シラバス Syllabus

授業名 Driving Strategic Innovation
Course Title Driving Strategic Innovation
担当教員 Instructor Name 内古閑 宏(Hiroshi Uchikoga)
コード Couse Code GMP207_G24N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 応用科目200系 / Applied
学位 Degree EMBA
開講情報 Terms / Location 2024 GSM Nagoya Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本科目は、NUCBのミッションステートメントと合致するコンセプトの下で展開される科目です。フロンティアスピリットを有するリーダーが世界環境の中で、どのようにしてイノベーティブに考え、行動し、問題解決していけるのか、について洞察していきます。
This course perfectly aligns with NUCB's Mission Statement as it guides to nurturing leaders with Frontier spirits who can bridge cultural differences. It will provide students insights to confront situations where they require innovating thinking, innovating actions and innovative problem solving within an international context.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本コースはイノベーションに関する以下の問いについて、ケースメソッド方式で議論をしていきます。
 なぜイノベーションが必要か?
 何のイノベーションを追求するのか?
 イノベーションの定義は一義的なものか?
 それがビジネスにどう影響を与えるのか?
 その推進に企業戦略は必要か?
 何が推進していくものなのか?
技術のみならずビジネスモデル、カスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)、さらにはワークスタイルなど、イノベーションは広軌にわたり語られています。本コースは技術を用いたイノベーション(ディスラプト型のイノーベーション含む)のケースを中心に取り上げ、戦略、企業文化、リーダーシップ、チーム編成、スタープレーヤーの扱い、コラボレーションなどの様々な切り口からイノベーションと言われている事象を観察していきます。

コース名であるDriving Strategic Innovationの3つの単語を分解すると、Driving Force(推進する力)、Strategy(戦略)とInnovation(イノベーション)となりますが、それぞれについて議論が分かれるテーマを内包しています。'Driving Force'に関しては、創造力vs忍耐力、起業家精神vs企業文化、実験的手法vs経験則、'Strategy'においては、短期vs長期、企業文化、組織構造、パフォーマンス評価などが内包され、'Innovation'においては社内リソースvs外部リソース、ボトムアップ・トップダウン、持続的vs破壊的、などからの論点が考えられます。
The course encompasses case method discussions which provide insights in forming answers to questions such as; Why do companies pursue innovation? What type of innovation are they going after? How does it matter to business? Why would strategy be critical to innovation? What are the drivers for innovation?
Innovation is much more than about technology, which covers business model, customer experience and work style innovations. This course pays particular attention to innovations found in industries related to science and technology, a la disruptive innovation - with case analysis extending to various angles; corporate strategy, company culture, leadership behaviors, teaming, talent management, R&D portfolio control and collaborative work.

When breaking down the course theme into three elements, (1)Driving force, (2)Strategy and (3) Innovation, companies face decision making crossroads at each. Driving force comprises topics of discipline vs creativity, entrepreneurship vs corporate culture, experimental vs proven. Strategy carries out controversies of balancing short term and long term results, company culture alignment, organizational change, and human resource evaluation. Innovation incorporates considerations on issues such as insource vs outsource , ambiguity vs clarity, and bottom up vs top down.
Through a wide array of discussion, the course intends to observe the social and economic impact of driving strategic technological innovations.

到達目標 / Achievement Goal

ケースディスカッションの中から、戦略的にイノベーションを推進していくことの経済的・社会的インパクトについて、「全員参加による知の共同構築作業」をしていきます。既存の枠組み、常識、固定観念にとらわれずどこまで思考していけるか、に挑戦していきたいと思います。

Through the case discussions, the class will co-create knowledge on innovation from an organizational, technological and strategical point of views while searching into mindfulness and personal aspects which form the basis for innovation. The participants are frequently encouraged to challenge the status quo, the stereotypes and think outside the box.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

受講者全員が積極的に議論へ参加することにより、"イノベーションをドライブするのものは何か?" "イノベーションの本質とは?"について考察していけるよう、本コースを設計しています。
”なぜイノベーションは必要なのか?”,”そのためには何をすべきか?","どうやって実現していくのか?"
本コースから得られるインサイト(気づき)から、受講者一人一人がイノベーション・ストーリーを描いていく際の、”思考の支え”となるよう設計しています。

Through case method discussion and with your active involvement, the course is designed to hand over 'thinking tools' when driving strategic innovation. The course intends you to be ready for shaping strategies that answer basic questions of why, what and how - Why do we need innovation? What do we need to do? and How are we going to make it happen?
A set of insights which you take away from the classroom, we hope, becomes an armour of thoughts in constructing coherent narratives for driving strategic innovation - narratives of which will be shared among your colleagues and team members.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 0 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 100 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

(学習方法)
 本コースの講義はケース・ディスカッション+ピッチ・セッションの形式で行われます。受講者はシラバスに記載した質問事項に関して議論をする準備をして来てください。クラス討議中に準備してきた内容について発言並びにプレゼンテーションするよう講師から促されます。講義の進め方・準備に関してはケースブックが配布されるタイミングで、詳細の指示を致します。

講義では、様々にイノベーティブな試みを包含して参ります。「イノベーション」に手順書はなく「自ら考え行動する」ところから始まります。同様に、本講義も段取りを細かい言語化はあえてせず、「自ら考える」ことを促す形で進めてまいります。

英語セッションでは、ディスカッションもレポートも英語、でお願いするものです。これは英語力を試すためではなく、「言語によって思考はどう変わっていくのか」、イノベーターが特に必要とされる「表現力」、について世界共通言語の一つである英語を用い探究していくことを主眼としています。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Session 1
(主題)成熟業界でのイノベーション
(Session 1 概要)
1980年には、テキサスのオースティンに1店舗しかなかった店が、2004年には144店舗になっていた。『フォーチュン』誌では、アメリカで最も働きがいのある企業ランキングに、7年連続選ばれた。最終的な収益に基づくインセンティブ。モラールの調査。給与の最高額は平均給与の8倍を超えてはならないというルール。成熟業界において傑出した業績を生み出すためのイノベーション。そのユニークなポジショニングにより、2017年に約1兆4千億円でアマゾンに買収されるまでに企業価値を昇華させたその秘訣を探っていきます。

Session 2
(主題)イノベーションとディスラプター
(Session 2 概要)
ネットフリックス・インク(ネットフリックス)はビデオコンテンツのデジタル配信への移行を成功させる前に、それまで映画レンタルのマーケット・リーダーであったブロックバスターを追い越した。しかし、ネットフリックスはその成功にもかかわらず、2017年には定評のある主流のコンテンツ制作会社やデジタルの新興企業など多くの競合企業によって、ネットフリックスが以前の優位性を再現することを難しくしていた。批評家たちは、ネットフリックスの加入者獲得数の鈍化と債務水準の上昇を指摘していた。ネットフリックスの最高経営責任者は様々なデジタル競合他社からの破壊工作に直面していた。彼はどう答えるべきか?ネットフリックスは、引き続きコンテンツ制作会社として、ハリウッドの業界リーダーたちと競争すべきか?全員のインセンティブを整合性のとれたものにするため、他のメディア会社と提携をすべきか?

Session 3
(主題)イノベーションとマーケティング
(サブテーマ) 英語を用いたケース・ディスカション 1
(Session 3 概要)
英語版のケースを用いて、英語でケース・ディスカッションを実施します。ただし、英語力を評価するものではありません。
ソニーAIBOは世界初の「エンターテインメント」ロボットである。家庭用「ペット」の位置づけで販売されたAIBOは日本で大ヒットし、技術知識のほとんどない人も含めて老若問わず受け入れられた。マーケティングとイノベーションの関係、イノベーションを起こすリーダー、チームそして経営陣について議論していきます。

●使用するケース
Session 1 : ホールフーズマーケット  HBS / Amazon Acquires Whole Foods(英文) HBS

Session 2: ネットフリックス:ディスラプターが破壊の危機  IVEY
 <参考書> No Rules Rules 世界一「自由」な会社、NETFLIX(日経BP)

Session 3: Sony AIBO: The World's First Entertainment Robot (HBS)

第2日(Day2)

Session 4
((主題)ライフスタイルとイノベーション
(Session 4 概要)
2015年、ウーバーはこの種のものの中でおそらく最大規模のポイント・ツー・ポイント輸送ネットワークを築いていた。それは文字通り世界の移動方法を変革するものである。しかし、フェデックスのような典型的輸送ロジスティック企業とは異なり、ウーバーは非常に軽量なインフラを有していた。車両は所有せず、ドライバーも雇用しない。そのため車両のメンテナンス費用を払うこともなかった。代わりにこのネットワークでは、ドライバーと乗客というピア・ツー・ピア(同等の立場で)の調整をすることに依存した。これは高度なソフトウェアと巧みな評価システムが可能にしたものである。しかしウーバーは、早くから目覚ましい成功を遂げたにもかかわらず、激しい賛否両論を巻き起こす企業であった。イノベーションが破壊的に市場参入していく賛否を議論する。

Session 5
(主題)イノベーション、起業家精神と女性リーダー
(サブテーマ) 英語を用いたケース・ディスカション 2
(Session 5 概要)
新規事業の立ち上げには、イノベーティブな発想と起業家精神が欠かせません。その課題に直面した女性CEOについて議論をしていきます。国際的マネジメント経験はなく、初めて最高経営責任者(CEO)の任に就いたミア・フォスターは、新たな職に就いてわずか数週間後、アメリカに拠点を置く100億ドル規模のファーストフードチェーンであるレベンダリー・カフェの重要課題に直面する。起業家精神に富んだレベンダリー・カフェ・チャイナの責任者ルイス・チェンは、中国の事業計画を議論しようとするフォスター達の試みに抵抗した。彼女はチェンに会うため中国に飛んだ。そこではレベンダリー・チャイナの将来と同時に同社のグローバル化全体の将来について意思決定をする必要に迫られる。

Session 6
(主題)国家の「ゼロ・トゥ・ワン」
(Session 6 概要)
第二次世界大戦終戦直後、日本は米国GHQの占領下に置かれた。終戦直後の晩秋、外務大臣に就任して間もない吉田茂は24歳年下の白洲にGHQとの交渉役を委ねた。そして終戦から6年後、サンフラシスコ講和条約を締結。焼け野原から経済大国の道へと日本は「ゼロ・トゥ・ワン」を成し遂げた。激動の戦後を吉田の右腕として生きた白洲次郎という人物を通して、「国家の立ち上げ」というベンチャー・プロジェクトについて議論していきたいと思います。

Session 6.5:
(主題)イノベーションとコミュニケーション
(Session 7 概要)
イノベーションを「他人にわかりやすく話すこと」について探究していきます。

●使用するケース
Session 4: ウーバー: 世界の移動手段を変革する HBS
 <参考書> 未来を実装する (英治出版)

Session 5: Levendary Cafe: The China Challenge(HBS Brief Case)

Session 6: 白洲次郎:プリンシプルのない日本  NUCB

第3日(Day3)

Session 7
(主題)イノベーションの基を訪ねて
(Session 7 概要)
本ケースは、スティーブ・ジョブスとプロバスケットボールチームのコーチであるフィル・ジャクソンが、どのような信念を基盤として活動していたかについて記述されている。イノベーションの基を訪ねるべく、本ケースを題材に議論をしていきます。

Session 8  
(主題)イノベーションの創発
(Session 8 概要)
本セッションはイノベーションを自分ゴトとして捉えプレゼンテーションし、本コースから得た気づきを、各人が総括する機会としたいです。参加者全員が創造性を発揮し、世界に通用するMBAらしいピッチとはどんなものか?どのように具現化していくか?について実践的に探究していければと思います。

●使用するケース
Session 7: Zen for Strategy (abridged) NUCB
 <教科書> サーチ・インサイド・ユアセルフ(英治出版)
 <参考ケース> Zen for Strategy  University of Virginia Darden School
 <参考書> 禅マインド ビギナーズ・マインド 1 & 2(サンガ出版)

Session 8: Driving Strategic Innovation・ピッチセッション
 詳細はCase Assignment並びにGoogle Classroomに記載し、講義中に補足説明をいたします

第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 50 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・各ケースの予習とレポートに相応な時間をかけることをお薦めします。
・ハーバード・ビジネス・スクール方式に基づいて、ディスカッションをファシリテートして参ります。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • クレイトン・クリステンセン「イノベーションの最終解」翔泳社(2010)
  • チャディー・メン・タン「サーチ・インサイド・ユアセルフ」英治出版(2016)9784862762276
  • ピーター・ティール「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」NHK出版(2018)978-4864106016
  • 野口悠紀雄「プア・ジャパン」朝日書店(2023)978-4-02-295235
  • 伊藤羊「世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 1分で話せ」SB Creative(2018)978-4-7973-9523-5

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

・「NO RULES RULES - 世界一自由な会社NETFLIX」リード・ヘイスティングス・エリン・メイヤー著 日経BP
・「プリンシプルのない日本」白州次郎(新潮文庫)
・「GE帝国盛衰史」トーマス・グリタ テッド・マン ダイヤモンド社

・「賢い人がなぜ決断を誤るのか」オリヴィエ・シボニー 日経BP
・「なぜビジネス書は間違うのか」フィル・ローゼンワイグ 日経BP
・「問いこそが答えだ! -正しく問う力が仕事と人生の視界を開く-」ハル・グレガーセン 著 光文社
・「伝える前が9割」浅田すぐる KADOKAWA

・「資本主義の再構築」レベッカ・ヘンダーソン 日経BP
・「グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界」クラウス・シュラブ/ティエリ・マレリ 日経ナショナルジオグラフィックス社

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

2023年度の授業調査では、以下のようなコメントを頂きました。(授業評価点=4.65点)
引き続きハーバード式ケース・ディスカッションを進めながら、全員で「知の共同構築」を深めていけたらと思います。

・生徒の豊富な意見を取り入れて、答えのない課題について考えるきっかけをもらえたところ。
・クラス全員が家族のように1つにまとまりとても濃く内容に充実した3日間の講義でした。そして1人1人がぶっとんだアイデアをもつアントレプレナーがこのクラスにはたくさんいらっしゃることも知り、とてもレベルの高い講義でした。やっぱりNUCBには日本を変えていく人材が本当に多いことを改めて感じました。
・ゲストがいたこと。イノベーションの方法は授業では学べないと思っていたが、少しそのヒントを得られたように思った。
・日本語授業の中で、フル英語の授業を受けることができて、非常によい体験ができました。英語ができないものにとって、非常に有意義な体験をさせていただくことができました。また、内容も非常に面白いケースで、他の授業ではなかなか扱わないケースだったので非常に楽しかったです。
・英語の授業時間をもう少し長く持ってほしい。

・教員の熱意がこれまで受けた授業の中で一番伝わった。
・講師の熱意、ファシリテーションは非常に素晴らしかった。Session内容もバラエティーに富んでおり、非常に素晴らしいものであった。
・座席指定制 ピッチセッションがとても有意義だった。英語セッションも初めて経験出来て、いつもより集中出来て良かった。
・内古閑先生が生徒を否定することなく、どんどんイノベーションを促した点。
・ハーバード式を再現したとても空気感の良いクラスでの熱気の高い時間を過ごせました。先生の生徒一人ひとりに向けられる丁寧さが際立っていました。

・内古閑先生の授業ではいつも衝撃的で印象に残る動画が含まれており、非常に鮮明に記憶に残る
・全ての学生に、平等にチャンスを与えてくれる先生の姿勢に感動しました。
・全員が参加できた素晴らしい講義だったと思います。おそらく、スライド解説がほとんどなくより深いディスカッションが出来たと感じています。
・今回の授業まではスライド解説もあった方が良いと考えてましたが、内古閑先生の講義を通じてスライド解説はむしろなくても良いんじゃないのかと考えを改めました。
・先生が学生個人の資質を見ながら禅の導師のように学生を導いている点
・HBSの基本スタイルからビジコンの模擬体験まで幅広い学びがある
・クリエイティブ溢れる講義内容が素晴らしいと思う。指定席だったので、席取りに追われることなくとてもよかった。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

1998年慶應義塾大学理工学部修士課程修了。(株)東芝入社、世界初のノートパソコンを設計したハードウェア設計部に所属。1994年ハーバード・ビジネス・スクール経営大学院修士課程修了(MBA)後、東芝本社パソコン商品企画部にて新型ノートパソコンの企画、インターネット・サービスの立ち上げ、ネット接続型次世代DVD規格の策定に従事。1997年ソフトバンク(株)入社、企業投資室にてスカパーの立ち上げ、インターネット企業投資を実施。ソフトバンクと米国ジオシティーズの合弁会社、ジオシティーズ・ジャパン(株)の設立、事業立上げを指揮。2000年ヴィジョネア(株)を創業、DVDとインターネットの連動技術で事業構築、特許権利化後にライセンスビジネスにピボットし現在に至る。2012年米国シリコンバレーに移り住みYouTuber向けアプリ開発のVeamInc.設立・創業、現在に至る。帰国後アフリカにおける世銀のプロジェクト、ブロックチェーンのビジネス・プロデュースに関与。

Education
Masters Degree in Business Administration, Harvard Business School
Master of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University
Bachelor of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University

After joining Toshiba's Computer Division in 1988 where he was involved in designing the world's first notebook PC, Hiroshi Uchikoga went to Harvard Business School MBA program. After graduation, he returned to Toshiba Headquarters Product Planning division in 1994, where he engaged in; planning advanced notebook PCs, launching Toshiba's first internet service, and standardizing a new generation video disc format.
When he met Mr. Son of Softbank, Hiroshi decided to work as a manager in the investment division, then led the joint venture between GeoCities (US) and Softbank. In 2000, Hiroshi founded Visionare Corporation, a software development company in Japan which eventually pivoted to a license company after acquiring eight patents, and he moved to Sunnyvale, California in 2012 to start up Veam Inc. - both of which are currently working on a path to successful exits. Returning to Japan in 2017, he acted as Business Producer at World Bank's project in Africa and blockchain related businesses.







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