シラバス Syllabus

授業名 デジタルマーケティング
Course Title Digital Marketing
担当教員 Instructor Name 山岡 隆志(Takashi Yamaoka)
コード Couse Code EST106_G20O
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 1
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree Exed
開講情報 Terms / Location 2020 GSM Osaka Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

デジタルなしでマーケティングを実現化することが難しくなってきている。
本講座では、デジタル分野特有の考えをおさえつつ、これからの時代を牽引するオンラインとオフラインを統合的に考えることができるマーケターが持つべき実践的なスキル習得を目指す。数多ある理論のなかから、講師の豊富な事業会社における実務経験より導き出したビジネスで使える理論のみ扱う。様々な角度から重要な概念を学ぶことにより、マーケティングの本質が見えてくる。
It is harder than ever to execute marketing without digital.
The objective of the course is to acquire practical skills marketers should have. They can grab online and offline from an integrative point of view. This coursework focuses on only practical theories of the lot from a business perspective gathering from instructor’s abundant business experiences.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Innovative Leadership (MBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

マーケターが身につけるべきオンラインとオフラインを統合的に考えることができる実践的なスキルや知識

Practical skills and knowledge by which marketers can grab online and offline from an integrative point of view

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

レポート課題が、Google Classroomに掲載されているので要領を確認して提出して下さい。授業開始前が提出期限となっているレポート課題(最終レポートの位置づけ)があるので注意して下さい。要領が一つでも守れなかった場合、未提出扱いとなり単位が不完全履修評価となります。

シラバスやClassroomに記載されている事項などをよく確認して授業準備を行って下さい。
ディスカッションの前提となる課題を下記に示します。基本的な考えや理論は繋がっており、その関連性を掴むことが実践的な知識とスキルの養成となります。よって、第1回目の授業が始まるまでに、全ケース・論文・資料・教科書に関して全てを熟読し、十分な準備を完了した状態で第1回目の授業に臨むようにして下さい。ケースメソッドは、皆さんの意見が授業内容となりますので、質の高い意見が述べられるように、授業開始までに全ての準備を完了した状態で授業に臨んで下さい。ビジネススクールで求められる判断力を活用して、どのケースや資料のどのような課題を深く行うかべきか予想して準備して下さい。講義前のグループ討議では、全体を浅く行うのではなく特定の問題を深く議論するようにして下さい。ケースと資料などは、基本的に記載された順序で授業は進む予定ですが、受講生の興味や理解度などにより順序や内容を変更することがあります。クラスディスカッション中はパソコンの使用を禁止するので、資料は全て印刷しておいて下さい。
<注意事項>
※授業計画は受講者の理解度や進捗により予告なく変更する場合があります。
※論文/資料についても議論を行うので、準備を怠らないようにして下さい。
※ケース、論文、資料は、全て授業で使用するとは限りません。
※動画について、撮影、録音、ダウンロード、複製、引用、転用、転載、変更などは厳禁です。
※本講座で提供された著作物について、複製、転用、転載、変更などは厳禁です。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

マーケティング・コミュニケーション
デジタル・マーケティングで大きな役割を果たしているコミュニケーションについて議論する。


●使用するケース
デジタル広告、グーグル2014、ナイキのソーシャルメディア戦略など

第2日(Day2)

デジタル環境における顧客体験について議論する。

●使用するケース
東急ハンズ、MUJI passport、ヨドバシカメラなど

第3日(Day3)



第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 70 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 30 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

※クラス発言は質に重きをおきつつ量と質で評価する。議論が活発化する意見が望まれる。議論の流れに沿った本質的な意見に十分な得点が加点される。事前に配布されたケースと参考資料については、講義開始期間までに十分な準備を完了しておくこと。
※レポートについても0点から満点と評価に幅がでる。毎回半分以上の生徒は独自性が高く、努力のあとがみられる質の高いものを提出しているので、熟考し時間をかけて努力をしないと相対的に低評価となる。薄く調べて体裁を整えただけのレポートは得点はない。
※レポートについては、独自性があり十分に考え真摯に向き合った努力の跡が分かるものを高評価とし、そうでないものは低評価となる。高評価なものは満点、低評価のものは無得点に近くなるため得点に幅がでる。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 青木幸弘「ケースに学ぶマーケティング」有斐閣(2015)978-4641184268

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 野口恭平・栗木契・東浦和宏・山岡隆志・立川麻理・本間充(2016)『デジタルで変わるマーケティング基礎』宣伝会議、978-4883353736
[2] アルライズ・ローラライズ(1999)『ブランディング22の法則』東急エージェンシー出版部、978-4884970734
[3] 広瀬 信輔(2016)『アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南』、翔泳社、978-4798144603

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

実際の事業会社での経験を織り交ぜた実践で使えるマーケティングを教えてほしいという多数の要望があり、実践的な内容に注力している。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

名古屋商科大学 商学部 教授、名古屋商科大学大学院 マネジメント研究科 教授
実業では大手企業において、本社事業開発室長、関連企業の取締役兼CMO(マーケティング最高責任者)を歴任、全社的な事業開発とマーケティング戦略、デジタルマーケティングを推進してきた経験をもつ。

経済産業省主催「デジタルコンテンツEXPO」特別賞選考会委員、経済産業省主管『消費者インテリジェンス』研究会(2016)委員、日刊工業新聞主催「キャンパスベンチャーグランプリ」審査委員など歴任。Comexposium Japan、CMO Japan Summit、日本経済新聞、日経BP、宣伝会議、Google、IBM、Salesforce、KDDI主催のセミナーなどで講演多数。INSEADで開催されたGoogle CMO AcademyにアジアのCMO45名に選ばれ召喚される。

著書に『デジタルで変わるマーケティング基礎』(共著)宣伝会議。『顧客の信頼をかちとる18の法則 -アドボカシー・マーケティング-』(単著)日本経済新聞出版社。訳書に『アドボカシー・マーケティング』(単訳)英治出版。

マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。
名古屋商科大学 2018年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
名古屋商科大学大学院 2017年ティーチング・アウォード受賞。
名古屋商科大学 2016年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
学部と大学院両方からティーチング・アウォードを受賞したのは過去10年間の記録では初。
名古屋商科大学大学院Case Development委員会委員長、AOL委員会委員長。
所属学会は、日本商業学会、日本消費者行動研究学会、日本広告学会、日本マーケティング学会、日本マーケティングサイエンス学会、経営行動科学学会、組織学会など。

<主な研究分野>
顧客マネジメント、顧客志向、サービス・マーケティング、マーケティング戦略
科研費 2018年3月代表者として基盤C採択、2018年3月共同研究者として基盤B採択
科研費 2015年3月代表者として基盤C採択
吉田秀雄記念事業財団助成研究助成 2015年3月採択

<2020年度担当科目>
・大学(日進)
ブランドとコミュニケーション戦略、製品戦略論、デジタルマーケティング
セミナー5、セミナー6
・大学(伏見)
ブランドマーケティング
・大学院(ビジネススクール)
Online MBA、Digital Marketing(BIP東京校)、Digital Marketing (BIP名古屋)、デジタルマーケティング(MBAエッセンシャルズ大阪校)

An active academic researcher specializing marketing theory with abundant practical experience.
Director of business development, and CMO (Chief Marketing Officer) in a major company

Refereed Articles

  • (2020) Development of a Scale for Customer Advocacy Orientation. International Journal of Marketing & Distribution
  • (2020) A model of consequences of customer advocacy orientation. International Journal of Marketing & Distribution
  • (2018) Customer Engagement in the digital era. Ad studies vol.64
  • (2018) Research for Contemporary Customer Orientation: Development of a Scale and Model for Customer Advocacy Orientation. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS
  • (2016) Customer Mix and Communication strategy in view of customer engagement. Aid research report for Yoshida Hideo Memorial Foundation (49): 0913-6282






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