授業名 | Accounting Essentials |
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Course Title | Accounting Essentials |
担当教員 Instructor Name | 辻 正雄(Masao Tsuji) |
コード Couse Code | EST218_G24V |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | Live Virtual |
単位 Credits | 1 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 入門科目0系 / Pre |
学位 Degree | Exed |
開講情報 Terms / Location | 2024 GSM ONLINE Fall |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
会計は、組織の経済的実態を表し、それぞれの利害関係者の経済的意思決定に役立つためのものです。ときに「会計が分からずに経営はできない。」とまで言われ、世界共通のビジネス言語とも解されています。会計がその目的を果たすことを可能にしているのは、国が認めるルールに従って行われるからであり、会計に係る人々にはそのルールに従うというコンプライアンスが課せられています。会計は利害の異なる多様な利害関係者に役立つために存在しており、それぞれの組織のおかれた状況は一つとして同じものはありません。したがって、前例がそのまま役に立つことを期待するのではなく、その時におかれている状況を正しく理解し、それの創造的に活用する、いわば開拓者の精神が求められます。これは、NUCBビジネススクールのミッションである倫理観をもつリーダーの育成に通じています。
Accounting represents the financial reality of an organization and helps each stakeholder make financial decisions. Sometimes people even say, "We can't manage without knowing accounting," and it is understood as a universal business language. Accounting makes it possible to serve its purpose because it is done according to nationally recognized rules, and accounting people are subject to the compliance of following those rules. Accounting exists to serve a wide variety of stakeholders with different interests, and no single organization has the same situation as it did in the past. Therefore, rather than expecting the precedent to be useful as it is, it is necessary to have such a pioneer spirit that correctly understands the situation at that time and makes full use of it creatively. This leads to the development of ethical leaders, which is the mission of NUCB Business School.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本講義は、会計学の初級水準を既に習得しているか、履修前までに教材の予習を通じて同等の水準に達している方を対象にしています。財務会計と管理会計の2つの領域における基本的な概念とモデルを理解し、ケースメソッドによるアクティブラーニングを実践することによって学習の成果を実際に応用できる水準に到達することを目的としています。
財務会計については、利害関係者の経済的意思決定に資する財務諸表の作成と開示に関するルールを理解し、経営者は定められたルールを遵守しながらどのような行動をとるかを考察します。管理会計については、企業価値の向上を目指す経営者・管理者の意思決定と業績管理のためにどのような情報が求められているかを、経営者・管理者の行動とのダイナミックな作用を掌握しながら探究します。
財務会計については、利害関係者の経済的意思決定に資する財務諸表の作成と開示に関するルールを理解し、経営者は定められたルールを遵守しながらどのような行動をとるかを考察します。管理会計については、企業価値の向上を目指す経営者・管理者の意思決定と業績管理のためにどのような情報が求められているかを、経営者・管理者の行動とのダイナミックな作用を掌握しながら探究します。
This course is aimed at those who have already acquired the beginner’s level of accounting science or who have reached an equivalent level through the preparation of the teaching materials before the course begins. This course covers the basic concepts of accounting in two areas: financial accounting and management accounting. Through studying the theories and the models, the students are expected to reach higher levels where the practical application of studying outcomes can be realized by active learning using case methods. To realize the objectives mentioned earlier in a short period, full preparation is a prerequisite. Therefore, to increase the effect of active learning by using the case method, in addition to the preparation of the teaching materials, I will impose the task of reporting and submitting the answers to the discussion matters on the cases before the lecture begins.
到達目標 / Achievement Goal
この科目の学習によって、会計の基本的な概念とモデルを理解し、クラスではケースメソッドによるアクティブラーニングを実践することによって学習の成果を実際に応用できる水準にまで到達することを目指します。そのためにこの科目では、日本において適用が認められている日本会計基準の学習から始めて、グローバル化が進展する中で次第に適用化が進行している国際会計基準(IFRS)へとステップアップしていきます。また、複数の会計方針が適用可能である場合に経営者に認められている裁量選択行動の実例を学び、会計数値に惑わされずに経済の実態を把握する能力を高められるようにします。
By studying this subject, you will understand the basic concepts and models of accounting, and in the class, you will aim to reach a level where you can apply the learning outcomes by practicing active learning by case method. Therefore, in this course, we will start by studying Japanese accounting standards that are approved in Japan, and then step up to studying International Financial Reporting Standards (IFRS), which have gradually been applied by Japanese companies as globalization progresses. You will also learn examples of discretionary choice behaviors that are allowed to management when multiple accounting policies are applicable so that you can improve your ability to grasp the actual state of the economy without being confused by accounting figures.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG8 Tax Accounting Consulting Skills (MSc)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG8 Tax Accounting Consulting Skills (MSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
本コースを受講後には、以下のスキルと知識を持つことができるようになる。
1.組織が開示した財務諸表を読み、その経済的実態を把握する能力を持つことができる。
2.会計基準を理解し、財務諸表を比較分析することができる。
3.国際会計基準を適用することで財務諸表がどのように変わるか理解する能力を持つことができる。
4.裁量的会計方針の選択を理解して、会計数値に惑わされないようになる。
1.組織が開示した財務諸表を読み、その経済的実態を把握する能力を持つことができる。
2.会計基準を理解し、財務諸表を比較分析することができる。
3.国際会計基準を適用することで財務諸表がどのように変わるか理解する能力を持つことができる。
4.裁量的会計方針の選択を理解して、会計数値に惑わされないようになる。
You will be able to have the following skills and knowledge:
1. The ability to read financial statements disclosed by an organization and understand its economic reality.
2. Understanding accounting standards and being able to compare and analyze financial statements.
3. The ability to understand how financial statements change by applying international accounting standards.
4. Understanding the outcomes of the choice of discretionary accounting policy without being confused by accounting figures.
1. The ability to read financial statements disclosed by an organization and understand its economic reality.
2. Understanding accounting standards and being able to compare and analyze financial statements.
3. The ability to understand how financial statements change by applying international accounting standards.
4. Understanding the outcomes of the choice of discretionary accounting policy without being confused by accounting figures.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 30 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 70 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
教科書を入手せずに事前に配賦されるケースと参考資料をすべて予習することで、事前のアサイメントとクラス討議に対応できるようにします。
アサイメント課題のレポートは、セッションの各設問について3枚以内(設問が3つあれば、9枚以内)でまとめて下さい。
レポートはすべて提出期限内にClassroomに提出して下さい。各設問に対する解答は、結論を書くことよりも結論までの道筋を論理的に記述するよう心掛けて下さい。どうしてそのように考えたかを読み手が納得できるように書かれているかがポイントとなります。
課題に対するフィードバックは授業中に適宜行いますが、さらに授業終了後にClassroomを活用して行います。
アサイメント課題のレポートは、セッションの各設問について3枚以内(設問が3つあれば、9枚以内)でまとめて下さい。
レポートはすべて提出期限内にClassroomに提出して下さい。各設問に対する解答は、結論を書くことよりも結論までの道筋を論理的に記述するよう心掛けて下さい。どうしてそのように考えたかを読み手が納得できるように書かれているかがポイントとなります。
課題に対するフィードバックは授業中に適宜行いますが、さらに授業終了後にClassroomを活用して行います。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
Session 1 財務諸表の作成の基本手続きを学ぶレポート課題: Google Classroomからケース「財務諸表の作成」の課題と解答例を学習し、東京商店の20xx年4月中におけるすべての取引について各自が金額を決めて、以下の問に解答して下さい。例えば、「4/1 株主より現金¥500,000の出資を受け、営業を開始した。」のように、12日分の取引について金額を各自が自由に決めて下さい。解答は最終結果だけでなく、途中の過程も示して下さい。
1 各自で決めた金額で取引が行われたとして、貸借対照表を作成して下さい。
2 各自で決めた金額で取引が行われたとして、損益計算書を作成して下さい。
3 キャッシュフロー計算書の作成において、貸借対照表の増減分析の1~7の金額を各自が決めて、キャッシュフロー計算書を作成して下さい。
参考資料:基礎会計学1・2 ・3
Session 2 財務諸表を利用したファンダメンタル分析を学ぶ
レポート課題 :
1. 関心のある上場企業のHPから最近年度の連結財務諸表を入手して連結の財務諸表分析を行って下さい。
2. 同様の分析を単体(個別)の財務諸表に対して行い、連結と単体(個別)の財務諸表分析から読み取れることがらをまとめて下さい。
レポート課題で選ぶ企業としては、ホールディング・カンパニーなど持株会社ではなく、製造業であれ非製造業であれ、いわゆる一般事業活動を業としている企業(親会社を中核として、いわゆる連結経営を実践している企業)を選んで下さい。
参考資料: 主要100社の財務諸表危険度分析
Session 3 会計政策と報告利益管理を学ぶ(1)
レポート課題 :
1. ライオンはなぜ2018年12月期第1四半期からIFRSを任意適用することにしたのでしょうか。ケースに書かれている疑問に答えながら、結論を導いてください。
2. 参考資料から、関心のあるIFRS採用企業を選び、どのような理由でIFRSの任意適用を選択したかについて記述してください。
参考資料1: 経営者による会計政策と報告利益管理
参考資料2: ライオン2017年12月期決算説明資料2018年2月9日
参考資料3: ライオン2017年12月期決算短信2018年2月9日
参考資料4: ライオン2017年12月期有価証券報告書_全体
参考資料5: IFRS採用企業リスト
参考資料6: IFRS採用企業の実態
参考資料6: ライオンとライバル企業
●使用するケース
財務諸表の作成(NUCB Publishing)財務諸表分析(NUCB Publishing)
ライオンのIFRS任意適用の決定(NUCB Publishing)
第2日(Day2)
Session 4 会計政策と報告利益管理を学ぶ(2)レポート課題:
1. 「有価証券評価損は前期まで営業外費用として会計処理してきたが、損失が大きく膨らんだため特別損失に切り替えた。」とあるが、なぜ日産はこのような表示の切り替えを行ったのでしょうか。このような表示の切り替えは認められるのでしょうか。
2. 「中間決算の発表と同時に、99年3月期の最終損益見通しを300億円の赤字に下方修正した。」とあるが、不利と思われるにも関わらず、なぜ日産はこのような下方修正を行ったのでしょうか。このような修正は他の企業もおこなうのでしょうか。どのような時に修正を行うのでしょうか。
3. 「海外生産会社からのロイヤルティー収入の計上方法を営業外収益から営業収益に変更したことが、360億の増益要因であり、この影響を除くと実質的には営業赤字となる。」とあるが、これは何を言っているのでしょうか。日産は、何のためにこのような変更を行ったのでしょうか。このような変更は認められるのでしょうか。
4. 「ゴーン氏は、99年度の業績について年金債務処理などにふれて「負の遺産を一掃した」として取組みの意義を強調し、」とあるが、このことは何を言わんとしたのでしょうか。
5. 「黒字にならなければ責任をとると言うが、辞めるのか」とゴーン氏に問いただすと、ゴーン氏は、「辞める。私だけでなくエクゼクティブ・コミティーのメンバー全員が辞める」と明言したとありますが、ゴーン氏はなぜこのような発言を総会でしたのでしょうか。来期には黒字になることがわかっていたのでしょうか。
6. 日産のV字回復はどうして実現することができたのでしょうか。
7. 日産のV字回復には「会計政策」あるいは「報告利益管理」が関係していたのでしょうか。換言するならば、「会計政策」あるいは「報告利益管理」の実践無くしても、V字回復は実現したのでしょうか。
参考資料1: 日産リバイバル・プラン
参考資料2: 日産自動車1999年3月期有価証券報告書_全体
参考資料3: 日産自動車2000年3月期有価証券報告書_全体
参考資料4: 日産自動車2001年3月期有価証券報告書_全体
参考資料5: 日産自動車zaimu_summary_dl_2001年度~2017年度
Session 5 持続的成長戦略について学ぶ
レポート課題:
1.V字回復を果たした日産を中心に、トヨタとホンダとの比較をすることによって、日産のV字回復後の業績を時系列的および横断面的に分析することを課題とする。
Excelファイル「自動車トップ3社の財務データ」を入手し、2001年3月期から2018年3月期までの会計データと財務指標データを使って財務諸表分析を行い、3社の業績の推移を比較してそれぞれの問題点を指摘し、改善の処方箋を示すことが望まれる。この課題に解答する上で、このケースとExcelファイルだけでは十分ではないと考えるならば、各社の公式HPから有価証券報告書を参照することを勧める。とりわけ、各年度の業績について説明している「事業の状況」は参考になるであろう。
2.日産自動車、ルノーそして三菱自動車の3社によるアライアンスの将来
参考資料: 自動車トップ3社の財務データ
Session 6 株主価値の向上とESG戦略について学ぶ
レポート課題:
1. 「企業は販売先に貢献して、その対価として売上を計上し、取引先に仕入代金を支払い、従業員に報酬を支払い、金利を金融機関に支払い、税金を支払い、最後に純利益から利益処分として配当を支払う。このwin-win関係のなかで、株主がハッピーなら基本的にすべてのステークホルダーがハッピーなのである」との主張をどのように考えますか。あなたの見解を説明して下さい。
2. 「日本企業は投資家からのフィードバックを経営に反映しない。資本コストはじめ財務理論のリテラシーが低くてメッセージを的確に理解していない」との批判について、どのように考えますか。あなたの見解を説明して下さい
3. 有利子負債の資本コストは株主資本の資本コストよりも低いと考えてよいでしょうか。もしそれが正しいとすると、なぜ多数の日本企業が無借金経営を目指すのでしょうか。あなたの見解を説明して下さい。
4. 株主価値の向上を目指そうとするとESGが疎かにならざるを得ないのでしょうか。両立させることは可能なのでしょうか。両立させるにはどうすればよいでしょうか。あなたの考えを説明して下さい。
5. 株主価値の向上と並行してESGの目標を達成するためには、どのような工夫が必要でしょうか。ご提案ください。
討議資料: エーザイの統合報告書2020, pp.45-68
●使用するケース
日産自動車のV字回復(NUCB Publishing)V字回復後の日産自動車(NUCB Publishing)
財務戦略マップによる株主価値経営の実践―エーザイのケーススタディ―(NUCB Publishing)
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
原則として、挙手が早かった方に発言を求めますが、同時に挙手があれば、発言回数の少ない方を優先いたします。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 50 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 50 % |
予習レポート Preparation Report | 50 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
予習レポートの作成に際して、設問の各問についてA4で3ページ以内でまとめるようにして下さい。設問の問が5つあれば、最大で15ページに限定されます。問いに対する解答は、結論に到達するまでの道筋を因果関係が理解できるようにつないで記述して下さい。原則として、挙手が早かった方に発言を求めますが、同時に挙手があれば、発言回数の少ない方を優先いたします。
教科書 Textbook
- 川村義則「「論点で学ぶ財務会計」」新世社(2019)978-4-88384-293-3
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
参考文献・資料
「会計学の基礎」を学ぶための資料を事前にファイルでClassroomにアップしますので、ご使用下さい。
教科書を入手せずに、配賦されるケースと事前にClassroomからダウンロード可能となる参考資料を予習することで、アサイメントとクラス討議に対応できるように配慮いたします。
「会計学の基礎」を学ぶための資料を事前にファイルでClassroomにアップしますので、ご使用下さい。
教科書を入手せずに、配賦されるケースと事前にClassroomからダウンロード可能となる参考資料を予習することで、アサイメントとクラス討議に対応できるように配慮いたします。
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
授業の改善に役立つコメントの記述を歓迎します。
担当教員のプロフィール About the Instructor
辻 正雄
名古屋商科大学大学院研究科長補佐、教授
早稲田大学第一商学部卒業、同大学院商学研究科修士課程修了・博士課程満期退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)博士課程C.Philを経て、1978年より早稲田大学専任講師、同助教授、1985年より同教授。早稲田大学商学部長(2002年~2004年)、博士(商学)。
学会活動として、日本管理会計学会副会長(2005年~2007年)、同会長(2008年~2011年)、日本会計研究学会評議員(2009年~2015年)、日本管理会計学会常務理事(2011年~2016年)顧問(2017年~)、NTT経理・財務研究会座長(2010年~2019年)、日本内部監査研究所専務理事(2021年~)Asian-Pacific Management Accounting Association Senor Director(2015年~2017年), President-elect(2018年~), President(2019年)。
試験委員として、公認会計士二次試験・試験委員(1999年~2002年)、同三次試験・試験委員(2005年~2006年)、中小企業診断士試験基本委員(2002年~2004年)、中小企業診断士試験委員会委員長(2004年~2008年)、最高財務責任者(JCFO)検定試験・試験委員(2005年~2012年)。
著書には、『経営者による報告利益管理』(編著、国元書房、2016年)『会計基準と経営者行動』(単著、中央経済社、2015年)、『報告利益の管理と株式市場の反応』(編著、早稲田大学産業経営研究所、2012年)、『MBAアカウンティング ケーススタディ 戦略管理会計』(編著、中央経済社、2010年)、『会計ビッグバンの意義と評価』(編著、早稲田大学経営研究所、2006年)、『管理会計の基礎』(共著、税務経理協会、1999年)、『意思決定の財務情報分析』(共著、国元書房、1985年)など。
名古屋商科大学大学院研究科長補佐、教授
早稲田大学第一商学部卒業、同大学院商学研究科修士課程修了・博士課程満期退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)博士課程C.Philを経て、1978年より早稲田大学専任講師、同助教授、1985年より同教授。早稲田大学商学部長(2002年~2004年)、博士(商学)。
学会活動として、日本管理会計学会副会長(2005年~2007年)、同会長(2008年~2011年)、日本会計研究学会評議員(2009年~2015年)、日本管理会計学会常務理事(2011年~2016年)顧問(2017年~)、NTT経理・財務研究会座長(2010年~2019年)、日本内部監査研究所専務理事(2021年~)Asian-Pacific Management Accounting Association Senor Director(2015年~2017年), President-elect(2018年~), President(2019年)。
試験委員として、公認会計士二次試験・試験委員(1999年~2002年)、同三次試験・試験委員(2005年~2006年)、中小企業診断士試験基本委員(2002年~2004年)、中小企業診断士試験委員会委員長(2004年~2008年)、最高財務責任者(JCFO)検定試験・試験委員(2005年~2012年)。
著書には、『経営者による報告利益管理』(編著、国元書房、2016年)『会計基準と経営者行動』(単著、中央経済社、2015年)、『報告利益の管理と株式市場の反応』(編著、早稲田大学産業経営研究所、2012年)、『MBAアカウンティング ケーススタディ 戦略管理会計』(編著、中央経済社、2010年)、『会計ビッグバンの意義と評価』(編著、早稲田大学経営研究所、2006年)、『管理会計の基礎』(共著、税務経理協会、1999年)、『意思決定の財務情報分析』(共著、国元書房、1985年)など。
Masao Tsuji, Ph. D.
Associate Dean and Professor of Graduate School of NUCB (2016~)
Undergraduate and Graduate School of Business and Commerce; Master’s Degree and Ph. D.
Graduate School of Management of University of California, Los Angeles; C. Phil.
Lecturer, Undergraduate School of Business and Commerce,
Associate Professor, Undergraduate School of Business and Commerce,
Professor, Undergraduate and Graduate Schools of Business and Commerce,
Dean of Undergraduate School of Business and Commerce,
Professor Emeritus, Waseda University (2016~)
Academic Associations:
Vise-President of Japanese Association of Management Accounting (2005~2007)
President of Japanese Association of Management Accounting (2008~2011)
Advisor of Japanese Association of Management Accounting (2012~)
Board member of Trustee, Japan Association of Accounting (2009~2015)
Senor Director, Asian-Pacific Management Accounting Association (2015~2017) President-elect, Asian-Pacific Management Accounting Association(2018~)
A committee member of the certified public accountant second-stage examination (1999~2002).
A committee member of the certified public accountant third-stage examination (2005~2006).
A committee member of Japan Small and Medium Enterprise Management Consultant Examination (2002~2004).
A committee chairman of Japan Small and Medium Enterprise Management Consultant Examination (2004~2008).
Publications:
Earnings Management by Management (in Japanese), Kunimoto Publishing Co., Tokyo Japan, 2016.
Accounting Standards and Managerial Behavior (in Japanese), Chuokeizaisya Publishing Co., Tokyo Japan, 2015.
Earnings Management and its Effects on Capital Market (in Japanese), Research Institute of Industrial Administration, Waseda University, 2012.
MBA Accounting Case Study: Strategic Management Accounting (in Japanese), Chuokeizaisya Publishing Co., Tokyo Japan, 2010.
Significance and Evaluation of Accounting Big-Ban (in Japanese), Research Institute of Industrial Administration, Waseda University, 2006.
Foundations of Management Accounting (in Japanese), ZeimukeiriKyokai Publishing Co., Tokyo Japan, 1999.
Financial Information Analyses for Decision Making (in Japanese), Kunimoto Publishing Co., Tokyo Japan, 1985.
Refereed Articles
- (2021) Empirical Analyses on Earnings Adjustments by Adopting the Consolidated Tax System. The Journal of Management Accounting, Japan 29(1): ISSN 0918-7863
- (2021) Empirical Analyses of the Effects of Possession of Financial Assets on Profitability. The Japan Industrial Management & Accounting, Japan 80(4): ISSN 0287-4288
- (2017) Progress towards Fruitful Extension and Intension in Management Accounting. The Journal of Management Accounting, Japan 25(2): 0918-7863
- (2015) Accounting Policies by Corporate Management and Performances: The Application of the Accounting Standards for Impairment of Fixed Assets. The Bulletin of the Graduate School of Commerce (80): 0287-0614