シラバス Syllabus

授業名 Driving Digital Strategy
Course Title Driving Digital Strategy
担当教員 Instructor Name 北原 康富(Yasutomi Kitahara)
コード Couse Code GMP109_G22N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 応用科目200系 / Applied
学位 Degree EMBA
開講情報 Terms / Location 2022 GSM Nagoya Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

 
 

授業の目的(意義) / Importance of this course

【注意1】講義スケジュールおよび使用ケースは暫定であり、今後変更されることがあります。
【注意2】本授業はパソコンのExcelを多用する時限があります。

グローバル情報化がますます進展する中で、経営環境の不確実性はがいっそう大きくなっています。また、国境や文化を超えた組織での意思決定をする機会も増大しています。本講座は、ビジネスにおける意思決定、特に不確実性下の意思決定および集団・組織の意思決定に着目します。
実経験に近いシミュレーションやディスカッションを通じて、意思決定の基礎および関連する諸理論を理解するとともに、意思決定のフレームやプロセス、評価手法といった実践的方法を修得します。
さらに、急速に発展を続けるとともにビジネス領域での応用が拡大しようとしているAI(人工知能)による意思決定支援も取り上げます。ケースディスカッションを通じて、その功罪や課題などについて理解を深めます。
In the globalization and information era, Occasions of decision making in organization across nations and cultures has been increasing. Furthermore, uncertainty of business environment has been also increasing. This course focuses strategic decision making by utilizing the decision management method. The method developed by Dr. Howard of Stanford University by integrating decision theories and quantitative analysis method including both business value and uncertainty. Both of the quantitative analysis and the decision theory are independent from languages and cultures, thus strong management tools in decision making in global organizations.

到達目標 / Achievement Goal

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

①経営意思決定における諸理論を理解する
②組織の意思決定について理解する
③デシジョンマネジメント法を戦略計画の実務で使えるようになる
④不確実性の分析と評価が実践できる
⑤AIが経営意思決定に及ぼす影響を理解する

① Understand theories of management decision making
② Understand organizational decision making
③ The Decision Management Law can be used in the practice of strategic planning
④ Analysis and evaluation of uncertainty can be practiced
⑤ Understand the effect of AI application in business decision making.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 25 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 75 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

授業中、発言や成果について適時フィードバックします。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Day1は意思決定の概論を通じて基礎を理解します。
本講義のイントロダクションとして、意思決定とは何か、ビジネスにおける意思決定はどのようなものがあるか、それらはどんな共通点があり、どんな違いがあるのか、などを討議します。また、意思決定理論の基礎として規範的意思決定について考えます。ここでは意思決定で最も重要な「フレーム」について、クループワークとクラス討議を通じて、理解を深めます。その上で、意思決定の合理性と限定された合理性について理解を深めます。
最後に、不確実性の高い状況下におけるリスクを定量的に評価する方法を理解し、意思決定に利用することについて理解し、実践できるようにします。まず、不確実性を離散的に評価する手法としてデシジョン・ツリーを学び、不確実性と意思決定を整理するためのツールとして活用できるようします。

●使用するケース
デイヴ・アームストロング(A)
デイヴ・アームストロング(B)授業中配布
ウィルモア・テクノロジーズ
坂口酒造

第2日(Day2)

Day2は、不確実性下の意思決定、および集団・組織の意思決定について学びます。
まず、不確実性を連側的に評価する手法としてモンテカルロ・シミュレーションについてその原理と方法を学び、不確実性をより精緻に捉えることができるようにします。
次に、組織の意思決定とは何か、個人の意思決定とどように異なるのかについて理解し、組織が陥りやすい意思決定の問題について検討します。また、集団の意思決定をシミュレーションゲームを通じて体験し、その結果をケースとしてディスカッションします。これを通じて集団の意思決定の品質、および意思決定の品質を上げるために何をすべきかなどについて検討します。

●使用するケース
イタリアンレストランの開業
Zipcarビジネスモデルの改良
チャレンジャー打ち上げ決定のグループプロセス(A)
意思決定シミュレーションゲーム(エベレスト登頂)(オンライン)

第3日(Day3)

Day3は、AI(実行知能)と意思決定について理解を深めます。近年、AIは企業の様々なシーンでの活用が始まっています。ここでは、AI技術を利用して人が意思決定することによって生じる課題について理解を深めます。ビジネスリーダーとして知っておくべきテクノロジーの重要な側面を学びます。

●使用するケース
LINE 2019(A)
GROW: 人工知能を用いて人間知能をスクリーニングする
Programming a “Fairer” System: Assessing Bias in Enterprise AI Products (A)

第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 55 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 55 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 25 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  •  「コピー教材およびデータを毎回、講義前または講義後に電子的に配布します。講義前教材についてはプリントするか、パソコンにダウンロードし、講義に持参してください。」 ( )

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

(読書を推薦しますが、受講に必携ということはありません)
[1]意思決定アプローチ―「分析と決断」ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4478490280
[2]すぐれた組織の意思決定 ISBN-10: 4120028917 ISBN-13: 978-4120028915
[3]意思決定論-基礎とアプローチ ISBN-10: 4502677701 ISBN-13: 978-4502677700
[4]入門リスク分析-基礎から実践 ISBN-10: 432650241X ISBN-13: 978-4326502417
[5]なぜ新規事業は成功しないのか- 「 仮説のマネジメント」の理論と実践 ISBN-10: 4532314291 ISBN-13: 978-4532314293

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

事前にできるだけ予習するためのリソースが欲しいとのコメントに対応するため、ビジネスゲームの概要と操作説明を事前にケースとして配布するようにしました。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●主な職歴
1993 ~ 2006 日本インテグラート(株)
2006 ~ 2010 インテグラート(株)
2009 ~   サイボウズ(株)
2010 ~   インテグラート・リサーチ(株)
2012 ~   名古屋商科大学経営学部、大学院マネジメント研究科 教授

●学位と取得大学
博士(学術)早稲田大学

●研究分野
意思決定、イノベーション、アントレプレナーシップ

●主な論文
1 博士論文:「財務モデルの視覚的・対 話的な操作の意思決定への効果」
2 「 財務モデルの動的かつ対話型表現を用いた意思決定支援システムの研究」
3 Design and implementation of visual interactive financial model manipulation and its empirical test effect on the quality of decision making
4 学会発表「 財務モデルの動的かつ対話型表現を用いた意思決定支援システムの研究」
5 学会発表“Visual Interactive Financial Model Manipulation and its Effects in Improving Decision Quality”
●主な著書
1「儲けの戦略」第6章( 95貢)~ 第10章(218貢)
2「 リアルオプションと経営戦略」日 本リアルオプション学会編第10章(225貢~252貢)
3 研究開発テーマの評価法~公平で透明性ある評価の仕組みづくりと運用ノウハウ~ 第7節( 241頁~252頁)


Refereed Articles

  • (2019) Effectiveness of non-expert idea creation activities for product development. Development Engineering 39(1):
  • (2017) How can business schools teach innovation?. Development Engineering 37(1):
  • (2010) A Design and Empirical Test of a Decision Support System with Dynamic and Interactive Representation of Financial Models. Real options and Strategy

Refereed Proceedings

  • (2023). Management Theory and Practice for Decision Making in the Diagnostic Process. 26th annual meeting of Japan society of hospital general medicine. Web Proceeding site. .Japan society of hospital general medicine.. 3. 2. LightCube Utsunomiya






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