シラバス Syllabus

授業名 Managing People and Organizations
Course Title Managing People and Organizations
担当教員 Instructor Name 内古閑 宏(Hiroshi Uchikoga)
コード Couse Code GMP215_G20T
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree EMBA
開講情報 Terms / Location 2020 GSM Tokyo Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

「組織」ーそこでは人と人がつながり、目的と目的がつながり、単に個人で集まるよりも大きなことが成し遂げられると考えられています。一方、社会は常に進化し時に大きな変動がもたらされます。そこに警鐘を鳴らし経営学者のピーター・ドラッカーは;「混沌とした時代に最も危険なのは、混沌そのものではなく昨日と同じ論理で行動することだ」と言いました。

本コースでは、”人”と”組織”を様々な状況下と多様な切り口で取り上げているハーバード・ビジネス・スクールの人気ケースを教材とし、”人々の可能性を引き出す組織とはどんな組織か?”、”どの様にすればそのような組織が実現できるのか?”、”イノベーションを起こす組織とは?”、”次世代の組織とは?”等の問いに対する解への糸口を、皆さんとのディスカッションの中から掴んでいきたいと思います。
People form organizations from their beliefs that by connecting with each other, sharing common goals and moving forward with passion, they can achieve something more than what a mere assembly of people can. In the world where environment and structures are constantly evolving, Peter Drucker gave us a warning in his quote; "The greatest danger in times of turbulence is not the turbulence; it is to act with yesterday's logic."

The course adopts Harvard Business School popular cases which highlight multiple dimensions of people and organizations, and through the case discussions, will explore insights for answering questions such as ; What organization can unlock people's hidden capabilities? How can we create those types of organizations? What role does an organization play in innovation? How would the next stages of organizations look like?

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG7 Global Perspective (GLP)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本コースではケースディスカッションを通じ、以下のことを実践していきます

・様々な組織形態が内包する問題に関して、認識する
・組織を経営し運営する際に必要なことを、自ら考察する
・イノベーション型組織・次世代型組織の組成へ向けて、自ら発想する

The course leads the students to;

- Recognize diversity of issues which may occur in different types of organizations
- Learn about the fundamentals of managing people and organizations
- Conceptualize organizations that carries out innovation and organizations in the emerging paradigm.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 0 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 100 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

(学習方法)
 本コースの講義は全てケース・ディスカッション形式で行われます。受講者はシラバスに記載した質問事項に関して議論をする準備をして来てください。クラス討議中に準備してきた内容について発言並びにプレゼンテーションするよう講師から促されます。講義の進め方・準備に関してはケースブックが配布されるタイミングで、詳細の指示を致します。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Session 1
(主題)イノベーションの組織、組織を動かすメカニズム、組織が持つ文化について
(Session 1 概要)
本ケースは2008年に急成長を遂げているグーグル社の成長要因と課題について書かれています。グーグルのイノベーションはどのような組織運営によって成されてきたか?グーグルの組織はどのように編成され、その文化の特徴は?急成長するグーグル組織が直面する課題とは何か?についてディスカッションを進めていきます。

Session2
(主題)人を動かすということ、リーダーシップ・スタイルについて
(Session 2 概要)
米国の大学バスケットボールチームを率いている対称的な二人の監督を取り上げたケースです。二つのケースから人が持つ特性とは?人を動かすにはどういった要素が必要か?などの問いについてディスカッションしながら、組織を経営(マネージ)するスタイル、組織に属する側の心理を深めていきます。

●使用するケース
Session 1 : グーグルを「グーグルらしく」保つ HBS
参考:教科書 第II部第2章:自主経営 (セルフ・マネジメント/ 組織構造

Session 2 : コーチナイト:勝利への熱意 、コーチK:ハートの問題 HBS

第2日(Day2)

Session 3
(主題)クリエイティブな組織、組織変化を起こすことについて
(Session 3 概要)
本ケースでは、革新的かつクリエイティブな商品開発を進めるIDEO社の組織的な取り組みが記述されています。革新的商品を生むための組織文化とは?顧客とのコラボレーションを実現するには?組織が学習し進化していくとは?などに関連してディスカッションを進めていきます。

Session 4
(主題)グループダイナミクス、組織の決定プロセスについて
(Session 4 概要)
本ケースはスペースシャトル・チャレンジャー号が1986年1月28日にケネディ宇宙センターから発射する前夜、NASAが発射決行という最終決定を下すまでの詳細な経緯が描かれています。様々な関係者が交錯する中、NASAが決定を下していくそのプロセスについて、現実世界と照らし合わせながら組織の力学(ダイナミックス)や「空気」についてディスカッションしていきます。

●使用するケース
Session 3 : フェーズゼロ:IDEOによる新サービス導入(A)(B) HBS
参考:教科書第II部第4章:全体性(ホールネス)を取り戻すための努力 / 人事プロセス

Session 4 : チャレンジャー打ち上げのグループ決定プロセス(A)(B)(C) (D) HBS

第3日(Day3)

Session 5
(主題)組織と社会的アイデンティティ、多様性・偏見・差別について
(Session 5 概要)
4人のそれぞれの職場での出来事について書かれたケースです。それぞれの立場とマネージャーの立場から、組織の「多様性」への対応について洞察し、ディスカッションを進めていきます。

Session 6
(主題)研究開発イノベーションの組織、組織変革について
(Session 6 概要)
本ケースでは、合併によって誕生したグラクソ・スミスクライン社の研究開発部門のトップに就任した山田忠孝氏が考案した研究開発の組織形態ーそれは研究者がより自律的に活動できるーを全社に適用していく過程が書かれています。科学者がモチベーションを保ち自律的に研究ができる組織とは?医薬品探索における独自の組織メカニズムは必要か?中央集権vs自律的組織の違いは?組織改編がもたらす課題は?などの問いに関してディスカッションをしていきます。

●使用するケース
Session 5 : 職場における「違い」 HBS
 ジェニー(A)(B)、 ウィル(A)(B)、ベン(A)(B)(C)、ジェイソン(A)(B)

Session 6 : グラクソ・スミスクライン:医薬品探索の再編成(A)(B) HBS
参考:教科書第II部第6章:存在目的に耳を傾ける

第4日(Day4)

Session 7
(主題)人間の心理、グループの想い、組織の構造が行動や決定に及ぼす影響について
(Session 7 概要)
本ケースは、1996年に有名登山家2人に率いられたグループがエベレスト登山に挑戦した経緯を克明に描いたものです。世界で最も経験豊富な最高峰登山家であったロブ・ホールとスコット・フィッシャー含め23人が山頂に到達しながらホールとフィッシャー他3名が下山中に死亡する悲劇が起こりました。登山の準備段階、登山途中におけるメンバーの心理状態(認知バイアス)並びに意思決定の分析を行い、これらが現実世界そしてビジネスの世界にどう反映されるかについて考えていきます。

Session 8
(主題)危機下での経営組織 / 新時代向けて
(Session 8 概要)
ケース並びに教科書の内容をベースに、企業のあり方の本質が問われ先行きが不透明な時代を生き抜くために企業組織はどのように在ることが求められ、どのようにmanage(経営)していくことが求められるか。次なる時代の組織形態についてクラス・ディスカッションの中からそのヒントを手繰り寄せていきたいと思います。

●使用するケース
Session 7 : エヴェレストー1996年の出来事 HBS

Session 8 : 富士フィルム:第二の創業 HBS
使用教材:「Quiet」「直観の経営」「ティール組織」

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 60 %
予習レポート Preparation Report 30 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 10 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

初回授業時に説明いたします

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 野中郁次郎・勝見明「全員経営 ー自立分散イノベーション企業成功の本質ー」日本経済新聞出版社(2015)978-4-532-31984-7
  • フレデリック・ラルー著・鈴木立哉訳「ティール組織」英治出版(2018)978-4-86276-226-9 
  • スーザン・ケイン「Quiet 内向型人間の時代」講談社(2013)978-4-06-217859-4
  • 野中郁次郎・山口一郎「直観の経営 〜共感の哲学で読み解く動態経営論〜」KADOKAWA(2019)978-4-04-602490-9

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

「命令違反」が組織を伸ばす  菊澤研宗 著(光文社新書)
「人を動かす」D・カーネギー 山口博 訳(創元社)

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

後日共有いたします

担当教員のプロフィール About the Instructor 

1998年慶應義塾大学理工学部修士課程修了。(株)東芝入社、世界初のノートパソコンを設計したハードウェア設計部に所属。1994年ハーバード・ビジネス・スクール経営大学院修士課程修了(MBA)後、東芝本社パソコン商品企画部にて新型ノートパソコンの企画、インターネット・サービスの立ち上げ、ネット接続型次世代DVD規格の策定に従事。1997年ソフトバンク(株)入社、企業投資室にてスカパーの立ち上げ、インターネット企業投資を実施。ソフトバンクと米国ジオシティーズの合弁会社、ジオシティーズ・ジャパン(株)の設立、事業立上げを指揮。2000年ヴィジョネア(株)を創業、DVDとインターネットの連動技術で事業構築、特許権利化後にライセンスビジネスにピボットし現在に至る。2012年米国シリコンバレーに移り住みYouTuber向けアプリ開発のVeamInc.設立・創業、現在に至る。帰国後アフリカにおける世銀のプロジェクト、ブロックチェーンのビジネス・プロデュースに関与。

Education
Masters Degree in Business Administration, Harvard Business School
Master of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University
Bachelor of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University

After joining Toshiba's Computer Division in 1988 where he was involved in designing the world's first notebook PC, Hiroshi Uchikoga went to Harvard Business School MBA program. After graduation, he returned to Toshiba Headquarters Product Planning division in 1994, where he engaged in; planning advanced notebook PCs, launching Toshiba's first internet service, and standardizing a new generation video disc format.
When he met Mr. Son of Softbank, Hiroshi decided to work as a manager in the investment division, then led the joint venture between GeoCities (US) and Softbank. In 2000, Hiroshi founded Visionare Corporation, a software development company in Japan which eventually pivoted to a license company after acquiring eight patents, and he moved to Sunnyvale, California in 2012 to start up Veam Inc. - both of which are currently working on a path to successful exits. Returning to Japan in 2017, he acted as Business Producer at World Bank's project in Africa and blockchain related businesses.







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