シラバス Syllabus

授業名 MBA Essentials
Course Title MBA Essentials
担当教員 Instructor Name 三宅 光頼(Mitsuyori Miyake)
コード Couse Code BIP202_G22T
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 基礎科目100系 / Basic
学位 Degree MBA
開講情報 Terms / Location 2022 GSM Tokyo Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本科目では、ケースを通じて、本学のミッションステートメントの一つであるフロンティアスピリットを学習します。
主要な学習テーマは、経営学の原理原則 経営資源の考え方、さらに経営資源であるヒト・モノ・カネの動きと、その明細表である財務諸表の理解、さらに市場や顧客に対する態度、R&D、リーダーシップ行動、マネジメント行動など、MBAで学ぶべき原理原則の基礎・基本を学習します。
実際のケースを使いながら、企業の存続と発展のために企業はいかにあるべきか、経営トップはいかに行動すべきかを経営戦略と経営管理、組織行動の視点から、ロジカルに学習します。    

下記のラーニングゴールである、クリティカル・シンキング、ダイバーシティ・アワアネス、エシカル・ディシジョン・メイキング、さらにエフェクティブ・コミュニケーションを修得することを目標とします。



In this course, you will learn the frontier spirit, which is one of the mission statements of the university, through cases.
In this lecture, principles, management resources and the attitude to the customer which should be learned at MBA are learned completely.
Is a learning goal of the following, the goal is to acquire critical thinking, diversity Awareness, ethical decision-making, a more effective communication.

授業の目的(意義) / Importance of this course

経営学の原理原則 経営資源の考え方、さらに財務諸表の理解、市場や顧客に対する態度、R&D、リーダーシップ行動、マネジメント行動など、MBAで学ぶべき原理原則の基礎・基本を学習します。
実際のケースを使いながら、企業の存続と発展のために企業はいかにあるべきか、経営トップはいかに行動すべきかを経営戦略と経営管理、組織行動の視点から、ロジカルに学習します。授業の目的は、経営学の修士として学ぶべき経営学の基本および基礎となる事項の学習にあります。本科目を学ぶことで、学生は、経営戦略、経営管理、経営行動の全体像を体系的に学習し、あわせてケースを通じて経営学の実務的な運用を修得することが出来ます。    

The purpose of the class is to study the basics of business administration that should be learned as a master's degree in business administration. Students can systematically study the overall picture of business strategy, business management, and business behavior, and also acquire practical management of business administration through cases.

到達目標 / Achievement Goal

本科目を学習することで、学生は、財務、経理、人事、組織といった経営管理の全体を学習をすることができます。あわせて、営業マーケティング、R&D、生産、ガバナンスといった経営の機能についての基本を習得することができます。下記のラーニングゴールである、クリティカル・シンキング、ダイバーシティ・アワアネス、エシカル・ディシジョン・メイキング、さらにエフェクティブ・コミュニケーションを修得することを目標とします。

By studying this subject, students will be able to study the entire business management such as finance, accounting, human resources, and organization. At the same time, you can learn the basics of management functions such as sales marketing, R & D, production, and governance. In learning goal of the following, the goal is to acquire critical thinking, diversity Awareness, ethical decision-making, a more effective communication.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Innovative Leadership (MBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義受講後、得られるスキルや知識:
本コースでは、①経営管理・経営戦略基礎、②戦略分析フレームワーク基礎、③ヒト・モノ・カネの資源マネジメント、④リーダーシップと経営行動、⑤財務分析基礎など、幅広く経営戦略、経営管理全般について基本的で、体系的な知識を修得することを目指しています。受講後、経営管理基礎、経営戦略基礎、経営行動基礎を修得することができます。



In this course, you will be able to learn about the following topics: (1) Management Strategy System, (2) Strategic Analysis Framework, (3) Resource Management of Human, Products and Money, (4) Leadership of Top Management Level, (5) Financial analysis, We aim to acquire systematic knowledge on a wide range of management strategies and overall management.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

<レポートについて>
①すべてのケースのレポートを提出すること。
②アサインメントの提出形態:「Word のみ」(PDF不可)とします。
  パワーポイント、エクセルおよびPDFは不可。Turnitinで剽窃(ひょうせつ)および盗用を確認。
③アサインメントでは、各種フレームワークを活用して分析してください。
④レポートには、「ケースのファクトファインディング、課題解決のフレームワークと分析結果、分析結果からのコメント、ケースの解答または提言」についてまとめてください。上限6ページ程度とします。
⑤すべてのケース課題(レポート)は、必ず授業日の授業開始までに、Google Classroom に提出してください。メール、プリントアウトでの受け取りは行いません。
⑥レポートのフィードバックは、特に評価の悪い場合(F評価者)に限り、改善のためのフィードバックを行います。
⑦提出期限:各講義日の講義開始時(10時)まで。提出遅れは減点(または評価不能)となります。
⑧未提出は例外なく評価不可とし、単位認定しません。

<学習について>
①準備学習(予習復習等)では、各ケースを最低3回は熟読すること。
②1ケース3時間程度の予習を希望します。
③授業の板書および講義内容のアップロードを禁止します。
④事前にメンバーやグループで学習することはOKですが、アサインメントの剽窃に留意してください。
 (明らかな剽窃が発見された場合、双方とも不可となります。)

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

基本フレームワーク、事業PPM(分析フレームワーク)、キャッシュフロー経営の学習

●使用するケース
①事業PPM(分析フレームワーク) オリジナルケース
②ポパイ冷食(C/F経営) オリジナルケース
③楽園興業(C/F経営) オリジナルケース

第2日(Day2)

経営改革、環境適合およびトップマネジメントとリーダーシップの在り方の学習

●使用するケース
①日産リバイバルプラン(経営改革)ハーバードケース&オリジナルケース
②スカンジナビア航空 SAS(環境適合)ハーバードケース

第3日(Day3)

成長戦略として、グローバル化、多角化を学習
ハーバードのケースとNUCB修了生のケースを資料します。
当日は4ケースとなりますので、しっかり読み込んでください。

●使用するケース
①富士フイルム(多角化) ハーバード&NUCB 卒業生ケース
②コマツ(グローバル化) ハーバード&NUCB 卒業生ケース

第4日(Day4)

成長戦略として、多店舗化、R&D戦略を学習

●使用するケース
①ヤマダ電気(多店舗化) オリジナルケース
②花王/P&G(R&D戦略)  オリジナルケース

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 70 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 70 %
予習レポート Preparation Report 30 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

①すべてのケースのレポート提出を必須(参加条件)とします。
②発言は、クラス発言を質と量により、絶対評価の上で相対区分します。
③クラス全体の理解と発言を活性化する意見をより尊重(重視)します。
④講義の場を、自分の意見を自己主張する場にしないよう留意してください。
⑤授業の挙手等で、過度なアピールは授業の妨げとなりますので留意してください。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 三宅光賴「人事戦略論(ストラクチャーとフレームワーク-)」青山ライフ出版 ( 201)ISBN978-4-434
  • 三宅光賴「戦略管理論(ミッションからインテグリティへ)」青山ライフ出版(2022)ISBN978-4-434-29595-9

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

①塩次 喜代明 小林敏男 高橋伸夫『経営管理』有斐閣 新版 (2009/04) ISBN-10: 4641123756 ISBN-13: 978-4641123755
②P.F.ドラッカー 上田惇生 (翻訳) 『 マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則』ISBN-10: 4478410232 ISBN-13: 978-4478410233 (2001/12)
③小林敏男 『事業創成 -- イノベーション戦略の彼岸』有斐閣 ISBN-10: 4641164371 ISBN-13: 978-4641164376 (有斐閣)2014
④大滝 山田、金井、岩田(著)『 経営戦略―論理性・創造性・社会性の追求』 (有斐閣アルマ) 、ISBN-10: 4641122962 ISBN-13: 978-4641122963 有斐閣(2006)
⑤グロービス 『マネジメント・ブック【改訂3版】』
⑥日本総研、手塚(監) 『この1冊ですべてわかる 経営戦略の基本』東洋経済
⑦株式会社アンド 『ビジネスフレームワーク図鑑 』
⑧高田 『ほんとうにわかる経営分析』PHエディターズグループ
⑨大津 『戦略思考で読み解く経営分析入門』ダイヤモンド社
⑩矢島 『決算書はここだけ読もう〈2022年版〉』弘文堂

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

授業調査の結果を尊重し、 常に授業の改善を行います。要望をどんどん記入してください。
①効率的なクラス運営を心掛け、 可能な限り、多くのチーム、メンバーに発表の機会、質問の機会を設けたいと考えています。
②授業レベルは 低くもなく、高くもなく、わかりやすさを心掛けていますが、可能な限り、実務的・実践的な内容を講義していきたいと思います。
③講義を重視してほしいとの声もあります。 受講生の積極的な参画による双方向で内容を深めていきたいと思います。
④質問には十分に考えたうえでの回答を期待していますので、 時間がかかってもいいので、熟考した「解」を期待しています。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学博士(経済学/大阪大学)

大手流通業の人事統括部、 採用部、事業本部人事で人事実務を経験。
その後、 住友 ビジネスコンサルテイング、アーサーアンダーセン、さくら総合研究所、合併により日本総合研究所。 主席研究員(ディレクター)を経て、現在は、三宅経営コンサルティング事務所所長。

コンサルティング暦33年。組織戦略、人事戦略、人材マネジメント領域では40年の経験。
コンサルティング先は、大手一部上場企業の製造業(総合化学品、AV家電機器、医薬品ほか)、金融機関、大手量販店・飲食チェーン店、 出版、大学など多岐にわたっている。
主要なテーマは、事業戦略、シェアードサービス、合併人事、取締役会改革、組織改革、さらに、制度人事、能力開発、人材育成まで幅広く指導している。
斬新な組織行動と色彩診断理論融合によるリーダーシップ理論、キャリア開発理論は「シーズン・アセスメント手法」として確立させ、次世代人材の発掘と育成、 チーム活性化手法として特許取得済み。特許第4881641号 平成23年12月9日登録。
主な共著書・翻訳は、『ガバナンス経営』(PHP研究所)、『CKO-ナレッジを活かす経営』(生産性出版)、『プラットフォーム・リーダーシップ』(有斐閣)、『 人事戦略論-ストラクチャーとフレームワーク』『戦略管理論ーミッションからインテグリティへ』(単著:青山ライフ出版)
組織学会、日本経営学会 会員。
教職歴:グロービスマネジメントスクール講師、日本生産性本部スクール、追手門学院大学(非常勤)、関西学院大学(非常勤)、近畿大学(非常勤)を歴任。

趣味のトランペットは本職より長く、小学校時代から40年続けている。かつては市民管弦楽団、吹奏楽団にも所属し、大小あわせて年7−8回の演奏会をこなしていたが、現在は練習時間が取れず休団中。
愛車 HONDA VFR1200F

Osaka University graduate school. Doctoral Course
Ph.D. (Doctor of Economics / Osaka University)

HR practical experience in the HRM department, Head office personnel affairs of major distribution industry.
After undergoing Sumitomo Business Consulting Co. Arthur ANDERSEN, SAKURA
Research Institute, Japan Research Institute by merger. Chief Consultant and Researcher.
for 25 years. 30 years’ experience in organizational strategy, personnel strategy, human resources management area.

The consulting companies range from manufacturers (general chemicals, AV household appliances, medicines, etc.) of major partly listed companies, financial institutions, major mass merchandisers and restaurants, publishing and universities.
The main themes are broad guidance from business strategy, shared services, merger personnel affairs, board committee reform, organization reform, furthermore personnel affairs, capacity development, human resource development.







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