シラバス Syllabus

授業名 SME Management and Consulting(Fall)
Course Title SME Management and Consulting(Fall)
担当教員 Instructor Name 服部 繁一(Shigekazu Hattori)
コード Couse Code GMP212_G20N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree EMBA
開講情報 Terms / Location 2020 GSM Nagoya Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

本講義は、中小企業の経営者や管理者、経営コンサルタントを対象に、中小企業の経営診断について学ぶコースです。受講者には、中小企業診断士1次試験合格程度の知識が求められます。到達目標は、我が国経済の原動力である中小企業について、生産マネジメント、店舗施設マネジメント、情報化などの経営活動に関する理解を深め、経営診断ができる能力を身につけることです。授業内容は、経営学の理論と中小企業の実践ケース事例を織り交ぜ、マネジメントの具体的な諸問題の現状分析、課題抽出、解決策などについて演習します。
 

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

 中小企業診断士として、実際の企業診断・支援に必要な下記のスキルや知識を養成します。
・原理・原則:経営の原理原則、中小企業の経営管理
・戦略思考力:分析力、論理力、構想力、統合力
・現場感覚:事実に即した思考、原理・原則のカスタマイズ化、ヒューマンスキル

 

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 30 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

 1ケースあたり最低3時間以上の予習を行うことが求められます。予習結果はアサイメントに従いレポートにまとめてください。レポートは、A4用紙,40文字×30行×10枚以内で、講義開始前までに教室で提出してください。この予習を深さが、授業中の質の高い発言につながります。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

●生産マネジメント:中小企業のケースを用いて、生産管理やマネジメントに関する問題の発見、分析し、解決策を指導、支援、アドバイス出来る技能を修得する。具体的には、工場診断の基本プロセス、IE/QCなどを活用した現状分析手法、生産形態毎の管理、改善ポイントを理解し、生産マネジメントの体系、生産戦略策定、指導、支援、アドバイス出来る技能をクラスディスカッションにより修得する。

●使用するケース
使用ケース:教員オリジナルケース

第2日(Day2)

●店舗施設マネジメント:中小企業のケースを用いて、店舗コンセプトの策定、それに基づいた店舗レイアウト等のプランを策定し、店舗施設において指導、支援、アドバイス出来る技能を修得する。具体的には、店舗コンセプトに基づき、店舗レイアウト等を作成し、投資採算性の評価が出来る技能をクラスディスカッションにより修得する。
●情報化:中小企業のケースを用いて、経営課題を情報、情報化の観点から分析、課題発見を行い、解決策を指導、支援、アドバイス出来る技能を修得する。具体的には、流通業と製造業の経営課題を情報化課題にまで展開し、企画、ベンダーに対しての提案が策定可能な技能をクラスディスカッションにより修得する。

●使用するケース
使用ケース:No.11「21LADY株式会社」
使用ケース:教員オリジナルケース(流通業、製造業とも)

第3日(Day3)



第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 20 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 70 %
予習レポート Preparation Report 30 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

受講時に説明します。
 講義内での挙手発言は、発言・発表数と内容を加点評価します。発言・発表数は、指名発表数、グループワーク発表数、質疑応答数です。内容は、現場感覚を持ち学びに向かう人間性、原理原則への理解、理解していることを使う戦略思考力を重視します。なお、授業に無関係、迷惑行為を行う場合は、F評価の上、退出していただきます。
 予習レポートは、形式と内容を加点評価します。形式的には、アサインメントへのあなたの仮説や主張、仮説や主張に用いる診断技法やフレームワークの紹介、診断技法やフレームワークを用いたアサインメントの分析結果、あなたの仮説や主張と分析結果への考察や今後の課題を示してください。内容的には「なるほど!」と思えることを重視します。なお、出所不明の引用が発見された場合は、F評価とします。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  •  エドガー・H・シャイン(著),金井 壽宏(監修)「 人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則」 ( -)
  • ジャグディシュ・N・シース(著),アンドリュー・ソーベル(著),羽物 俊樹(翻訳)「選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること」英治出版(2009)
  • 太田 一樹,福田 尚好「コンサルティングの作法―中小企業診断士のための実践理論」同友館(2013)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

 中小企業診断士1次試験合格程度の知識に不安のある方や初学者には、下記をお薦めします。
1. 太田 一樹,福田 尚好[2013]『コンサルティングの基本―中小企業診断士のための実践理論』同友館。
2. ミラン クーバー,ILO(編集) [2004]『経営コンサルティング 第4版』生産性出版。
3. 大野耐一[1978]『トヨタ生産方式』ダイヤモンド社。
4. 藤本隆宏[2001]『生産マネジメント入門Ⅰ・Ⅱ』日本経済新聞社。
5. 内藤耕[2010]『サービス産業生産性向上入門―実例でよくわかる!』日刊工業新聞社。
6. 宮川 公男,上田 泰[2014]『経営情報システム<第4版>』中央経済社。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

 

担当教員のプロフィール About the Instructor 









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