シラバス Syllabus

授業名 Leading Global Business
Course Title Leading Global Business
担当教員 Instructor Name 藤岡 資正(Takamasa Fujioka)
コード Couse Code GMP209_G22N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 応用科目200系 / Applied
学位 Degree EMBA
開講情報 Terms / Location 2022 GSM Nagoya Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

 グローバル化の進展により、世界はこれまで以上に可能性に満ち溢れると同時に、その脆弱性も露わになりつつある。こうしたなか、NUCBビジネススクールで学ぶことの意義や自らの人生の意義について内省し、獲得した知識や能力を社会的課題と結びつけ広く社会に還元することのできるフロンティアスピリットを備えたイノベーティブかつ倫理観のあるリーダーが求められている。本クラスは、新時代のアジアの将来にとって不可欠なこうした点について受講生の皆様とのディスカッションを通じて理解を深めていく。
With the progress of globalization, the world is becoming full of possibilities more than ever, and at the same time, its vulnerabilities are becoming apparent. Under this circumstances, it is needed of the leader who is equipped with innovative and ethical view with a frontier spirit that allows us to reflect on the importance of learning at NUCB Business School and the significance of our own lives, to link the acquired knowledge and abilities to social issues, and to return them to the society at large.In this class,
students will cultivate their understanding of these points that are indispensable for the future of Asia in the new era by deep disscussions at the classroom.

授業の目的(意義) / Importance of this course

 本授業を通じて、多国籍企業のリーダーがグローバルに事業を展開する際に直面する様々な戦略上のジレンマや経営上の課題について理解を深めることができる。また、戦略、組織、組織変革、企業の社会的責任などに関するケースを用いることで、グローバルビジネスが直面する課題と、その難しさについて、当事者の立場で疑似体験をする。
Through this class, students will be able to deepen their understanding of various strategic dilemmas and management challenges that leaders of multinational companies face when they expand their business globally. In addition, by using cases related to strategy, organization, organizational change, corporate social responsibility and so on, students will have a simulated experience from the standpoint of the person facing the challenges and its difficulties of global businesses.

到達目標 / Achievement Goal

 本授業を通じて、(1) 地球的視点から自らの国や事業そして個人を位置づけることができるようになる、(2) グローバルビジネスの戦略上の要諦について理解することができる、(3) 経営上の課題のみならず現代社会経済が抱えている課題についても理解し、価値共創の重要性について気がつくことができる。

Through this class, students will be able to (1) identify their own country, business and individual from a global perspective, (2) understand the strategic points of global business, and (3) understand not only the management problemss but also issues that the modern socio-economy faces and ize the importance of value co-creation of value.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

 受講者が得られるスキルや知識は次のとおりである:
(1) グローバリゼーションの影響を理解し、グローバルビジネスの課題について戦略的に考えることができる能力を開発すること。
(2) グローバリゼーションの基本的事実、「新興アジア」に関係するグローバリゼーションの経済的基盤、そしてグローバル経済と国際経営の未来を形成する主なトレンドと制度の理解を備え合わせること。
(3) グローバルビジネスの複雑さを理解する上での理論やフレームワークの重要性を認識すること。
(4) 経済的および財務的構造、制度および制度上の空白、商慣行、規制システム、文化的および社会的条件を含む、他の国々のビジネス環境の評価を学ぶこと
(5) 自国を超えた全体的な組織活動を構造化し、統制するためのフレームワークを提供すること。
(6) 特定産業におけるグローバルおよびローカルの競合他社の潜在的な戦略を予測するための能力、グローバルなコンテキストにおける戦略的課題と機会を分析するスキルを開発すること。
(7) 新興市場に従事する企業が直面する倫理的及び社会的問題の理解を深め、グローバル経済における多国籍企業の役割と責任を理解すること。
(8) この講義で学んだ理論やコンセプトが、組織及び制度レベルでの実際のコンサルティング事例を紹介することを通じて、現実世界の日々の実践にどのように適用できるかを学ぶこと。

Learning objectives of this course for students are:
(1) to understand the impacts of globalization and to develop the ability to think strategically about global business issues
(2) to equip with the basic facts of globalization, the economic underpinnings of globalization in relation to “emerging Asia”, and the major trends and institutions shaping the global economy and the future of international management
(3) to recognize the importance of theories and frameworks in understanding complexity of the global business

(4) to learn to assess the business environment in other countries, including economic and financial structures, institutions and institutional voids, business practices, regulatory systems, and cultural and social conditions
(5) to provide frameworks to structure and control overall organisational activities beyond home-country
(6) to develop skills in analyzing strategic challenges and opportunities in the global context and competencies to anticipate the potential strategies of global and local competitors in specific industries
(7) to develop an appreciation of ethical and social issues confronting companies engaged in emerging markets and to understand the role and responsibility of the multinational corporations in the global economy
(8) to learn how theories and concepts learnt in this class can be applied in the real-world day-to-day practices by introducing real consulting examples at organisation and government level.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 40 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

 予習にかけるべき時間、事前に必要な知識等、受講にあたり前提条件:課題に関して、自分の感想を簡潔にまとめておくこと。また、ケース課題がある場合は、事前にしっかりとケースを読み込んでおくこと。授業中に不意に発言を求められることがあるので、それに備えること。
*受講者は海外勤務経験を有していたり、国外での事業に関心を有する方が望ましい。    

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

テーマ:グローバリゼーション入門:グローバルビジネスの現状と課題
概 要:21世紀に入り、企業の海外展開は質・量ともに大きな変貌を遂げた。近年、日本の各種メディアにおいて「グローバル化」「グローバル企業」「グローバル人材」といったグローバル関連の言葉を見かけない日はない。しかし、この「グローバル」という言葉の定義については、曖昧なまま用いられていることが多い。経営管理者は、グローバル戦略、グローバル人材など、日常のビジネスシーンで用いる用語を適切に理解しておかなくてはならない。
グローバルビジネスの影響は広範に及ぶため、本コースですべてを網羅することは現実的ではない。そこで、本セッションでは、国際経営や経営戦略の基本的な理論的枠組みを理解した上で、グローバリゼーションへの対応に求められる戦略的な思考を養成する。また、厳選された事例(ケーススタディ)を通じて、「グローバリゼーションとは何か?」、「企業(あなた)にとってのグローバリゼーションとは何を意味するのか?」という抽象的な問いに対して、クラスディスカッションを通じて理解を深めていく。本セッションでは、国境を越えた企業活動を統制し、グローバルな戦略を実践に落とし込んでいくための組織編成やコントロールシステムの在り方の基本についても理解を深めていきたい。

ディスカッションポイント:
• なぜ企業は国境を超えるのか?(歴史的事例を通じて)
• あなたの(日本企業の)事業にもたらすグローバリゼーションのインパクトとは何か?
• グローバルビジネスを戦略的に捉えるために必要な能力とは何か?
• インターネットが引き起こした新しい情報の流れは、企業の事業活動にどのようなインパクトを与えたか?
• 目まぐるしく変わる、技術の変化やそれに伴う環境変化に、企業はどのように対応すればよいか?

●使用するケース
ケース:ロバート・サイモンズ(2000)「経営者が抱えるジレンマ」(藤岡が加筆修正)
レゴ (A) :危機, Harvard Business School (No. 9-717-J02)

第2日(Day2)

テーマ:企業の国際化のプロセスとグローバル経営のフレームワーク
概 要:本セッションでは、「なぜ企業は国境を越えるのか?」といった根源的課題を問いながら、国際経営の理論的枠組みの発展プロセスを学ぶ。また、グローバル企業が戦略策定時に直面する今日的な課題や機会を整理したうえで、グローバル経営の理論的枠組みに求められる新たな視角についても議論していく。企業の国際化を考える上で、グローバルかローカルかといった二元論を超えて、その中間にあるセミグローバルという概念に着目し、国ごとの違いを特定するためのCAGEフレームワーク、そしてその違いを事業戦略と結びつけるAAA戦略を学び、これら理論的な枠組みが実際の新興国事業でどのように展開をされているのかについて理解を深める。同時に、文化的多様性やダイバシティーマネジメントについても、ディスカッションを通じて理解を深める。また企業の国際化や外国直接投資について、基本的な理論やフレームワークを整理する(国際化の動機など)。企業の国際化は、大企業に限るものではなく、中小企業やベンチャー企業でも何らかのかたちで外国企業や外国市場にかかわる機会が増加しているので、こうした事例についても随時、取り上げていくことにしたい。また、日本企業のグローバル化への対応として、注目を集めた楽天のケースを取り上げ、グローバル化に関連する課題や組織変革の在り方についてディスカッションしていく。

ディスカッションポイント:
• なぜ企業は国境を越えるのか?
• 世界はグローバル化しているのか?
• 違いをいかす経営とは?
• なぜ組織変革は難しいのか?
• 組織変革のプロセスとは?

●使用するケース
Language and Globalization: ‘Englishnization’ at Rakuten (HBS Case 412-002), Harvard Business School
ING Insurance Asia/Pacific (No. IVEY 906M83)

第3日(Day3)

テーマ:リージョナルリーダーの要件:リージョナルで仕事をするということ(責任と役割)
概 要:国境を越え、ビジネス環境、取引関係、そして人間関係が拡大し、複雑化してくると、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材が必要である。ここでは、異文化適応の側面に着目し、リージョナル企業のリーダーの要件や彼らが直面する課題などをケースメソッドを通じて、理解する。
本セッションでは、地域政策リテラシーや国際経営の基本的なフレームワークなどアジアにおけるビジネスリーダーとして必要な基礎知識を学ぶとともに、近年の経営学の研究成果がメコン地域における日本企業の事業戦略構想にいかなる洞察を提供することができるのかという、より実践的な課題について、実際の企業の事例を交えながら議論を展開する。同時に、新興国で事業を展開する多国籍企業が直面する企業の社会的責任についての理解や、コンプライアンスを含めたコーポレートガバナンスの在り方についても議論をしていく。

ディスカッションポイント:
• ビジネスモデルとは?価値創造とはどういうことか?
• 「企業の社会的責任」とは何か?企業(経営幹部)は、どのような準備をしているのか?
• 「リーダーとは」「経営者の役割とは何であるのか」。あなた自身が望む、リーダー像とは何か?
• 異文化マネジメントとそこで求められるリーダーシップとは何か。
• ベースオブピラミッド(BOP)やOne Additional Lineの議論を通じて、 経営学は社会に対してどのような貢献ができるか?

●使用するケース
Killer Coke: The Campaign against Coca-Cola (Ivey 9B07C003), Ivey Publishing.

第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 5 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 40 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 45 %
予習レポート Preparation Report 5 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 50 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

レポート課題は独自性(ケースの独自性)、フレームワークの適切な応用、ビジネスへの有用性を総合的に評価します。
*期限を過ぎてからの課題提出は減点対象となります。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 配布資料

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

本講義の使用ケース教材、ビデオ教材、リーディング教材は、以下のとおりである。

(1) リーディング教材
Bartlett and Beamish, P.W. (2011). Transnational Management: Text, Cases and Readings in Cross-Border Management, McGraw Hill, CH 1, 2, and 3
Child, J., Faulkner, D., and Tallman, S. (2005). Cooperative Strategy (2nd eds.), Oxford University Press.
Dyer, J.H., and Singh, H. (1998) “The relational view: Cooperative strategy and sources of interorganizational competitive advantage,” Academy of Management Review, 23, pp. 660–679.
Friedman, T. (2007). The World is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century, Macmillan/Picador Press.
Ghemawat, P. (2007). Redefining Strategy: Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter, Harvard Business School Press.
Ghemawat, P. (2001). “Distance Still Matters: The Hard Reality of Global Expansion,” Harvard Business Review, September.
Gulati, R. (1995a). ‘Does Familiarity Breed Trust? The Implications of Repeated Ties for Contractual Choices in Alliances’, Academy of Management Journal, 38, pp.85-112.
Gulati, R. (1995b). ‘Social Structure and Alliance Formation Patterns: A Longitudinal Analysis’, Administrative Science Quarterly, 40, pp.619-652.
Levvit, T. (1983). “The globalization of markets,” Harvard Business Review, May-June, pp.92-102.
Merchant, K. and Van der Stede, W.(2011). Management Control Systems: Performance Measurement, Evaluation and Incentives (3rd Ed.), Financial Times.
Nikkei Asian Review “UNIQLO’s Ambition”, Oct 27-Nov 2 2014.
Perlmutter, H. (1969). “The tortuous evolution of the multinational corporation,” Columbia Journal of World Business, Jan-Feb, p. 9-18.
Porter, M. E. (1998). “Clusters and the new economics of competition,” Harvard Business Review, Nov/Dec, Vol. 76 Issue 6, p77,
Rugman, A.M. (2000). The End of Globalization, McGraw-Hill.
Simons, R. (1995). Levers of Control: How Managers Use Innovative Control Systems to Drive Strategic Renewal, Harvard Business School Press.
Yoshino, M.Y. and Rangan, U.S. (1995). Strategic Alliances: An Entrepreneurial Approach to Globalization, Cambridge, MA: Harvard University Press.

(和文献)
石井光太郎(2017)「経営が「方法論」を得て失ったものは何か」Diamond Harvard Business Review, April.
大前研一(1985)『トライアド・パワー』講談社
三枝匡 (2017)「会社改造」Diamond Harvard Business Review, April.
白木三秀(2016)「G・ホフステード=G・J・ホフステード=ミンコフ 『多文化世界─違いを学び未来への道を探る』」『日本労働研究雑誌』669号
藤岡資正編(2018)『新興国市場と日本企業』同友館、近刊
藤岡資正編(2015)『日本企業とタイ+ワン戦略』同友館
藤岡資正ほか編(2012)『タイビジネスと日本企業』同友館
吉川克彦(2015)「文化・制度の違いとリーダーシップ」国際経営研究の現場から、リクルートマネジメントソリューション、https://www.recruit-ms.co.jp/issue/column/0000000168/

(2) ビデオ教材
NHK 特集「灼熱アジア」【約30 分】
心理学実験「人間の持つ注意力は限られた資源」【5-10 分】
Enron’s Case: How was the reality constructed through “scientific” knowledge? Various video presentations during the class on the topic of CSR
Ghemawat on Ted “Semi-Globalization” (debate on globalization)

*この他に例題、事例、エクササイズを組み込みながらクラスディスカッションに加えて、体験型の学習を促進していく。また、クラス内での問いかけを通じて、課題発見型学習を促し、それぞれの文脈に応じて、正しく問いを立てていく力を養成していく。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

特になし。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

藤岡資正(経営学博士)
名古屋商科大学大学院客員教授、明治大学専門職大学院専任教授、早稲田大学ビジネススクール客員教授、チュラロンコン大学サシン経営大学院日本センター所長

 2013 年度より、本学で客員教授を務める。サシン経営大学院では、2010 年から2015 年にかけてMBA プログラム専攻長・エグゼクティブディレクターを務め、現在は付属日本センター所長及び同校経営委員会のメンバーを務める。その間、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(受入教授は元ケロッグ学長(現CEIBS学長)のディパック・ジェイン教授)にて客員研究員を務め、2015 年度より早稲田大学大学院客員准教授、2018年4月から明治大学に奉職。

 これまで数多くのコンサルティング・プロジェクトをリードし、経済産業省(METI)、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、海外産業人材育成協会(AOTS)、日本商工会議所、コーポレイトディレクション(CDI)社、日経BP 社、日本能率協会コンサルティング(JMAC)、三菱総合研究所などの機関と協力して数多くの日系企業の海外進出を支援。また、国内外の経営大学院に加え、日本生産性本部、日本能率協会、グロービス、セルム、日本経済新聞社、東芝、IHI、京都銀行、日経BP、NNA などの機関と経営トップセミナーを共催し、これまでに700 社を超える企業の経営幹部が参加している。戦略コンサルティングファームであるコーポレイトディレクション社(CDI)、積水化学工業、神姫バスグループ、IHIなど多くの上場企業の経営顧問を兼任し、神姫バスインターナショナル取締役(非常勤)、積水ハイム不動産取締役(非常勤)を勤める。著書・学術論文に加えて、実務家向け雑誌、政策支援報告書、各種メディア・雑誌において各種提言を行う。日本経済新聞社、産業経済新聞、Bloomberg Business Review、 Asia Pacific Management Journal、Bangkok Post, Nation, NNA(共同通信グループ)などに数多くの記事を寄稿。2014 年から姫路市の観光大使を務め、日本国内への観光客誘致の取り組みと地域活性化を推進しており、2018年度よりファミリービジネスのアジア展開支援を本格化する。

 日本語での著書・共著書・共訳書は、『新興国市場と日本企業』(2018年、同友館)『日本企業のタイ+ワン戦略』(2015年、同友館)、『タイの経営・日本の経営』(2015年、カナリアコミュニケーションズ)、『タイビジネスと日本企業』(2012年、同友館)、『戦略をコントロールする:管理会計の可能性』(2008年、中央経済社)、『社会組織を構築する会計』(2003年、中央経済社)、『現代企業論』(2008年、実教出版社)などがある。


Refereed Articles

  • (2020) On the Ground Research Concerning Nikkei House Makers’ New Rising Market: The Sustainability of Practical Strategy Approaches. The Japan Academy for Asian Market Economies Annual Report 23
  • (2017) Thailand-Plus-One Strategy: Practices of Japanese Firms in the Greater Mekong Subregion. FIIB Business Review 6(4): 2319-7145
  • (2016) Identifying the Missing Links: Enhancing Regional Connectivity of Mekong Countries amidst Demographic Transition . Sasin Journal of Management 20(1):
  • (2013) Exploring Current Status of the Usage of Business Simulation Games in Thai's Business School. Management Review 14
  • (2013) A framework for achieving competitive advantage with lifetime customer management,. Sasin Journal of Management 18(1):






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