授業名 | Driving Digital Strategy |
---|---|
Course Title | Driving Digital Strategy |
担当教員 Instructor Name | 北原 康富(Yasutomi Kitahara) |
コード Couse Code | GMP103_G20O |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
学位 Degree | EMBA |
開講情報 Terms / Location | 2020 GSM Osaka Spring |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
授業の目的(意義) / Importance of this course
【注意1】講義スケジュールおよび使用ケースは暫定であり、今後変更されることがあります。
グローバル情報化がますます進展する中で、経営環境の不確実性はがいっそう大きくなっています。また、国境や文化を超えた組織での意思決定をする機会も増大しています。本講座は、ビジネスにおける意思決定、特に戦略意思決定に着目し、組織で戦略を策定する方法として意思決定マネジメント法を取り上げます。これはスタンフォード大学のハワード博士が考案した方法論であり、意思決定理論と不確実性を含めた定量評価法を組み合わせています。定量評価は、言語に依存しない量による評価であり、また、意思決定理論のベースとなる規範的意思決定も、言語や文化に依存しない汎用性があり、グローバルな組織における意思決定に効果を発揮します。講義では、デシジョンマネジメント法をケースに適用し、実経験に近いシミュレーションやディスカッションを通じて、実務における応用ができるようにすると共に、意思決定のフレーム、選択肢の設計、不可確実性下の意思決定、集団の意思決定など、経営意思決定に関連する諸理論を理解します。
グローバル情報化がますます進展する中で、経営環境の不確実性はがいっそう大きくなっています。また、国境や文化を超えた組織での意思決定をする機会も増大しています。本講座は、ビジネスにおける意思決定、特に戦略意思決定に着目し、組織で戦略を策定する方法として意思決定マネジメント法を取り上げます。これはスタンフォード大学のハワード博士が考案した方法論であり、意思決定理論と不確実性を含めた定量評価法を組み合わせています。定量評価は、言語に依存しない量による評価であり、また、意思決定理論のベースとなる規範的意思決定も、言語や文化に依存しない汎用性があり、グローバルな組織における意思決定に効果を発揮します。講義では、デシジョンマネジメント法をケースに適用し、実経験に近いシミュレーションやディスカッションを通じて、実務における応用ができるようにすると共に、意思決定のフレーム、選択肢の設計、不可確実性下の意思決定、集団の意思決定など、経営意思決定に関連する諸理論を理解します。
In the globalization and information era, Occasions of decision making in organization across nations and cultures has been increasing. Furthermore, uncertainty of business environment has been also increasing. This course focuses strategic decision making by utilizing the decision management method. The method developed by Dr. Howard of Stanford University by integrating decision theories and quantitative analysis method including both business value and uncertainty. Both of the quantitative analysis and the decision theory are independent from languages and cultures, thus strong management tools in decision making in global organizations.
到達目標 / Achievement Goal
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Executive Leadership (EMBA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
①経営意思決定における諸理論を理解する
②組織の意思決定について理解する
③デシジョンマネジメント法を戦略計画の実務で使えるようになる
④不確実性の分析と評価が実践できる
②組織の意思決定について理解する
③デシジョンマネジメント法を戦略計画の実務で使えるようになる
④不確実性の分析と評価が実践できる
① Understand theories of management decision making
② Understand organizational decision making
③ The Decision Management Law can be used in the practice of strategic planning
④ Analysis and evaluation of uncertainty can be practiced
② Understand organizational decision making
③ The Decision Management Law can be used in the practice of strategic planning
④ Analysis and evaluation of uncertainty can be practiced
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 25 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 75 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
授業中、発言や成果について適時フィードバックします
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
Day1は意思決定の概論を通じて基礎を理解します。本講義のイントロダクションとして、意思決定とは何か、ビジネスにおける意思決定はどのようなものがあるか、それらはどんな共通点があり、どんな違いがあるのか、などを討議します。また、意思決定理論の基礎として規範的意思決定について考えます。ここでは意思決定で最も重要な「フレーム」について、クループワークとクラス討議を通じて、理解を深めます。その上で、意思決定の合理性と限定された合理性について理解を深めます。
●使用するケース
[1] AKB48 のグローバル展開[2] ゼネラル新薬(縮小版)
[3] ウィルモア・テクノロジーズ
第2日(Day2)
Day2は、組織の意思決定を取り扱います。戦略意思決定のための方法論として、ハワードによるデシジョン・マネジメント法を修得します。フレーミング、戦略代替案の設計、戦略代替案の評価、戦略代替案の選択という、一連ののプロセス方法を修得します。その上で、ケースを用いて具体的にデシジョン・マネジメントの実習を行います。続いて、ケースおよび簡単なロールプレイを通じて集団の意思決定を理解します。
●使用するケース
[4] ベン&ジェリーズ(A),(B)[5] チャレンジャー打ち上げ決定のグループプロセス(A)
第3日(Day3)
Day3は、リスクの定量的な評価法を修得します。不確実性の高い状況下におけるリスクを定量的に評価する方法を理解し、意思決定に利用することについて理解し、実践できるようにします。まず、不確実性を離散的に評価する手法としてデシジョン・ツリーを学び、不確実性と意思決定を整理するためのツールとして活用できるようします。続いて、不確実性を連側的に評価する手法としてモンテカルロ・シミュレーションについてその原理と方法を学び、不確実性をより精緻に捉えることができるようにします。
●使用するケース
[6] 坂口酒造[7] イタリアンレストランの開業(縮小版)
第4日(Day4)
Day4は、さらに高い不確実性下で、どのように経営意思決定を行うかについて修得します。ハイリスクの新規事業をケースとし、仮説検証型のリスクマネジメント方法論として、「仮説指向計画法(DDP)」を理解します。続いて、さらに不確実性の高い新規事業のケースを用いて、どのように意思決定していくかについて議論します。
最後に、ケースを用いたテストを行います。
●使用するケース
[8] Zipcarビジネスモデルの改良[9] ヒューレット・パッカード: キティホーク (A),(B)
[10] 冷たい機会(当日配布)
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 50 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 50 % |
予習レポート Preparation Report | 25 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 25 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
教科書 Textbook
- 「コピー教材およびデータを毎回、講義前または講義後に電子的に配布します。講義前教材についてはプリントするか、パソコンにダウンロードし、講義に持参してください。 」 ( )
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
( 読書を推薦しますが、受 講に必携ということはありません)
[1]すぐれた組織の意思決定 ISBN-10: 4120028917 ISBN-13: 978-4120028915
[2]意思決定論-基礎とアプローチ ISBN-10: 4502677701 ISBN-13: 978-4502677700
[3]意思決定の理論と技法-未来の可能性を最大化する ISBN-10: 4478490236 ISBN-13: 978-4478490235
[4]入門リスク分析-基礎から実践 ISBN-10: 432650241X ISBN-13: 978-4326502417
[5]なぜ新規事業は成功しないのか- 「 仮説のマネジメント」の理論と実践 ISBN-10: 4532314291 ISBN-13: 978-4532314293
[1]すぐれた組織の意思決定 ISBN-10: 4120028917 ISBN-13: 978-4120028915
[2]意思決定論-基礎とアプローチ ISBN-10: 4502677701 ISBN-13: 978-4502677700
[3]意思決定の理論と技法-未来の可能性を最大化する ISBN-10: 4478490236 ISBN-13: 978-4478490235
[4]入門リスク分析-基礎から実践 ISBN-10: 432650241X ISBN-13: 978-4326502417
[5]なぜ新規事業は成功しないのか- 「 仮説のマネジメント」の理論と実践 ISBN-10: 4532314291 ISBN-13: 978-4532314293
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
今回、初めてのオンライン授業に対応するため、新規として取り扱います。
担当教員のプロフィール About the Instructor
●主な職歴
1993 ~ 2006 日本インテグラート(株)
2006 ~ 2010 インテグラート(株)
2009 ~ サイボウズ(株)
2010 ~ インテグラート・リサーチ(株)
2012 ~ 名古屋商科大学経営学部、大学院マネジメント研究科 教授
●学位と取得大学
博士(学術)早稲田大学
●研究分野
意思決定、イノベーション、アントレプレナーシップ
●主な論文
1 博士論文:「財務モデルの視覚的・対 話的な操作の意思決定への効果」
2 「 財務モデルの動的かつ対話型表現を用いた意思決定支援システムの研究」
3 Design and implementation of visual interactive financial model manipulation and its empirical test effect on the quality of decision making
4 学会発表「 財務モデルの動的かつ対話型表現を用いた意思決定支援システムの研究」
5 学会発表“Visual Interactive Financial Model Manipulation and its Effects in Improving Decision Quality”
●主な著書
1「儲けの戦略」第6章( 95貢)~ 第10章(218貢)
2「 リアルオプションと経営戦略」日 本リアルオプション学会編第10章(225貢~252貢)
3 研究開発テーマの評価法~公平で透明性ある評価の仕組みづくりと運用ノウハウ~ 第7節( 241頁~252頁)
1993 ~ 2006 日本インテグラート(株)
2006 ~ 2010 インテグラート(株)
2009 ~ サイボウズ(株)
2010 ~ インテグラート・リサーチ(株)
2012 ~ 名古屋商科大学経営学部、大学院マネジメント研究科 教授
●学位と取得大学
博士(学術)早稲田大学
●研究分野
意思決定、イノベーション、アントレプレナーシップ
●主な論文
1 博士論文:「財務モデルの視覚的・対 話的な操作の意思決定への効果」
2 「 財務モデルの動的かつ対話型表現を用いた意思決定支援システムの研究」
3 Design and implementation of visual interactive financial model manipulation and its empirical test effect on the quality of decision making
4 学会発表「 財務モデルの動的かつ対話型表現を用いた意思決定支援システムの研究」
5 学会発表“Visual Interactive Financial Model Manipulation and its Effects in Improving Decision Quality”
●主な著書
1「儲けの戦略」第6章( 95貢)~ 第10章(218貢)
2「 リアルオプションと経営戦略」日 本リアルオプション学会編第10章(225貢~252貢)
3 研究開発テーマの評価法~公平で透明性ある評価の仕組みづくりと運用ノウハウ~ 第7節( 241頁~252頁)
Refereed Articles
- (2019) Effectiveness of non-expert idea creation activities for product development. Development Engineering 39(1):
- (2017) How can business schools teach innovation?. Development Engineering 37(1):
- (2010) A Design and Empirical Test of a Decision Support System with Dynamic and Interactive Representation of Financial Models. Real options and Strategy
Refereed Proceedings
- (2023). Management Theory and Practice for Decision Making in the Diagnostic Process. 26th annual meeting of Japan society of hospital general medicine. Web Proceeding site. .Japan society of hospital general medicine.. 3. 2. LightCube Utsunomiya