シラバス Syllabus

授業名 Driving Strategic Innovation
Course Title Driving Strategic Innovation
担当教員 Instructor Name 内古閑 宏(Hiroshi Uchikoga)
コード Couse Code GMP207_G22N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 応用科目200系 / Applied
学位 Degree EMBA
開講情報 Terms / Location 2022 GSM Nagoya Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本科目は、NUCBのミッションステートメントと合致するコンセプトの下で展開される科目です。フロンティアスピリットを有するリーダーが世界環境の中で、どのようにしてイノベーティブに考え、行動し、問題解決していけるのか、について洞察していきます。
This course perfectly aligns with NUCB's Mission Statement as it guides to nurturing leaders with Frontier spirits who can bridge cultural differences. It will provide students insights to confront situations where they require innovating thinking, innovating actions and innovative problem solving within an international context.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本コースはイノベーションに関する以下の問いについて、ケースメソッド方式で議論をしていきます。
 なぜイノベーションが必要か?
 何のイノベーションを追求するのか?
 イノベーションの定義は一義的なものか?
 それがビジネスにどう影響を与えるのか?
 その推進に企業戦略は必要か?
 何が推進していくものなのか?
技術のみならずビジネスモデル、カスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)、さらにはワークスタイルなど、イノベーションは広軌にわたり語られています。本コースは技術を用いたイノベーション(ディスラプト型のイノーベーション含む)のケースを中心に取り上げ、戦略、企業文化、リーダーシップ、チーム編成、スタープレーヤーの扱い、コラボレーションなどの様々な切り口からイノベーションと言われている事象を観察していきます。

コース名であるDriving Strategic Innovationの3つの単語を分解すると、Driving Force(推進する力)、Strategy(戦略)とInnovation(イノベーション)となりますが、それぞれについて議論が分かれるテーマを内包しています。'Driving Force'に関しては、創造力vs忍耐力、起業家精神vs企業文化、実験的手法vs経験則、'Strategy'においては、短期vs長期、企業文化、組織構造、パフォーマンス評価などが内包され、'Innovation'においては社内リソースvs外部リソース、ボトムアップ・トップダウン、持続的vs破壊的、などからの論点が考えられます。
The course encompasses case method discussions which provide insights in forming answers to questions such as; Why do companies pursue innovation? What type of innovation are they going after? How does it matter to business? Why would strategy be critical to innovation? What are the drivers for innovation?
Innovation is much more than about technology, which covers business model, customer experience and work style innovations. This course pays particular attention to innovations found in industries related to science and technology, a la disruptive innovation - with case analysis extending to various angles; corporate strategy, company culture, leadership behaviors, teaming, talent management, R&D portfolio control and collaborative work.

When breaking down the course theme into three elements, (1)Driving force, (2)Strategy and (3) Innovation, companies face decision making crossroads at each. Driving force comprises topics of discipline vs creativity, entrepreneurship vs corporate culture, experimental vs proven. Strategy carries out controversies of balancing short term and long term results, company culture alignment, organizational change, and human resource evaluation. Innovation incorporates considerations on issues such as insource vs outsource , ambiguity vs clarity, and bottom up vs top down.
Through a wide array of discussion, the course intends to observe the social and economic impact of driving strategic technological innovations.

到達目標 / Achievement Goal

ケースディスカッションの中から、戦略的にイノベーションを推進していくことの経済的・社会的インパクトについて、「全員参加による知の共同構築作業」をしていきます。既存の枠組み、常識、固定観念にとらわれずどこまで思考していけるか、に挑戦していきたいと思います。

Through the case discussions, the class will co-create knowledge on innovation from an organizational, technological and strategical point of views while searching into mindfulness and personal aspects which form the basis for innovation. The participants are frequently encouraged to challenge the status quo, the stereotypes and think outside the box.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

受講者全員が積極的に議論へ参加することにより、"イノベーションをドライブするのものは何か?" "イノベーションの本質とは?"について考察していけるよう、本コースを設計しています。
”なぜイノベーションは必要なのか?”,”そのためには何をすべきか?","どうやって実現していくのか?"
本コースから得られるインサイト(気づき)から、受講者一人一人がイノベーション・ストーリーを描いていく際の、”思考の支え”となるよう設計しています。

Through case method discussion and with your active involvement, the course is designed to hand over 'thinking tools' when driving strategic innovation. The course intends you to be ready for shaping strategies that answer basic questions of why, what and how - Why do we need innovation? What do we need to do? and How are we going to make it happen?
A set of insights which you take away from the classroom, we hope, becomes an armour of thoughts in constructing coherent narratives for driving strategic innovation - narratives of which will be shared among your colleagues and team members.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 0 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 100 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

(学習方法)
 本コースの講義はケース・ディスカッション+ピッチ・セッションの形式で行われます。受講者はシラバスに記載した質問事項に関して議論をする準備をして来てください。クラス討議中に準備してきた内容について発言並びにプレゼンテーションするよう講師から促されます。講義の進め方・準備に関してはケースブックが配布されるタイミングで、詳細の指示を致します。講義の中にも、様々にイノベーティブなスタイルを包含する試みをして参ります。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Session 1
(主題)成熟業界でのイノベーション
(Session 1 概要)
1980年には、テキサスのオースティンに1店舗しかなかった店が、2004年には144店舗になっていた。『フォーチュン』誌では、アメリカで最も働きがいのある企業ランキングに、7年連続選ばれた。最終的な収益に基づくインセンティブ。モラールの調査。給与の最高額は平均給与の8倍を超えてはならないというルール。成熟業界において傑出した業績を生み出すためのイノベーション。そのユニークなポジショニングにより、2017年に約1兆4千億円でアマゾンに買収されるまでに企業価値を昇華させたその秘訣を探っていきます。

Session 2
(主題)イノベーションとディスラプター
(Session 2 概要)
ネットフリックス・インク(ネットフリックス)はビデオコンテンツのデジタル配信への移行を成功させる前に、それまで映画レンタルのマーケット・リーダーであったブロックバスターを追い越した。しかし、ネットフリックスはその成功にもかかわらず、2017年には定評のある主流のコンテンツ制作会社やデジタルの新興企業など多くの競合企業によって、ネットフリックスが以前の優位性を再現することを難しくしていた。批評家たちは、ネットフリックスの加入者獲得数の鈍化と債務水準の上昇を指摘していた。ネットフリックスの最高経営責任者は様々なデジタル競合他社からの破壊工作に直面していた。彼はどう答えるべきか?ネットフリックスは、引き続きコンテンツ制作会社として、ハリウッドの業界リーダーたちと競争すべきか?全員のインセンティブを整合性のとれたものにするため、他のメディア会社と提携をすべきか?

Session 3
(主題)イノベーションとマーケティング
(Session 3 概要)
ソニーAIBOは世界初の「エンターテインメント」ロボットである。家庭用「ペット」の位置づけで販売されたAIBOは日本で大ヒットし、技術知識のほとんどない人も含めて老若問わず受け入れられた。マーケティングとイノベーションの関係、イノベーションを起こすリーダー、チームそして経営陣について議論していきます。

●使用するケース
Session 1 : ホールフーズマーケット HBS / Amazon Acquires Whole Foods(英文) HBS

Session 2: ネットフリックス:ディスラプターが破壊の危機 IVEY
 <参考書> No Rules Rules 世界一「自由」な会社、NETFLIX(日経BP)

Session 3: ソニーAIBO: 世界初のエンターテインメント・ロボット HBS

第2日(Day2)

Session 4
(主題)ライフスタイルとイノベーション
(Session 4 概要)
2015年、ウーバーはこの種のものの中でおそらく最大規模のポイント・ツー・ポイント輸送ネットワークを築いていた。それは文字通り世界の移動方法を変革するものである。しかし、フェデックスのような典型的輸送ロジスティック企業とは異なり、ウーバーは非常に軽量なインフラを有していた。車両は所有せず、ドライバーも雇用しない。そのため車両のメンテナンス費用を払うこともなかった。代わりにこのネットワークでは、ドライバーと乗客というピア・ツー・ピア(同等の立場で)の調整をすることに依存した。これは高度なソフトウェアと巧みな評価システムが可能にしたものである。しかしウーバーは、早くから目覚ましい成功を遂げたにもかかわらず、激しい賛否両論を巻き起こす企業であった。イノベーションが破壊的に市場参入していく賛否を議論する。

Session 5
(主題)イノベーション、起業家精神と女性リーダー
(Session 5 概要)
新規事業の立ち上げには、イノベーティブな発想と起業家精神が欠かせません。その課題に直面した女性CEOについて議論をしていきます。国際的マネジメント経験はなく、初めて最高経営責任者(CEO)の任に就いたミア・フォスターは、新たな職に就いてわずか数週間後、アメリカに拠点を置く100億ドル規模のファーストフードチェーンであるレベンダリー・カフェの重要課題に直面する。起業家精神に富んだレベンダリー・カフェ・チャイナの責任者ルイス・チェンは、中国の事業計画を議論しようとするフォスター達の試みに抵抗した。彼女はチェンに会うため中国に飛んだ。そこではレベンダリー・チャイナの将来と同時に同社のグローバル化全体の将来について意思決定をする必要に迫られる。

Session 6
(主題)科学研究とイノベーション
(Session 6 概要)
MITのロバート・ランジャー(Langer)教授の研究室は、バイオ医療関連の中堅企業およびスタートアップの企業で活用される研究論文、特許、技術ライセンスの宝庫であった。こうした優れた研究成果を生み出すLanger教授のリーダーシップによるイノベーション現象について探る。本ケースがパブリッシュされた後にランガー教授は、コロナワクチン開発に成功することになるモデルナ社の共同創業者になる。本合同講義恒例の、ゲスト登壇。

●使用するケース
Session 4: ウーバー: 世界の移動手段を変革する HBS
 <参考書> 未来を実装する (英治出版)

Session 5 : レベンダリー・カフェ:中国での挑戦 HBS Brief Case

Session 6: ランガー研究室:科学の商業化 HBS
      Scientistをお迎えし「科学とは?」について掘り下げていく予定です。

 <HBR記事> "Which Kind of Collaboration Is Right for You?" by Gary P. Pisano & Roberto Verganti

第3日(Day3)

Session 7
(主題)イノベーションの基を訪ねて
(Session 7 概要)
本ケースは、スティーブ・ジョブスとプロバスケットボールチームのコーチであるフィル・ジャクソンが、どのような信念を基盤として活動していたかについて記述されている。イノベーションの基を訪ねるべく、本ケースを題材に議論をしていきます。

Session 8  
(主題)イノベーションの創発
(Session 8 概要)
本セッションはイノベーションを自分ゴトとして捉えプレゼンテーションする。さらに参加者全員で討議することにより本コースから得た気づきを、各人が総括できる機会とする。
ピッチと議論もさることながら、「具体的な一歩」を踏み出すところまで可能な限り近づくべく「明日からでもできること」にも焦点をあてながら、参加者全員がinnovativeに取り組む場にしたいと考えています。世界の最前線でのピッチとはどんなものか、スタートアップの資金調達を成功させる秘訣とは何か。ゲストも交えて「知」を構築していく。

●使用するケース
Session 7 : Zen for Strategy (abridged)
 <教科書> サーチ・インサイド・ユアセルフ -仕事と人生を飛躍させるGoogleのマインドフルネス実践法- (英治出版)
 <参考ケース> Zen for Strategy  University of Virginia Darden School
 <参考書> 禅マインド ビギナーズ・マインド 1 & 2(サンガ出版)

Session 8: これまでのケースを総括しながら、ゲストをお迎えして世界の最前線におけるピッチ、資金調達に成功したentrepreneurたちに触れる
 <教科書> ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか(NHK出版)

第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 5 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 45 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 50 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

各ケースの予習とレポートに相応な時間をかけることをお薦めします。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • クレイトン・クリステンセン「イノベーションの最終解」翔泳社(2010)
  • チャディー・メン・タン「サーチ・インサイド・ユアセルフ」英治出版(2016)9784862762276
  • ピーター・ティール「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」NHK出版(2018)978-4864106016

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

・「イノベーションへの解」クレイトン・クリステンセン著 翔泳社
・「NO RULES RULES - 世界一自由な会社NETFLIX」リード・ヘイスティングス・エリン・メイヤー著 日経BP
・「賢い人がなぜ決断を誤るのか」オリヴィエ・シボニー 日経BP
・「なぜビジネス書は間違うのか」フィル・ローゼンワイグ 日経BP
・「GE帝国盛衰史」トーマス・グリタ テッド・マン ダイヤモンド社

・「禅マインド ビギナーズ・マインド 1 & 2 - スティーブ・ジョブズが愛読した禅のバイブル」鈴木俊隆 著 藤田一照 訳 サンガ新書
・「ALLIANCE アライアンス―人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用」リード・ホフマン;ベン・カスノーカ;クリス・イェ 著 ダイアモンド社

・「問いこそが答えだ! -正しく問う力が仕事と人生の視界を開く-」ハル・グレガーセン 著 光文社
・「日本民族の危機」岡潔 著 土曜社
・「人を伸ばす力(Why We Do What We Do)」エドワード・L・デシ+リチャード・フラスト 新曜社
・「グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界」クラウス・シュラブ/ティエリ・マレリ 日経ナショナルジオグラフィックス社

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

昨年度の授業調査では、以下のようなコメントを頂いています。

・NUCBで受けた中で最高の授業であった。ケースに関する議論だけでなく、グループワーク、PITCH、外部講師など様々なイベントが用意されており、イノベーションとは何か、イノベーションを起こすには何をすべきか、人生に必要なことは何かまで深く考えさせられる授業であった。学んだことをしっかりと振り返り、人生に活かしていきたい。ありがとうございました。
・イノベーションについてシュンペーターやクリステンセンという基本的な知識・題材から禅のような応用的な題材までとても示唆に富み、気づきを得られる授業でした。クラス討議もとても有意義な時間でした。この学校に入って一番楽しみにしていた授業でしたが、期待どおりでした。ありがとうございました。
・講義だけではなく、マインドフルネスの実践も経験でき、イノベーションについて全身を使って学ぶことができました。ぜひ他の学生にも勧めたい講義です。
・イノベーティブな授業となるよう数々の仕掛けが散りばめられており、ゲストスピーカーの登板も非常に効果的であったと思います、自分を見つめ直す機会にもなり楽しかったです
・①全体討議、グループ討議、プレゼン、DVD、休憩時間も含め非常にバランスが良い。②気づきが多い授業なのでしっかり実践していきたい
・先生がとにかく動き回ります。ハーバードのリアルの場を知っているからこそだと思うのですが、初の名古屋校の教室の雰囲気もあってとても貴重な経験になりました。80人ほどでやるからこそ意味がある講義ですので、これからも続けてもらえると今後の学生のためにも良いなと思います!
・先生の斬新な教え方に感銘を受け、学生同士のプレゼンテーションの良さも驚きました、大変勉強になりました。
・イノベーションという発散しそうなテーマを、うまくコントロールされてKey Take Awayを与えてくれる。イノベーションをどう創造していくかをグループワークを通じて実体験をすることができ、気づきを与えてくれる
・1日目、2日目の講義で感じたことや疑問に思ったことが、最終日の3日目のセッションや討議でつながって行きました。こんなに短時間にチームメンバーの話を聞き、聞いてもらい、お互いを理解しようとした経験はありませんでした。与えられた枠もなく、自由というものの難しさと、楽しさを感じることができました。本当にありがとうございました。
・先生の熱意。軽やかさ。生徒への期待をさわやかに出してくださること。未来に希望を感じられる。
・非常に暖かい学びの共同体を築いて下さってありがとうございました。コールドコールの多い授業に参加したことがなかったので最初は驚きましたが、大人しくて積極的な発言が難しい性格の方の意見も含めて多様な意見を聞くことができたのが意義深かったと思います。
・普段「よく使っている」言葉であるイノベーションをこんなに深く考えたことはありませんでした。今まであまりに安直にイノベーションという言葉を使っていたと思います。ビジョン、生い立ち、熱意、人生観、優れたチーム、社会課題、タイミングなど、色々なものが組み合わさらないとイノベーションは起きないことが良く分かりました。
・人数が多いにも関わらず、時間通りにマネージいただいた。
・明日より業務に使える内容と感じた試してみたい
・先生の発問が明確で、議論が正常に進み深まったと思います。
・イノベーションは、まずは自分を潜在顧客として考えることの重要性を学ぶことができました。起業や新しいことを始めるときの、仲間選びの疑似体験ができました。
・あえて細かなルールやテーマを設定せずに、自らの行動によって仲間を集めてプレゼンテーションを行う仕組みは、事業づくりにおいても実践的なトレーニングになるなと感じた。社内の研修施策として参考にさせて頂きたいと思った。
・Very impressive class that I've ever taken at NUCB. 心の奥底にささる、人の人生を変えるような内容でした。ありがとうございます。I hope to see you again, Mr. Uchikoga.

今後も参加人数にかかわらずより多くの発言機会を創出し、議論からの気づきを究め、板書においてもさらなる工夫と精進を重ねていきたいと思います。(一昨年度授業評価点→昨年度授業評価点:4.2 → 4.5)

担当教員のプロフィール About the Instructor 

1998年慶應義塾大学理工学部修士課程修了。(株)東芝入社、世界初のノートパソコンを設計したハードウェア設計部に所属。1994年ハーバード・ビジネス・スクール経営大学院修士課程修了(MBA)後、東芝本社パソコン商品企画部にて新型ノートパソコンの企画、インターネット・サービスの立ち上げ、ネット接続型次世代DVD規格の策定に従事。1997年ソフトバンク(株)入社、企業投資室にてスカパーの立ち上げ、インターネット企業投資を実施。ソフトバンクと米国ジオシティーズの合弁会社、ジオシティーズ・ジャパン(株)の設立、事業立上げを指揮。2000年ヴィジョネア(株)を創業、DVDとインターネットの連動技術で事業構築、特許権利化後にライセンスビジネスにピボットし現在に至る。2012年米国シリコンバレーに移り住みYouTuber向けアプリ開発のVeamInc.設立・創業、現在に至る。帰国後アフリカにおける世銀のプロジェクト、ブロックチェーンのビジネス・プロデュースに関与。

Education
Masters Degree in Business Administration, Harvard Business School
Master of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University
Bachelor of Engineering in Mechanical Engineering, Keio University

After joining Toshiba's Computer Division in 1988 where he was involved in designing the world's first notebook PC, Hiroshi Uchikoga went to Harvard Business School MBA program. After graduation, he returned to Toshiba Headquarters Product Planning division in 1994, where he engaged in; planning advanced notebook PCs, launching Toshiba's first internet service, and standardizing a new generation video disc format.
When he met Mr. Son of Softbank, Hiroshi decided to work as a manager in the investment division, then led the joint venture between GeoCities (US) and Softbank. In 2000, Hiroshi founded Visionare Corporation, a software development company in Japan which eventually pivoted to a license company after acquiring eight patents, and he moved to Sunnyvale, California in 2012 to start up Veam Inc. - both of which are currently working on a path to successful exits. Returning to Japan in 2017, he acted as Business Producer at World Bank's project in Africa and blockchain related businesses.







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