授業名 | Economics for Executives |
---|---|
Course Title | Economics for Executives |
担当教員 Instructor Name | 岩澤 誠一郎(Seiichiro Iwasawa) |
コード Couse Code | CLD101_G24N |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | Campus & Live |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 発展科目300系 / Advanced & Specialized |
学位 Degree | Exed |
開講情報 Terms / Location | 2024 GSM Nagoya Spring |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
ビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をする企業のあり方の一つとして、「実験する企業組織」のあり方を学ぶ。
This course aims to develop business leaders who can promote innovation in an organization through learning business experiment and organizational culture accomodating experimentation.
授業の目的(意義) / Importance of this course
近年、欧米の多くの企業がビジネスのプロセスにおいて「ビジネス実験」を採り入れるようになっています。仮説を立て、それを検証するために実験し、データを収集し、そのフィードバックをもとにビジネスを軌道修正する。アマゾンやフェイスブックのような会社は、こうした実験を年間何万回と行っているのです。授業の前半では、このような「ビジネス実験」について、その方法、そしてそれがどのようにビジネス上の意思決定に活かされているのかを学びます。
実は、多くの先進的な会社が「ビジネス実験」を意識的に採り入れるようになっている背景の一つには、「ビジネス実験」を行うことが組織の活性化に役立つことが明らかになってきていることがあります。「ビジネス実験」を行うことで、現場の意見を引きだすとともに、尊重する文化ができあがり、そのことが現場を活性化させるのです。「ビジネス実験」の自由を与えることは、現場に対するエンパワーメントの一種と言えるかもしれません。そのような「実験する組織」にはどのような特徴があるでしょうか?そのようでない組織が、「実験する組織」に変わっていくためにはどうすればよいのでしょうか?授業の後半はこうしたことを学びます。
実は、多くの先進的な会社が「ビジネス実験」を意識的に採り入れるようになっている背景の一つには、「ビジネス実験」を行うことが組織の活性化に役立つことが明らかになってきていることがあります。「ビジネス実験」を行うことで、現場の意見を引きだすとともに、尊重する文化ができあがり、そのことが現場を活性化させるのです。「ビジネス実験」の自由を与えることは、現場に対するエンパワーメントの一種と言えるかもしれません。そのような「実験する組織」にはどのような特徴があるでしょうか?そのようでない組織が、「実験する組織」に変わっていくためにはどうすればよいのでしょうか?授業の後半はこうしたことを学びます。
We study business experiment and experimentation organization.
到達目標 / Achievement Goal
組織を活性化させ、イノベーションを生み出す組織にするリーダーシップのあり方(LG5、LG6)。ビジネス実験の手法とそのビジネス上の意思決定への応用(LG1、LG4)。
LG1, LG4, LG5, and LG6.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
1.ビジネス実験の手法と活用のしかた。2.自らの所属する組織を「実験する組織(的な組織)」に近づけていくための実践に向けて必要とされるスキルと知識、取り組み方。
Skill and knowledge required to bring experimentation culture to a business organization.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 8 働きがいも経済成長も(Decent Work and Economic Growth)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 30 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 70 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
必要なことは授業中に指示する。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
ビジネス実験:実験を学ぶ・ビジネス実験とはどのようなものなのか?
・ビジネス実験の基礎知識
・数値例を使用してビジネス実験の結果の解釈を学ぶ
●使用するケース
Case:1.行動インサイトチームー行動経済学を政策に活かす(HBSケース9-915-024:翻訳版)
2.イバイブヘルス社とインフルエンザワクチンの職場接種(HBSケース9-916-044:翻訳版)
3.レストラングレード社の広告実験(HBSケース9-916-037:翻訳版)
Reading:
1.コハビィ&トムク(2018)「マイクロソフトの分析チームに学ぶーA/Bテストの効果的な実施法」DHBR, July 2018, 92-102.
2.ビシアーズ&ジノ(2016)「行動経済学でよりよい判断を誘導する法」DHBR, January 2016, 54-67.
第2日(Day2)
ビジネス実験:実験を経営上の意思決定に活かす・仮説構築の重要性
・実験デザインの重要性
・他の調査手法との併用の必要性
・実験結果の解釈
●使用するケース
Case:1.エアビーアンドビーにおける人種差別:プラットフォーム設計の役割(HBSケース9-920-051:翻訳版)
2.ウーバーにおけるイノベーション:エクスプレスPOOLの立ち上げ(HBSケース9-619-003:翻訳版)
3.ベースキャンプ:価格設定(HBSケース9-817-067:翻訳版)
4.Behavior Change for Good: 良い方向を持続させるような行動変容(HBSケース9-920-049:翻訳版)
Reading:
1. フィスマン&ルカ(2017)「Airbnbもウーバーも問題を抱えている ネット市場の差別をどう解決するか」DHBR, June 2017, 16-26.
第3日(Day3)
実験する組織:優れた組織の特徴を学ぶ・科学的で、事実に基づく経営
・実験の企業文化
・知識のマネジメント
●使用するケース
Case:1.シートリップ:科学的に旅行サービスを管理する(HBSケース9-312-092:翻訳版)
2.ブッキングドットコム(HBSケース9-619-015:翻訳版)
3.マインドツリー社:コミュニティのためのコミュニティ(HBSケース9-311-049:翻訳版)
Reading:
1. トムク(2020)「なぜブッキング・ドットコムは急成長できたのか ビジネス実験を重ねる文化が企業を成功に導く」DHBR, June 2020, 35-46.
第4日(Day4)
実験する組織に向けてのトランスフォーメーション・エンパワーメント
・組織間コミュニケーション
・ヒューマノクラシ―
●使用するケース
Case:1. 土屋哲雄(2020)『ワークマン式「しない経営」』ダイヤモンド社
2. 河本薫(2017)『最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか』日経BP社、第1章~第5章
3. ミシュラン:最初の一歩(NUCBケース)
Reading:
1. 岩澤誠一郎(2021)「賢明なる投資家とは」ジャパニーズインベスター110号, 26-27.
2. ハメル&ザニー二(2021)「ミシュランの事例に学ぶ 現場の潜在力を引き出すマネジャーの心得」DHBR, March 2021, 48-53.
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 50 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 50 % |
予習レポート Preparation Report | 0 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 30 % |
最終レポート Final Report | 20 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
教科書 Textbook
- 土屋哲雄「ワークマン式「しない経営」」ダイヤモンド社(2020)
- 河本薫「最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか」日経BP社(2017)
- ステファン・H・トムキ「ビジネス実験の驚くべき威力」日本経済新聞出版(2021)
- ゲイリー・ハメル、ミケーレ・ザニー二「ヒューマノクラシ― 「人」が中心の組織をつくる」英治出版(2023)
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
参考文献については、授業スケジュールのケースの項目に示してあります。
教科書についてのコメントです。
#1と#2は教科書ではなく、Day4にケースとして使用しますので、必ず購入してください。
#3と#4はこの授業のために通読する必要はありません。良い本ですので、授業のあと、授業内容に興味をもったら読んでみることをお勧めします。
#3はビジネス実験についての基礎的な考え方が詳細に記されているものです。読むと本授業の技術的な面についての内容の理解が深まると思います。
#4はDay4で取り扱うミシュランのケースが収録されていた本です。素晴らしいビジネス思想家による名著です。
教科書についてのコメントです。
#1と#2は教科書ではなく、Day4にケースとして使用しますので、必ず購入してください。
#3と#4はこの授業のために通読する必要はありません。良い本ですので、授業のあと、授業内容に興味をもったら読んでみることをお勧めします。
#3はビジネス実験についての基礎的な考え方が詳細に記されているものです。読むと本授業の技術的な面についての内容の理解が深まると思います。
#4はDay4で取り扱うミシュランのケースが収録されていた本です。素晴らしいビジネス思想家による名著です。
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
ケースの量が大変多い授業です。履修予定の方は、早めにケース及びReadingに取り組み始めるようお願いいします。ケース、Readingの内容は皆とても良いものですので、ぜひがんばってください。
担当教員のプロフィール About the Instructor
岩澤 誠一郎 マネジメント科 教授
1963年生。早稲田大学政治経済学部卒業。MBA(ボストン大学)、Ph.D.(経済学、ハーバード大学)。
大学卒業後、野村総合研究所、野村證券でアナリスト、ストラテジストを歴任。
2005年から野村證券チーフ・ストラテジスト、2009年から同マネージング・ディレクター。
2012年に野村證券を退社、同4月から現職。
大学院での講義担当科目(年間7科目)
GMPコース:Behavioral Economics(春学期名古屋、秋学期東京、大阪)、Case Writing(春学期、秋学期)
GLPコース(英語):Corporate Finance(春学期)、Behavioral Economics and Finance(秋学期)
大学(学部)での講義担当科目(年間2科目)
BBAコース:経済学入門(春学期)
GBBAコース(英語):Behavioral Economics and Finance(秋学期)
最近の主要な学外活動
2019年11月 「行動経済学の教育」(行動経済学会第13回大会で講演)
2019年6月 「行動経済学で学ぶ投資家本位の資産運用」(日本証券業協会金融・証券インストラクター研修)
2019年5月 「地政学リスクの上昇基調は今後も続くのか?」(証券経済学会第90回大会で講演)
2019年3月 「行動経済学が変える仕事のやる気、部下のやる気」(中小企業大学校瀬戸校経営トップセミナーで講演)
2019年2月 「プロ市場参加者の予想のバイアスと市場価格」(SMBC日興証券で講演)
2018年12月 「プロ市場参加者の予想のバイアスと市場価格」(行動経済学会第12回大会で講演)
2018年8月 「ゴールベース資産管理研修」(山口フィナンシャルグループ)
2018年3月 「資産管理型営業モデル研修」(UBS証券 ウエルス・マネジメント部)
2017年5月 「行動経済学で学ぶ投資セミナー」(マネックス証券オンラインセミナー)
2015年11月 「行動経済学とマーケティング」(札幌学院大学で講演)
2015年10月 「ファクター投資-意義、有効性とその背景」(日本証券アナリスト協会-日本ファイナンス学会共同セミナーで講演)
2015年8月 「もっと仕事を楽しみたい!-日本人のためのワーク・エンゲ-ジメント入門」(麗澤大学で講演)
2015年3月 みずほ証券特別セミナー、ロバート・シラー教授講演会でシラー教授と対談
2014年4月 「行動経済学と金融教育への応用」(日本証券業協会「金融経済教育研究会」で講演)
2013年5月 「行動ファイナンスの現状と展望」(京都大学金融工学理論研究会で講演)
主要論文
Kim, D., and S. Iwasawa (2017), "Hot Money and Cross-Section of Stock Returns during the Global Financial Crisis," International Review of Economics and Finance 50, 8-22.
岩澤誠一郎(2016)、「日本企業における従業員のワーク・エンゲージメントとマネジメント・スキル」、経済社会学年報第38号。
岩澤誠一郎(2015)、「行動経済社会学研究の構想」、経済社会学会年報第37号。
岩澤誠一郎(2014)、「世の中に機関投資家が存在する本当の理由」、証券経済学会年報49号。
Iwasawa, S, and T, Uchiyama(2014), “The Beta Anomaly in the Japanese Equity Market and Investor Behavior,” International Review of Finance, Vol.14 No.1.
岩澤誠一郎・内山朋規(2013)、「「ボラティリティ・アノマリー」の行動経済学的探究」、フィナンシャル・レビュー(財務省)平成25年第3号。
内山朋規・岩澤誠一郎(2012)、「投資家の「ギャンブル志向」は日本の株価に影響を与えているか:歪度と期待リターン」、現代ファイナンス、第31号
外部研究資金の獲得
2020ー2022年度 科学研究費基盤研究(C)「プロ市場参加者の株価予想と情報処理のバイアス」
2017-2019年度 科学研究費基盤研究(C)「グローバル金融危機下の外国人投資家の行動と日本の株式の脆弱性」
2013-2016年度 科学研究費基盤研究(C)「日本の株式市場の「アノマリー」と投資家行動」
賞罰
2019年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2018年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2017年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2016年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2016年度 名古屋商科大学・同大学院 アウトスタンディング・リサーチ・ アウォード
2nd Indonesian Finance Association, 2nd Best Paper Award
2015年度 名古屋商科大学大学院 ティーチング・アウォード
2014年度 名古屋商科大学大学院 ティーチング・アウォード
1963年生。早稲田大学政治経済学部卒業。MBA(ボストン大学)、Ph.D.(経済学、ハーバード大学)。
大学卒業後、野村総合研究所、野村證券でアナリスト、ストラテジストを歴任。
2005年から野村證券チーフ・ストラテジスト、2009年から同マネージング・ディレクター。
2012年に野村證券を退社、同4月から現職。
大学院での講義担当科目(年間7科目)
GMPコース:Behavioral Economics(春学期名古屋、秋学期東京、大阪)、Case Writing(春学期、秋学期)
GLPコース(英語):Corporate Finance(春学期)、Behavioral Economics and Finance(秋学期)
大学(学部)での講義担当科目(年間2科目)
BBAコース:経済学入門(春学期)
GBBAコース(英語):Behavioral Economics and Finance(秋学期)
最近の主要な学外活動
2019年11月 「行動経済学の教育」(行動経済学会第13回大会で講演)
2019年6月 「行動経済学で学ぶ投資家本位の資産運用」(日本証券業協会金融・証券インストラクター研修)
2019年5月 「地政学リスクの上昇基調は今後も続くのか?」(証券経済学会第90回大会で講演)
2019年3月 「行動経済学が変える仕事のやる気、部下のやる気」(中小企業大学校瀬戸校経営トップセミナーで講演)
2019年2月 「プロ市場参加者の予想のバイアスと市場価格」(SMBC日興証券で講演)
2018年12月 「プロ市場参加者の予想のバイアスと市場価格」(行動経済学会第12回大会で講演)
2018年8月 「ゴールベース資産管理研修」(山口フィナンシャルグループ)
2018年3月 「資産管理型営業モデル研修」(UBS証券 ウエルス・マネジメント部)
2017年5月 「行動経済学で学ぶ投資セミナー」(マネックス証券オンラインセミナー)
2015年11月 「行動経済学とマーケティング」(札幌学院大学で講演)
2015年10月 「ファクター投資-意義、有効性とその背景」(日本証券アナリスト協会-日本ファイナンス学会共同セミナーで講演)
2015年8月 「もっと仕事を楽しみたい!-日本人のためのワーク・エンゲ-ジメント入門」(麗澤大学で講演)
2015年3月 みずほ証券特別セミナー、ロバート・シラー教授講演会でシラー教授と対談
2014年4月 「行動経済学と金融教育への応用」(日本証券業協会「金融経済教育研究会」で講演)
2013年5月 「行動ファイナンスの現状と展望」(京都大学金融工学理論研究会で講演)
主要論文
Kim, D., and S. Iwasawa (2017), "Hot Money and Cross-Section of Stock Returns during the Global Financial Crisis," International Review of Economics and Finance 50, 8-22.
岩澤誠一郎(2016)、「日本企業における従業員のワーク・エンゲージメントとマネジメント・スキル」、経済社会学年報第38号。
岩澤誠一郎(2015)、「行動経済社会学研究の構想」、経済社会学会年報第37号。
岩澤誠一郎(2014)、「世の中に機関投資家が存在する本当の理由」、証券経済学会年報49号。
Iwasawa, S, and T, Uchiyama(2014), “The Beta Anomaly in the Japanese Equity Market and Investor Behavior,” International Review of Finance, Vol.14 No.1.
岩澤誠一郎・内山朋規(2013)、「「ボラティリティ・アノマリー」の行動経済学的探究」、フィナンシャル・レビュー(財務省)平成25年第3号。
内山朋規・岩澤誠一郎(2012)、「投資家の「ギャンブル志向」は日本の株価に影響を与えているか:歪度と期待リターン」、現代ファイナンス、第31号
外部研究資金の獲得
2020ー2022年度 科学研究費基盤研究(C)「プロ市場参加者の株価予想と情報処理のバイアス」
2017-2019年度 科学研究費基盤研究(C)「グローバル金融危機下の外国人投資家の行動と日本の株式の脆弱性」
2013-2016年度 科学研究費基盤研究(C)「日本の株式市場の「アノマリー」と投資家行動」
賞罰
2019年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2018年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2017年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2016年度 名古屋商科大学大学院 アウトスタンディング・ティーチング・アウォード
2016年度 名古屋商科大学・同大学院 アウトスタンディング・リサーチ・ アウォード
2nd Indonesian Finance Association, 2nd Best Paper Award
2015年度 名古屋商科大学大学院 ティーチング・アウォード
2014年度 名古屋商科大学大学院 ティーチング・アウォード
Professor Seiichiro Iwasawa, Ph.D.
Seiichiro Iwasawa is a professor of Economics and Finance at the NUCB Business School, where he teaches Corporate Finance, Behavioral Finance, and the Case Writing at the Global Leader Program.
Before joining the faculty member at the NUCB, he worked for Nomura Securities(1987-2012), the largest investment bank in Japan, as a securities analyst and an equity market strategist. His main area of interests is behavioral economics and finance, and among his recently published papers are: "Hot Money and Cross-Section of Stock Returns duing the Global Financial Crisis," International Review of and Economics and Finance 50(c), "The Beta Anomaly in the Japanese Equity Market and Investor Behavior," International Review of Finance 14(1), and "A Behavioral Economics Exploration into the Volatility Anomaly," Public Policy Review 9(3). He received MBA at Boston University, and PhD in Economics at Harvard University.
(実務経験 Work experience)
1987年 野村総合研究所入社、証券アナリスト業務に従事
1998年 野村證券に転籍
2002年 野村證券で株式ストラテジスト業務に従事
2006年 野村證券チーフ株式ストラテジスト(日本株担当)
2010年 野村證券マネージング・ディレクター
2012年 野村證券を退社、名古屋商科大学に転籍
1998年 野村證券に転籍
2002年 野村證券で株式ストラテジスト業務に従事
2006年 野村證券チーフ株式ストラテジスト(日本株担当)
2010年 野村證券マネージング・ディレクター
2012年 野村證券を退社、名古屋商科大学に転籍
Refereed Articles
- (2024) Can GPIF’s ESG Investments Improve Risk-Adjusted Return of Its Portfolio?. JSRI Journal of Financial and Securities Markets 126
- (2018) Irrationality of Institutional Investors' Asset Allocation: Evidence from Japanese Stock Market. The JSRI Journal of Financial and Securities Markets (102): 1342-1476
- (2017) Hot Money and Cross-Section of Stock Returns during the Global Financial Crisis. International Review of Economics and Finance 50(July):
- (2016) Work Engagement and Management Skill in Japanese Firms. Annals of the Society of Economic Sociology 38
- (2015) A Proposition of Behavioral Economic Sociology. The annual of Society of Economic Sociology 37