授業名 | Leadership under Crisis |
---|---|
Course Title | Leadership under Crisis |
担当教員 Instructor Name | 原田 泰(Yutaka Harada) |
コード Couse Code | EST235_G22V |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | Live Virtual |
単位 Credits | 1 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 入門科目0系 / Pre |
学位 Degree | Exed |
開講情報 Terms / Location | 2022 GSM ONLINE Fall |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
フロンティアスピリットを通じて世界的なビジネスで成功する素養のあるリーダーを育て、イノベーションと高い倫理的基準を経営慣行にもたらすが本学のミッション(の一部)である。本講義により、様々なケースを通じて、あらゆる組織で分析に基づき、改善または革新をもたらすリーダーとなる準備ができる。
It is (part of) the mission of the University to develop qualified leaders who, through a ‘Frontier Spirit’, are equipped to succeed in the globalized business and to bring innovation and high ethical standards to their management practices. This lecture, through various cases, prepares you to become a leader who brings about innovation to any organization based on the analysis.
授業の目的(意義) / Importance of this course
リーダーシップとは、自分の属している社会や組織や企業のために、自らのイニシアチブで何らかの良い変化をもたらすことである。
リーダーシップ論についてのこれまでの議論を整理したのち、現実の場において、リーダーシップを考え、あなたが社会、組織、企業のために何ができるかを探求し、あなたが何になれるかを考える。
リーダーシップ論についてのこれまでの議論を整理したのち、現実の場において、リーダーシップを考え、あなたが社会、組織、企業のために何ができるかを探求し、あなたが何になれるかを考える。
Leadership is to make a positive change by your initiative for the society, organization, or company to which you belong.
After summarizing the previous discussions on leadership theories, consider leadership in real-life situations, where it is needed, explore what you can do for society, organization, and company, and think what you can become.
After summarizing the previous discussions on leadership theories, consider leadership in real-life situations, where it is needed, explore what you can do for society, organization, and company, and think what you can become.
到達目標 / Achievement Goal
本科目を学ぶことで、学生は、複雑な複雑な状況の中で何が必要な変化かを認識し、その変化をもたらす人間になることができる。
By studying this course, students can recognize what changes are needed in a complex situation and become a person who brings about those changes.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG7 Global Perspective (GLP)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG7 Global Perspective (GLP)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
リーダーシップ論についての基本的な知識
具体的な状況に即しての、その深い理解
組織の運営の在り方
具体的な状況に即しての、その深い理解
組織の運営の在り方
Basic knowledge of leadership theory
A deep understanding of leadership in a real life situation
How to operate organizations
A deep understanding of leadership in a real life situation
How to operate organizations
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
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インプット型 Traditional | 0 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 100 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
ケースの理解
基本的事実の確認
基本的考え方の理解
その上で自分の意見の整理
アサインメントの回答は、指定の期日までにGoogle Classroomで指定したところにファイルを転送して下さい。
基本的事実の確認
基本的考え方の理解
その上で自分の意見の整理
アサインメントの回答は、指定の期日までにGoogle Classroomで指定したところにファイルを転送して下さい。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
リーダーシップ論を学ぶリーダーシップ論についての様々な考え方の整理
最近の政策におけるリーダーシップを考える
コロナの蛸壺:何をしたら良いか良く分からない中でのリーダーシップを考える
戦国から江戸の変化でリーダーに問われたこと:武士の目的意識を変えること
徳川綱吉の改革:武士の役割の変化を認知させるリーダーシップ
●使用するケース
1.リーダーシップ論の類型(講師作成のメモランダム)2.「コロナの蛸壺:何をしたら良いか良く分からない中でのリーダーシップ」(講師作成のケース)
3.「犬将軍は何を変えたかったのか:戦国から江戸の変化でリーダーに問われたこと」(講師作成のケース)
第2日(Day2)
リーダーシップと経営戦略について考える。卓越したリーダーによってすべてがうまくいっていたと思われていたが、それが突然頓挫してしまう。何が起こったのか。成功した企業の次の段階。日本の企業は1990年代の初期まで成功を収めるが、その後、多くが停滞する。その停滞の中で更なる飛躍に成功した企業とそうはできなかった企業がある。ここでリーダーシップはどのようにかかわっているのか。
●使用するケース
4.スルガ銀行 "スルガ銀行_個人金融サービス・カンパニーヘ 進化し続ける地方銀行" 一橋ビジネスレビュー_2011.Aut No.0905.日産自動車、2002年 CCJB-HBS-80045-02
6.松下電器産業の変革(要約版)CCJB-HBS-15007-01
7.「スルガ、日産、松下のその後の経営指標」(講師作成の補足資料)
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
予習レポートは指定の期日までにグーグルクラスルームにファイルで提出すること。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
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コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 50 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 50 % |
予習レポート Preparation Report | 50 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
アサインメントの回答を書く場合には、基礎的な知識を聞いている場合と、考えを聞いている場合を区別すること。知識を問われている場合に、独自の考えを書いても得点にならない。予習レポートは指定の期日までにグーグルクラスルームにファイルで提出すること。
教科書 Textbook
- スティーヴン・マーフィ重松「スタンフォード式 最高のリーダーシップ」」サンマーク出版(2019)978-4-7631-3688-6
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
リード・ヘイスティングス+エリン・メイヤー『NO RULES 世界一「自由な」会社、NETFLIX』日経BP、2020年。ISBN 978-4-532-32367-7
樋口耕太郎『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』光文社、2020年。ISBN 978-4334044794
ハーバードビジネスレビュー編集部編『Harvard Business Reviewリーダーシップの教科書』ダイヤモンド社、2018年。ISBN 978-4-478-10664-8
ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー『[新訳]最前線のリーダーシップ――何が生死を分けるのか』英治出版、2018年。ISBN 978-4-86276-256-6
ベン・ホロウィッツ、浅枝大志・関美和訳『WHO YOU ARE』日経BP社、2020年。
ISBN 978-4-8222-8881-5
樋口耕太郎『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』光文社、2020年。ISBN 978-4334044794
ハーバードビジネスレビュー編集部編『Harvard Business Reviewリーダーシップの教科書』ダイヤモンド社、2018年。ISBN 978-4-478-10664-8
ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー『[新訳]最前線のリーダーシップ――何が生死を分けるのか』英治出版、2018年。ISBN 978-4-86276-256-6
ベン・ホロウィッツ、浅枝大志・関美和訳『WHO YOU ARE』日経BP社、2020年。
ISBN 978-4-8222-8881-5
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
学生諸君の反応は、分量が多すぎる、直接企業経営と関わらない題材も興味深いということだった。分量は少し減らしている。
担当教員のプロフィール About the Instructor
1974年東京大学農学部農業経済学科卒業後、経済企画庁(現内閣府)入庁。同庁国民生活局国民生活調査課長、調査局海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、株式会社大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経る。
ハワイ大学経済学修士(1979年)、学習院大学経済学博士(2012年)
受賞
2008年10月10日 第29回石橋湛山賞受賞(『日本国の原則』日本経済新聞出版社、2007年、による)
2004年11月3日 第47回日経・経済図書文化賞受賞(『昭和恐慌の研究』(岩田規久男氏、中澤正彦氏他との共著)、東洋経済新報社、2004年、による)
Papers Published in Refereed Journals
“Policy Issues Regarding the Japanese Economy - the Great Recession, Inequality, Budget Deficit and the Aging Population,” Japanese Journal of Political Science, 13(2) 2012.
“Japan`s Financial Crisis In 1992 and Unbalanced Incentives,” Corporate Ownership & Control, 11, spring 2014, Special Conference Issue, Continued 2.
“Why was Wilsonian-Taisho moment lost in Japan in spite of its economic success?” Japanese Journal of Political Science, 19(4) 2018.
"Non-traditional Monetary Policies and their Effects on the Economy," International Journal of Economic Policy Studies, 2020 August.
著書編書
『日本の失われた十年』日本経済新聞社、1999年。
『奇妙な経済学を語る人々』日本経済新聞社、2003年。
『昭和恐慌の研究』(岩田規久男、中澤正彦氏他との共著、日経・経済図書文化賞受賞)、東洋経済新報社、2004年。
『デフレはなぜ怖いのか』文春新書、2004年。
『長期不況の理論と実証』(浜田宏一氏、内閣府経済社会総合研究所との共編著)東洋経済新報社、2004年。
『人口減少社会は怖くない』(鈴木準氏との共著)日本評論社、2005年。
『日本国の原則』日本経済新聞出版社、2007年、石橋湛山賞受賞。
『日本はなぜ貧しい人が多いのか-「意外な事実」の経済学』新潮社、2009年。
『震災復興-欺瞞の構図』新潮社、2012年。
『昭和恐慌と金融政策』(佐藤綾野氏との共著)日本評論社、2012年。
『リフレが日本経済を復活させる』(浜田宏一氏、岩田規久男氏との共編著)中央経済社、2013年。
『日本を救ったリフレ派経済学』日本経済新聞社、2014年。
『ベーシック・インカム』中央公論社、2015年。
『アベノミクスは進化する』(片岡剛士・吉松崇氏との共編著)中央経済社、2017年。
『石橋湛山の経済政策思想』(和田みき子氏との共著)日本評論社、2021年。
『デフレと闘う 日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間』中央公論新社、2021年。
『コロナ政策の費用対効果』ちくま新書、2021年。
など
ハワイ大学経済学修士(1979年)、学習院大学経済学博士(2012年)
受賞
2008年10月10日 第29回石橋湛山賞受賞(『日本国の原則』日本経済新聞出版社、2007年、による)
2004年11月3日 第47回日経・経済図書文化賞受賞(『昭和恐慌の研究』(岩田規久男氏、中澤正彦氏他との共著)、東洋経済新報社、2004年、による)
Papers Published in Refereed Journals
“Policy Issues Regarding the Japanese Economy - the Great Recession, Inequality, Budget Deficit and the Aging Population,” Japanese Journal of Political Science, 13(2) 2012.
“Japan`s Financial Crisis In 1992 and Unbalanced Incentives,” Corporate Ownership & Control, 11, spring 2014, Special Conference Issue, Continued 2.
“Why was Wilsonian-Taisho moment lost in Japan in spite of its economic success?” Japanese Journal of Political Science, 19(4) 2018.
"Non-traditional Monetary Policies and their Effects on the Economy," International Journal of Economic Policy Studies, 2020 August.
著書編書
『日本の失われた十年』日本経済新聞社、1999年。
『奇妙な経済学を語る人々』日本経済新聞社、2003年。
『昭和恐慌の研究』(岩田規久男、中澤正彦氏他との共著、日経・経済図書文化賞受賞)、東洋経済新報社、2004年。
『デフレはなぜ怖いのか』文春新書、2004年。
『長期不況の理論と実証』(浜田宏一氏、内閣府経済社会総合研究所との共編著)東洋経済新報社、2004年。
『人口減少社会は怖くない』(鈴木準氏との共著)日本評論社、2005年。
『日本国の原則』日本経済新聞出版社、2007年、石橋湛山賞受賞。
『日本はなぜ貧しい人が多いのか-「意外な事実」の経済学』新潮社、2009年。
『震災復興-欺瞞の構図』新潮社、2012年。
『昭和恐慌と金融政策』(佐藤綾野氏との共著)日本評論社、2012年。
『リフレが日本経済を復活させる』(浜田宏一氏、岩田規久男氏との共編著)中央経済社、2013年。
『日本を救ったリフレ派経済学』日本経済新聞社、2014年。
『ベーシック・インカム』中央公論社、2015年。
『アベノミクスは進化する』(片岡剛士・吉松崇氏との共編著)中央経済社、2017年。
『石橋湛山の経済政策思想』(和田みき子氏との共著)日本評論社、2021年。
『デフレと闘う 日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間』中央公論新社、2021年。
『コロナ政策の費用対効果』ちくま新書、2021年。
など
After graduating from the University of Tokyo in 1974, he joined the Economic Planning Agency of the Government of Japan. He received an M.A. in Economics from the University of Hawaii in 1979 and a Ph.D. from Gakushuin University in 2012. He worked as Director of the Overseas Research Division and Social Research Division, Economic Planning Agency; Vice President of the Policy Research Institute, Ministry of Finance; Chief Economist and Senior Managing Director of the Daiwa Institute of Research; Professor in the School of Political Science and Economics, Waseda University; and Member of the Policy Board, Bank of Japan.
He is the author of more than 60 books and many papers in refereed journals. Some books are academic, such as the Studies on the Showa Depression (with Kikuo Iwata, Former Vice Governor, Bank of Japan, and others), awarded the Nikkei Prize for Excellent Books in Economic Science; Theory and Empirical Studies on Prolonged Stagnation (with Koichi Hamada, Professor Emeritus of Yale University, and others); and The Showa Depression and Monetary Policy (co-author). Others are for general readership, such as Abenomics Evolves (co-author), Reflation Economics That Saved Japan, Basic Income, Why Are There Many Poor People in Japan, Principles of Japan (awarded the Ishibashi Tanzan Prize), Don’t Be Afraid of Population Declining Society (co-author), Why Is Deflation Scary?, Those Who Speak Strange Economics, and Japan’s Lost Decade.
Papers Published in Refereed Journals
“Policy Issues Regarding the Japanese Economy - the Great Recession, Inequality, Budget Deficit and the Aging Population,” Japanese Journal of Political Science, 13(2) 2012.
“Japan`s Financial Crisis In 1992 and Unbalanced Incentives,” Corporate Ownership & Control, 11, spring 2014, Special Conference Issue, Continued 2.
“Why was Wilsonian-Taisho moment lost in Japan in spite of its economic success?” Japanese Journal of Political Science, 19(4) 2018.
"Non-traditional Monetary Policies and their Effects on the Economy," International Journal of Economic Policy Studies, Forthcoming.
Refereed Articles
- (2020) Non-traditional monetary policies and their effects on the economy. International Journal of Economic Policy Studies
- (2018) Why was Wilsonian-Taisho moment lost in Japan in spite of its economic success?. Japanese Journal of Political Science 19(4 ): ISSN 1468-1099
Refereed Proceedings
- (2021). Challenges of overcoming Covid-19 and long-term growth. Business Cycle .Business Cycle Studies. 3. 1. On line https://www.jabc.jp/private/soukai36/kichouhoukoku.pdf