授業名 | Driving Strategic Innovation |
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Course Title | Driving Strategic Innovation |
担当教員 Instructor Name | 内古閑 宏(Hiroshi Uchikoga) |
コード Couse Code | GMP207_G25N |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 応用科目200系 / Applied |
学位 Degree | EMBA |
開講情報 Terms / Location | 2025 GSM Nagoya Fall |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本科目は、NUCBのミッションステートメントと合致するコンセプトの下で展開される科目です。フロンティアスピリットを有するリーダーが世界環境の中で、どのようにしてイノベーティブに考え、行動し、問題解決していけるのか、について洞察していきます。
This course perfectly aligns with NUCB's Mission Statement as it guides to nurturing leaders with Frontier spirits who can bridge cultural differences. It will provide students insights to confront situations where they require innovating thinking, innovating actions and innovative problem solving within an international context.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本コースでは、イノベーションの理論と実践について、ケースメソッド方式で学びます。技術を用いたイノベーション(ディスラプト型を含む)を中心に、戦略、企業文化、リーダーシップ、チーム編成、人材管理、コラボレーションなど、多角的な視点からイノベーションを探究します。
これからイノベーションを起こしたいと計画している方、新規事業に携わっている方、失敗を恐れずチャレンジ精神旺盛な方に向けて実践的な議論を行います。
コース名であるDriving Strategic Innovationの3つの単語を分解すると、Driving Force(推進する力)、Strategy(戦略)とInnovation(イノベーション)となりますが、それぞれについて議論が分かれるテーマを内包しています。'Driving Force'に関しては、創造力vs忍耐力、起業家精神vs企業文化、実験的手法vs経験則、'Strategy'においては、短期vs長期、企業文化、組織構造、パフォーマンス評価などが内包され、'Innovation'においては社内リソースvs外部リソース、ボトムアップ・トップダウン、持続的vs破壊的、などからの論点が考えられます。
これからイノベーションを起こしたいと計画している方、新規事業に携わっている方、失敗を恐れずチャレンジ精神旺盛な方に向けて実践的な議論を行います。
コース名であるDriving Strategic Innovationの3つの単語を分解すると、Driving Force(推進する力)、Strategy(戦略)とInnovation(イノベーション)となりますが、それぞれについて議論が分かれるテーマを内包しています。'Driving Force'に関しては、創造力vs忍耐力、起業家精神vs企業文化、実験的手法vs経験則、'Strategy'においては、短期vs長期、企業文化、組織構造、パフォーマンス評価などが内包され、'Innovation'においては社内リソースvs外部リソース、ボトムアップ・トップダウン、持続的vs破壊的、などからの論点が考えられます。
The course encompasses case method discussions which provide insights in forming answers to questions such as; Why do companies pursue innovation? What type of innovation are they going after? How does it matter to business? Why would strategy be critical to innovation? What are the drivers for innovation?
Innovation is much more than about technology, which covers business model, customer experience and work style innovations. This course pays particular attention to innovations found in industries related to science and technology, a la disruptive innovation - with case analysis extending to various angles; corporate strategy, company culture, leadership behaviors, teaming, talent management, R&D portfolio control and collaborative work.
When breaking down the course theme into three elements, (1)Driving force, (2)Strategy and (3) Innovation, companies face decision making crossroads at each. Driving force comprises topics of discipline vs creativity, entrepreneurship vs corporate culture, experimental vs proven. Strategy carries out controversies of balancing short term and long term results, company culture alignment, organizational change, and human resource evaluation. Innovation incorporates considerations on issues such as insource vs outsource , ambiguity vs clarity, and bottom up vs top down.
Through a wide array of discussion, the course intends to observe the social and economic impact of driving strategic technological innovations.
Innovation is much more than about technology, which covers business model, customer experience and work style innovations. This course pays particular attention to innovations found in industries related to science and technology, a la disruptive innovation - with case analysis extending to various angles; corporate strategy, company culture, leadership behaviors, teaming, talent management, R&D portfolio control and collaborative work.
When breaking down the course theme into three elements, (1)Driving force, (2)Strategy and (3) Innovation, companies face decision making crossroads at each. Driving force comprises topics of discipline vs creativity, entrepreneurship vs corporate culture, experimental vs proven. Strategy carries out controversies of balancing short term and long term results, company culture alignment, organizational change, and human resource evaluation. Innovation incorporates considerations on issues such as insource vs outsource , ambiguity vs clarity, and bottom up vs top down.
Through a wide array of discussion, the course intends to observe the social and economic impact of driving strategic technological innovations.
到達目標 / Achievement Goal
ケースディスカッションの中から、戦略的にイノベーションを推進していくことの経済的・社会的インパクトについて、「全員参加による知の共同構築作業」をしていきます。既存の枠組み、常識、固定観念にとらわれずどこまで思考していけるか、に挑戦していきたいと思います。
・イノベーションの本質と成功要因を理解する
・実際のケースを通じて、イノベーション戦略の立案・実行スキルを習得する
・イノベシーションにおけるGenerative AIの活用について実践的に学ぶ
・イノベーションの本質と成功要因を理解する
・実際のケースを通じて、イノベーション戦略の立案・実行スキルを習得する
・イノベシーションにおけるGenerative AIの活用について実践的に学ぶ
Through the case discussions, the class will co-create knowledge on innovation from an organizational, technological and strategical point of views while searching into mindfulness and personal aspects which form the basis for innovation. The participants are frequently encouraged to challenge the status quo, the stereotypes and think outside the box.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
受講者全員が積極的に議論へ参加することにより、"イノベーションをドライブするのものは何か?" "イノベーションの本質とは?"について考察していけるよう、本コースを設計しています。
”なぜイノベーションは必要なのか?”,”そのためには何をすべきか?","どうやって実現していくのか?"
本コースから得られるインサイト(気づき)から、受講者一人一人がイノベーション・ストーリーを描いていく際の、”思考の支え”となるよう設計しています。
”なぜイノベーションは必要なのか?”,”そのためには何をすべきか?","どうやって実現していくのか?"
本コースから得られるインサイト(気づき)から、受講者一人一人がイノベーション・ストーリーを描いていく際の、”思考の支え”となるよう設計しています。
Through case method discussion and with your active involvement, the course is designed to hand over 'thinking tools' when driving strategic innovation. The course intends you to be ready for shaping strategies that answer basic questions of why, what and how - Why do we need innovation? What do we need to do? and How are we going to make it happen?
A set of insights which you take away from the classroom, we hope, becomes an armour of thoughts in constructing coherent narratives for driving strategic innovation - narratives of which will be shared among your colleagues and team members.
A set of insights which you take away from the classroom, we hope, becomes an armour of thoughts in constructing coherent narratives for driving strategic innovation - narratives of which will be shared among your colleagues and team members.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 0 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 100 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
(学習方法)
本コースの講義はケース・ディスカッション+ピッチ・セッションの形式で行われます。受講者はシラバスに記載した質問事項に関して議論をする準備をして来てください。クラス討議中に準備してきた内容について発言並びにプレゼンテーションするよう講師から促されます。講義の進め方・準備に関してはケースブックが配布されるタイミングで、詳細の指示を致します。
講義では、様々にイノベーティブな試みを包含して参ります。「イノベーション」に手順書はなく「自ら考え行動する」ところから始まります。同様に、本講義も段取りを細かい言語化はあえてせず、「自ら考える」ことを促す形で進めてまいります。
本コースの講義はケース・ディスカッション+ピッチ・セッションの形式で行われます。受講者はシラバスに記載した質問事項に関して議論をする準備をして来てください。クラス討議中に準備してきた内容について発言並びにプレゼンテーションするよう講師から促されます。講義の進め方・準備に関してはケースブックが配布されるタイミングで、詳細の指示を致します。
講義では、様々にイノベーティブな試みを包含して参ります。「イノベーション」に手順書はなく「自ら考え行動する」ところから始まります。同様に、本講義も段取りを細かい言語化はあえてせず、「自ら考える」ことを促す形で進めてまいります。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
Session 1(主題)成熟業界でのイノベーション
(Session 1 概要)
1980年には、テキサスのオースティンに1店舗しかなかった店が、2004年には144店舗になっていた。『フォーチュン』誌では、アメリカで最も働きがいのある企業ランキングに、7年連続選ばれた。最終的な収益に基づくインセンティブ。モラールの調査。給与の最高額は平均給与の8倍を超えてはならないというルール。成熟業界において傑出した業績を生み出すためのイノベーション。そのユニークなポジショニングにより、2017年に約1兆4千億円でアマゾンに買収されるまでに企業価値を昇華させたその秘訣を探っていきます。
Session 2
(主題)イノベーションのジレンマ事例1:イノベーションとディスラプター
(Session 2 概要)
ネットフリックス・インク(ネットフリックス)はビデオコンテンツのデジタル配信への移行を成功させる前に、それまで映画レンタルのマーケット・リーダーであったブロックバスターを追い越した。しかし、ネットフリックスはその成功にもかかわらず、2017年には定評のある主流のコンテンツ制作会社やデジタルの新興企業など多くの競合企業によって、ネットフリックスが以前の優位性を再現することを難しくしていた。批評家たちは、ネットフリックスの加入者獲得数の鈍化と債務水準の上昇を指摘していた。ネットフリックスの最高経営責任者は様々なデジタル競合他社からの破壊工作に直面していた。彼はどう答えるべきか?ネットフリックスは、引き続きコンテンツ制作会社として、ハリウッドの業界リーダーたちと競争すべきか?全員のインセンティブを整合性のとれたものにするため、他のメディア会社と提携をすべきか?
Session 3
(主題)経営のイノベーション
(Session 3 概要)
ブラジル人、リカルド・セムラーは、ファミリービジネスを国際的企業に成長させ事業の多角化を行った。管理することに見切りをつけ、労働時間を短縮し、職場の民主化をする、などの改革により企業文化を大きく変化させた。同様のリーダーシップをホテルビジネス、銀行経営、学校経営にも適用することに成功した。
●使用するケース
Session 1 : ホールフーズマーケット HBS / Amazon Acquires Whole Foods(英文) HBSSession 2: ネットフリックス:ディスラプターが破壊の危機 IVEY
Session 3: リカルド・セムラー INSEAD
第2日(Day2)
Session 4(主題)イノベーションのジレンマ事例2
(Session 7 の概要と実践)
シャープの通信事業部門は、1998年度の売上約200億円から2006年度には5,600億円へと急成長し、2005年度には国内携帯電話出荷台数でシェア1位となった。しかしiPhoneやAndroidの流れには遅れを取った。iPhoneに代表されるイノベーションによる市場変化に、企業はどう対応するのがいいか、議論をしていきます。
Session 5
(主題)イノベーションとAI
(Session 5 概要)
事業を立ち上げる際にGenerative AIをどう活用できるのか?ハーバード・ビジネス・スクールの最新AIケースを用い、Generative AIの可能性と限界について実践していきます。
Session 6
(主題)イノベーションの基を訪ねて
(Session 6 概要)
本ケースは、スティーブ・ジョブスとプロバスケットボールチームのコーチであるフィル・ジャクソンが、どのような信念を基盤として活動していたかについて記述されている。イノベーションの基を訪ねるべく、本ケースを題材に議論をしていきます。
Session 6.5:
(主題)イノベーションとパブリック・スピーキング
(Session 7 概要)
イノベーションを「周囲に説得する」ことについて探究していきます。
●使用するケース
Session 4: SHARP 2009 (NUCB)Session 5: To Be Distributed in Class (HBS Case)
Session 6: Zen for Strategy (abridged) NUCB
第3日(Day3)
Session 7(主題)国家の「ゼロ・トゥ・ワン」
(Session 7 概要)
第二次世界大戦終戦直後、日本は米国GHQの占領下に置かれた。終戦直後の晩秋、外務大臣に就任して間もない吉田茂は24歳年下の白洲にGHQとの交渉役を委ねた。そして終戦から6年後、サンフラシスコ講和条約を締結。焼け野原から経済大国の道へと日本は「ゼロ・トゥ・ワン」を成し遂げた。激動の戦後を吉田の右腕として生きた白洲次郎という人物を通して、「国家の立ち上げ」というベンチャー・プロジェクトについて議論していきたいと思います。
Session 8
(主題)イノベーションの創発
(Session 8 概要)
本セッションはイノベーションを自分ゴトとして捉えプレゼンテーションし、本コースから得た気づきを、各人が総括する機会としたいです。参加者全員が創造性を発揮し、世界に通用するMBAらしいピッチとはどんなものか?どのように具現化していくか?について実践的に探究していければと思います。
●使用するケース
Session 7: 白洲次郎:プリンシプルのない日本 NUCBSession 8: Driving Strategic Innovation・ピッチセッション
詳細はCase Assignment並びにGoogle Classroomに記載し、講義中に補足説明をいたします
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
・ハーバード・ビジネス・スクール方式に基づいて、ディスカッションをファシリテートして参ります。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 10 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 60 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 70 % |
予習レポート Preparation Report | 30 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
・各ケースの予習とレポートに相応な時間をかけることをお薦めします。・ハーバード・ビジネス・スクール方式に基づいて、ディスカッションをファシリテートして参ります。
教科書 Textbook
- クレイトン・クリステンセン「イノベーションの最終解」翔泳社(2010)
- ピーター・ティール「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」NHK出版(2018)978-4864106016
- 伊藤羊「世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 1分で話せ」SB Creative(2018)978-4-7973-9523-5
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
・「サーチ・インサイド・ユアセルフ」チャディー・メン・タン(英治出版)
・「プリンシプルのない日本」白州次郎(新潮文庫)
・「パートナーシップ PARTNERSHIP マイクロソフトを復活させたマネジメントの4原則」イ・ソヨン著 ダイヤモンド社
・「賢い人がなぜ決断を誤るのか」オリヴィエ・シボニー 日経BP
・「なぜビジネス書は間違うのか」フィル・ローゼンワイグ 日経BP
・「プリンシプルのない日本」白州次郎(新潮文庫)
・「パートナーシップ PARTNERSHIP マイクロソフトを復活させたマネジメントの4原則」イ・ソヨン著 ダイヤモンド社
・「賢い人がなぜ決断を誤るのか」オリヴィエ・シボニー 日経BP
・「なぜビジネス書は間違うのか」フィル・ローゼンワイグ 日経BP
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
2024年度の授業調査では、以下のようなコメントを頂きました。(授業評価点=4.87)
引き続きハーバード式のケース・ディスカッションを進めながら、全員で「知の共同構築」を深めていけたらと思います。
・HBS流のケースメソッドという軸があり、その中で一貫した流れで授業を受けられることに心理的安全性が高いと感じます。座席指定であることで隣席となった人とコミュニケーションがとりやすいこと、またピッチグループでの活動もあり、大阪、名古屋、東京間のネットワーキングが促進された。
・クラスはInnovationのヒントになる要素が散りばめられており、フレームワークなど二元化の対局にあるZENによる非二元化の考え方など独自性が高い教材からの学びもあった。
・イノベーションの起こし方は学べるのか、という問いを持ちながら臨んだ。たった一つの正解はないがケース内の組織、リーダーたちを知ることでそのヒントを掴むことはできた。
・全員参加を促す工夫が本当によかった。島を3つに分けての分割挙手やディベート形式で2つに分けての意見交換、当たっていない人へのコールドコールなど競争の側面があるMBAの授業の中で、平等性があり当たらないストレスが少なかった。
・クラスの発言のバランスに配慮した設計。ピッチのチームメンバーと仲良くなることができる
・明示的に教えられるものではないが、真剣に取り組むと様々な気付きが得られる点。全くテーマが異なるセッションであるにもかかわらず、授業後に振り返ると様々な点で繋がりがあることに気が付ける。長時間の授業でも飽きない工夫をされている点。
・事実だけでなく、そこから深掘りをした自分の考えが求められるところ
・ピッチセッションはよい修行になった。
・座席指定制で余計な気を使わなくてよかった
・先生が各受講者に発表や発言の機会を振っていただけた
・自分の人生観に好影響を与えて頂けた
・感動しました
・NUCBに入学できて心から良かったと思える授業
・全員参加の授業である点および、「真の授業貢献」とは何かを理解できた点
・具体的で最近の話題に近づけていただいたのが良かったです。EMBA講義の間違いなくBEST3です。
引き続きハーバード式のケース・ディスカッションを進めながら、全員で「知の共同構築」を深めていけたらと思います。
・HBS流のケースメソッドという軸があり、その中で一貫した流れで授業を受けられることに心理的安全性が高いと感じます。座席指定であることで隣席となった人とコミュニケーションがとりやすいこと、またピッチグループでの活動もあり、大阪、名古屋、東京間のネットワーキングが促進された。
・クラスはInnovationのヒントになる要素が散りばめられており、フレームワークなど二元化の対局にあるZENによる非二元化の考え方など独自性が高い教材からの学びもあった。
・イノベーションの起こし方は学べるのか、という問いを持ちながら臨んだ。たった一つの正解はないがケース内の組織、リーダーたちを知ることでそのヒントを掴むことはできた。
・全員参加を促す工夫が本当によかった。島を3つに分けての分割挙手やディベート形式で2つに分けての意見交換、当たっていない人へのコールドコールなど競争の側面があるMBAの授業の中で、平等性があり当たらないストレスが少なかった。
・クラスの発言のバランスに配慮した設計。ピッチのチームメンバーと仲良くなることができる
・明示的に教えられるものではないが、真剣に取り組むと様々な気付きが得られる点。全くテーマが異なるセッションであるにもかかわらず、授業後に振り返ると様々な点で繋がりがあることに気が付ける。長時間の授業でも飽きない工夫をされている点。
・事実だけでなく、そこから深掘りをした自分の考えが求められるところ
・ピッチセッションはよい修行になった。
・座席指定制で余計な気を使わなくてよかった
・先生が各受講者に発表や発言の機会を振っていただけた
・自分の人生観に好影響を与えて頂けた
・感動しました
・NUCBに入学できて心から良かったと思える授業
・全員参加の授業である点および、「真の授業貢献」とは何かを理解できた点
・具体的で最近の話題に近づけていただいたのが良かったです。EMBA講義の間違いなくBEST3です。
担当教員のプロフィール About the Instructor
1998年慶應義塾大学理工学部修士課程修了。(株)東芝入社、世界初のノートパソコンを設計したハードウェア設計部に所属。1994年ハーバード・ビジネス・スクール経営大学院修士課程修了(MBA)後、東芝本社パソコン商品企画部にて新型ノートパソコンの企画、インターネット・サービスの立ち上げ、ネット接続型次世代DVD規格の策定に従事。1997年ソフトバンク(株)入社、企業投資室にてスカパーの立ち上げ、インターネット企業投資を実施。ソフトバンクと米国ジオシティーズの合弁会社、ジオシティーズ・ジャパン(株)の設立、事業立上げを指揮。2000年ヴィジョネア(株)を創業、DVDとインターネットの連動技術で事業構築、特許権利化後にライセンスビジネスにピボットし現在に至る。2012年米国シリコンバレーに移り住みYouTuber向けアプリ開発のVeamInc.設立・創業、現在に至る。帰国後アフリカにおける世銀のプロジェクト、ブロックチェーンのビジネス・プロデュースに関与。
Education
Masters Degree in Business Administration, Harvard Business School
Master of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University
Bachelor of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University
After joining Toshiba's Computer Division in 1988 where he was involved in designing the world's first notebook PC, Hiroshi Uchikoga went to Harvard Business School MBA program. After graduation, he returned to Toshiba Headquarters Product Planning division in 1994, where he engaged in; planning advanced notebook PCs, launching Toshiba's first internet service, and standardizing a new generation video disc format.
When he met Mr. Son of Softbank, Hiroshi decided to work as a manager in the investment division, then led the joint venture between GeoCities (US) and Softbank. In 2000, Hiroshi founded Visionare Corporation, a software development company in Japan which eventually pivoted to a license company after acquiring eight patents, and he moved to Sunnyvale, California in 2012 to start up Veam Inc. - both of which are currently working on a path to successful exits. Returning to Japan in 2017, he acted as Business Producer at World Bank's project in Africa and blockchain related businesses.