企業におけるロジスティクス戦略策定のための的確な分析ができる 2. 中小企業におけるロジスティクス戦略の策定とそれに則した具体的な販売政策の提案ができることを目的とする。
具体的には、1.中小企業におけるロジスティクス戦略策定のための的確な分析ができる 2. 中小企業におけるロジスティクス戦略の策定とそれに則した具体的な販売政策の提案ができることを目的とする。
To acquire the skills to provide guidance, support, and advice to SMEs in developing logistics strategies, and in sales and marketing management to implement the developed logistics strategies.
Specifically, the objective is to be able to: 1. accurately analyze logistics strategies for SMEs; 2. formulate logistics strategies for SMEs and propose specific sales policies based on the strategies; and 3. provide guidance, support, and advice on sales and marketing management to implement the formulated logistics strategies.
Specifically, the objective is to be able to: 1. accurately analyze logistics strategies for SMEs; 2. formulate logistics strategies for SMEs and propose specific sales policies based on the strategies; and 3. provide guidance, support, and advice on sales and marketing management to implement the formulated logistics strategies.
到達目標 / Achievement Goal
本科目を学ぶことで、学生は①中小企業の現状を的確に把握するとともに、中小企業の事業特性を踏まえて企業経営を考えることができる能力、②5~10年後の競争優位を築けるあるべき姿とシナリオを描くことができる戦略的な問題発見・問題解決能力、③経営目標の達成に向けて、経営者・社員の自発的行動を促しつつアドバイスができる助言能力を獲得することができる。
By studying this course, students will acquire (1) the ability to accurately grasp the current status of SMEs and to think about corporate management based on the business characteristics of SMEs, (2) strategic problem finding and problem solving skills that will enable them to draw up ideal forms and scenarios that will enable them to build competitive advantage in 5~10 years, and (3) the ability to give advice while encouraging managers and employees to take voluntary actions to achieve management goals.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
中小企業におけるマーケティング戦略、販売・営業マネジメントについて指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。
サプライチェーンを総合的な視点から見直したロジスティックス戦略の考え方について理解し、ロジスティックスにより生み出される価値を認識する。
サプライチェーンを総合的な視点から見直したロジスティックス戦略の考え方について理解し、ロジスティックスにより生み出される価値を認識する。
Acquire skills to provide guidance, support, and advice on marketing strategies and sales and sales management in small and medium-sized enterprises.
Understand the concept of logistics strategies that review the supply chain from a comprehensive perspective and recognize the value created by logistics.
Understand the concept of logistics strategies that review the supply chain from a comprehensive perspective and recognize the value created by logistics.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 20 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 80 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
・事前学習として、授業で使用するケースを熟読するとともに、インターネットや関連書籍等によりケースに登場する企業の市場動向や競争環境などを掴んでおいて下さい。1ケースにつき3時間以上の学習をお願いします。
・講義中にレポート課題について説明するとともに、提出課題(レポート)は講義修了後にコメントを付けて返却します。
・受講にあたり、中小企業白書や参考図書を通じて中小企業が置かれている経営環境を概観し、具体的な解決策を提示できるよう事前に準備をしておいて下さい。
・講義中にレポート課題について説明するとともに、提出課題(レポート)は講義修了後にコメントを付けて返却します。
・受講にあたり、中小企業白書や参考図書を通じて中小企業が置かれている経営環境を概観し、具体的な解決策を提示できるよう事前に準備をしておいて下さい。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
①株式会社MILLS既存のビジネスモデルにとどまらず、新たなロジスティック戦略で事業拡大を目論む企業を分析する中小機構のケース。高齢化が進み需要そのものが大きく減少する厳しい地方都市において、株式会社MILLSがどのような市場機会を活かし環境変化に対応してきたのか、今後、当社が直面する経営課題をロジスティクスを含むサプライチェーンマネジメント(調達から販売までのバリューチェンの最適化)の観点から抽出し、どのように対応すべきかを検討します。※使用ケースを変更する可能性があります。
②スターウェイ株式会社
「イースターパック」を活用した環境対応型物流システム・サービスの新連携と成長戦略について分析する中小機構のケース。スターウェイ株式会社は、環境ソリューション・プロバイダを標榜し、「環境に優しく、しかも経済効果を出せるように物流を機能させるため、自社の持つ技術やノウハウを企業にアドバイスする」というビジネスを行っている。当社が「地球温暖化」への対処という大企業が持つ困難な課題に対し、どのように対応することで成長することができたのかを分析します。また、今後当社が直面する経営課題をロジスティクスを含むサプライチェーンマネジメント(調達から販売までのバリューチェンの最適化)の観点から抽出し、どのように対応すべきかを検討します。※使用ケースを変更する可能性があります。
●使用するケース
①株式会社MILLS 中小機構②スターウェイ株式会社 中小機構
第2日(Day2)
①タビオ株式会社靴下という成熟分野で成功した要因をブランド戦略・海外戦略を中心に分析する中小機構のケース。タビオ株式会社は需要予測の困難さから”売れるものを売れるだけ作る”システムを構築し、お店の横に工場があるような体制を実現している。当社が市場環境の変化に対し、どのような視点から多くのアイデアを実現し成功に至ることができたのかについて要因を分析を行う。また、当社が海外事業拡大に際し、今後直面するであろう課題について検討するとともに、どのように対処すべきかをロジスティクスを含むサプライチェーンマネジメント(調達から販売までのバリューチェンの最適化)の観点から検討します。※使用ケースを変更する可能性があります。
②フジミツ株式会社
地方の蒲鉾製造会社から総合食品創造企業へM&Aも活用し「経営革新」を行っていく企業の成長段階を知り、今後へ向けての意思決定や方針について分析する中小機構のケース。当社は明治20年に創業した蒲鉾や竹輪などの水産練り製品を製造している老舗企業です。蒲鉾業界という衰退産業で、当社が直面する課題に対しどのように経営革新を行い成長を果たすことができたのか。当社が不断に生産性を拡大しローコストオペレーションを実現できたのか、ロジスティクスを含むサプライチェーンマネジメント(調達から販売までのバリューチェンの最適化)の観点から検討します。※使用ケースを変更する可能性があります。
●使用するケース
①タビオ株式会社 中小機構②フジミツ株式会社 中小機構
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 50 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 50 % |
予習レポート Preparation Report | 30 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 20 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
ディスカッションでは発言回数だけではなく発言内容に留意して下さい。具体的には、企業が抱える問題や解決策について、①問題の本質を指摘する発言、②新たな視点から解決策を提示する発言、③議論の停滞に際し次の段階に繋げる発言を高く評価します。教科書 Textbook
- 配布資料
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
「メーカーの仕事」、著者:山口雄大、行本顕、泉啓介、小橋重信、出版社:ダイアモンド社、出版年:2022年(第4版)、ISBN:
「ロジスティクス・SCMの実際」,編者:長沢伸也、出版社:株式会社晃洋書房、出版年:2018年、ISBN:
「ロジスティクスの計画技法―ロジスティクスの分析・設計で用いられる手法―」、著者:百合本茂、片山直登、増田悦夫、出版社:流通経済大学出版社、出版年:2015年、ISBN:
「ベーシック 流通と商業(第3版)」、著者:原田英生、向山雅夫、渡辺達朗、出版社:有斐閣アルマ、出版年:2021年、ISBN:
「中小企業白書」、中小企業庁、各年版
「現代オペレーションズ・マネジメント IoT時代の品質・生産性向上と顧客創造価値」、著者:圓川隆夫、出版社:朝倉書房、出版年:2017年、ISBN:
「物流が一番わかる 生産者から消費者へ物資を効率よく届けるための放送・保管・輸送方法」、著者:齋藤正宏、出版社:技術評論社、出版年:2018年、ISBN:
「ロジスティクス・SCMの実際」,編者:長沢伸也、出版社:株式会社晃洋書房、出版年:2018年、ISBN:
「ロジスティクスの計画技法―ロジスティクスの分析・設計で用いられる手法―」、著者:百合本茂、片山直登、増田悦夫、出版社:流通経済大学出版社、出版年:2015年、ISBN:
「ベーシック 流通と商業(第3版)」、著者:原田英生、向山雅夫、渡辺達朗、出版社:有斐閣アルマ、出版年:2021年、ISBN:
「中小企業白書」、中小企業庁、各年版
「現代オペレーションズ・マネジメント IoT時代の品質・生産性向上と顧客創造価値」、著者:圓川隆夫、出版社:朝倉書房、出版年:2017年、ISBN:
「物流が一番わかる 生産者から消費者へ物資を効率よく届けるための放送・保管・輸送方法」、著者:齋藤正宏、出版社:技術評論社、出版年:2018年、ISBN:
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
「初年度担当科目」
担当教員のプロフィール About the Instructor
●学位と取得大学
神戸大学 博士課程後期課程 博士(経済学)
●研究分野
中小企業の海外展開、タイの産業集積の発展効果
●所属学会
日本中小企業学会、アジア政経学会
神戸大学 博士課程後期課程 博士(経済学)
●研究分野
中小企業の海外展開、タイの産業集積の発展効果
●所属学会
日本中小企業学会、アジア政経学会
●Degree and University
Doctor (Economics), Kobe University
●Research Field
Overseas expansion of SMEs、evelopment effects of Thailand's industrial agglomeration
● Affiliated Academic Society
Japan Academy of Business Studies:JASBS、Japan Association for Asian Studies:JAAS
(実務経験 Work experience)
1988-2020 コクヨ株式会社 営業、マーケティング事業部 事業部長等
2020-2022 経済産業省 中小企業庁 海外展開支援室 室長
2022- 神戸大学 経済学研究科研究員
奈良県よろず支援拠点コーディネーター
近畿経済産業局「官民合同チーム」コンサルタント
奈良県事業承継・引継ぎ支援センター派遣専門家
奈良県保証協会派遣専門家
奈良県事業承継・引継ぎ支援センター派遣専門家
御所市商工会派遣専門家
中小企業基盤整備機構 人材育成支援アドバイザー
名古屋商科大学大学院 客員教授(中小企業診断士養成課程講師)
中小企業基盤整備機構 シニア経営支援アドバイザー
2023- 合同会社 西野中小企業診断士事務所 代表社員
奈良県産業廃棄物抑制等事業費補助金審査委員
2020-2022 経済産業省 中小企業庁 海外展開支援室 室長
2022- 神戸大学 経済学研究科研究員
奈良県よろず支援拠点コーディネーター
近畿経済産業局「官民合同チーム」コンサルタント
奈良県事業承継・引継ぎ支援センター派遣専門家
奈良県保証協会派遣専門家
奈良県事業承継・引継ぎ支援センター派遣専門家
御所市商工会派遣専門家
中小企業基盤整備機構 人材育成支援アドバイザー
名古屋商科大学大学院 客員教授(中小企業診断士養成課程講師)
中小企業基盤整備機構 シニア経営支援アドバイザー
2023- 合同会社 西野中小企業診断士事務所 代表社員
奈良県産業廃棄物抑制等事業費補助金審査委員