シラバス Syllabus

授業名 Digital Marketing
Course Title Digital Marketing
担当教員 Instructor Name 山岡 隆志(Takashi Yamaoka)
コード Couse Code BIP201_G20N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree MBA
開講情報 Terms / Location 2020 GSM Nagoya Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

デジタルなしでマーケティングを実現化することが難しくなってきている。
本講座では、デジタル分野特有の考えをおさえつつ、これからの時代を牽引するオンラインとオフラインを統合的に考えることができるマーケターが持つべき実践的なスキル習得を目指す。数多ある理論のなかから、講師の豊富な事業会社における実務経験より導き出したビジネスで使える理論のみ扱う。様々な角度から重要な概念を学ぶことにより、マーケティングの本質が見えてくる。
It is harder than ever to execute marketing without digital.
The objective of the course is to acquire practical skills marketers should have. They can grab online and offline from an integrative point of view. This coursework focuses on only practical theories of the lot from a business perspective gathering from instructor’s abundant business experiences in business companies.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Innovative Leadership (MBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

講師の事業会社における豊富なビジネス経験を生かした授業により、実践で使える本物の知識を習得する。デジタル時代にマーケターが身につけるべきオンラインとオフラインを統合的に考えることができるマーケターが持つべき実践的なスキル。

Professor’s rich experiences in business companies help you acquire authentic and practical knowledge. This course will provide practical skills marketers should have to grab online and offline from an integrative point of view.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 10 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

双方向のディスカッションベースの講義となるため、事前に課題に関して十分な準備を行うこと。
課題資料を熟読分析し課題について、授業で議論できるよう考えられた意見を用意し授業に臨むこと。コールドコールで答えられない場合は大幅減点となる。全授業に出席することを前提にプログラムが構築されている。課題については、評価が高いものの中から授業内での発表の機会が与えられるため、これが一つの評価のフィードバックとなる。
※講義計画は受講者の理解度や進捗により予告なく変更する場合がある。
※ケース、論文、参考資料の予習は第1回の講義開始前に全て完了しておくこと。
※論文や参考資料についても議論を行うので、ケース同様の準備を怠らないこと。
※ケース、論文、記事は、各自印刷の上講義に持参するのが望ましい。
※コールドコールを行う。答えが不十分な場合は成績に大きく関わる。
※講義に投影したスライドから抜粋したものを最終講義終了後にアップする。
※ケースディスカッション中は、PC、タブレット、スマートフォンなど電子機器の使用を禁止する。
※禁止事項を講師が認識した時点で、大幅減点対象となる。
※1分でも遅刻・早退した場合、無断での途中退出は大幅減点の対象となる。
※講義内容について、ソーシャルメディアなどによる公開および撮影を禁止する。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

マーケティング基礎、ブランド・マネジメント
マーケティングの基礎と本質について理解し、デジタル環境において重要性が増しているブランド・マネジメントについて議論する。


●使用するケース
マーケティング近視眼、コスモス薬品、BMW、武田薬品工業など

第2日(Day2)

マーケティング・コミュニケーション
デジタル・マーケティングで大きな役割を果たしているコミュニケーションについて議論する。


●使用するケース
ナイキのソーシャルメディア戦略、デジタル広告、グーグル2014など

第3日(Day3)

オンラインとオフラインの統合
オンラインとオフラインを統合的に考えるレンズを身につける。


●使用するケース
東急ハンズ、MUJI passport、ヨドバシカメラなど

第4日(Day4)

製品開発と顧客マネジメント
製品開発と顧客マネジメントを議論する


●使用するケース
GoPro、コンパクト洗剤『アタック』、ザッポスの伝説など

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 70 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 30 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

レポート課題が、Google Classroomに掲載されているので要領を確認して提出する。授業開始前が提出期限となっているレポート課題(最終レポートの位置づけ)があるので注意すること。授業開始前に設定されている提出期限が守られなかった場合や要領が一つでも守れなかった場合、未提出扱いとなり単位が不完全履修評価となる。

※クラス発言は質に重きをおきつつ量と質で評価する。議論が活発化する意見が望まれる。議論の流れに沿った本質的な意見に十分な得点が加点される。事前に配布されたケースと参考資料については、講義開始期間までに十分な準備を完了しておくこと。
※レポートについても0点から満点と評価に幅がでる。毎回半分以上の生徒は独自性が高く、努力のあとがみられる質の高いものを提出しているので、熟考し時間をかけて努力をしないと相対的に低評価となる。薄く調べて体裁を整えただけのレポートは得点はない。
※レポートの提出要領が一つでも守られていないものは未提出扱いとなる。
※レポートについては、独自性があり十分に考え真摯に向き合った努力の跡が分かるものを高評価とし、そうでないものは低評価となる。高評価なものは満点、低評価のものは無得点に近くなるため得点に幅がでる。全レポート独自性チェックソフトに通される。本文献、他の著作物、他人のレポート、インターネットなどから引用すると、独自性が低いと認識される。本文からの引用も極力避ける。過去の生徒が提出したレポートは全てデータベース化されている。過去の生徒のレポートを引用した場合が最も判明しやすい剽窃のケースとなり、0点となる。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 田中 洋「ブランド戦略・ケースブック」同文館出版(2012)978-4495645212
  • 井原 久光「ケースで学ぶマーケティング[第2版]」ミネルヴァ書房(2014)978-4623069828
  • 青木幸弘「ケースに学ぶマーケティング」有斐閣(2015)978-4641184268
  • アルライズ「ブランディング22の法則」東急エージェンシー(1999)978-4884970734

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 野口恭平・栗木契・東浦和宏・山岡隆志・立川麻理・本間充(2016)『デジタルで変わるマーケティング基礎』宣伝会議、978-4883353736
[2] ハーバード・ビジネス・レビュー編集部(2017)『マーケティングの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー 戦略マーケティング論文ベスト10』、ダイヤモンド社、978-4478104408
[3] 広瀬 信輔(2016)『アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南』、翔泳社、978-4798144603

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

教員の豊富な事業会社における実務経験と学術研究の成果からつくられる、実践で役立つ本物のマーケティング理論を学べる、他にはない授業と評価を得ている。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

名古屋商科大学 商学部 教授、名古屋商科大学大学院 マネジメント研究科 教授
実業では大手企業において、本社事業開発室長、関連企業の取締役兼CMO(マーケティング最高責任者)を歴任、全社的な事業開発とマーケティング戦略、デジタルマーケティングを推進してきた経験をもつ。

経済産業省主催「デジタルコンテンツEXPO」特別賞選考会委員、経済産業省主管『消費者インテリジェンス』研究会(2016)委員、日刊工業新聞主催「キャンパスベンチャーグランプリ」審査委員など歴任。Comexposium Japan、CMO Japan Summit、日本経済新聞、日経BP、宣伝会議、Google、IBM、Salesforce、KDDI主催のセミナーなどで講演多数。INSEADで開催されたGoogle CMO AcademyにアジアのCMO45名に選ばれ召喚される。

著書に『デジタルで変わるマーケティング基礎』(共著)宣伝会議。『顧客の信頼をかちとる18の法則 -アドボカシー・マーケティング-』(単著)日本経済新聞出版社。訳書に『アドボカシー・マーケティング』(単訳)英治出版。

マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。
名古屋商科大学 2018年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
名古屋商科大学大学院 2017年ティーチング・アウォード受賞。
名古屋商科大学 2016年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
学部と大学院両方からティーチング・アウォードを受賞したのは過去10年間の記録では初。
名古屋商科大学大学院Case Development委員会委員長、AOL委員会委員長。
所属学会は、日本商業学会、日本消費者行動研究学会、日本広告学会、日本マーケティング学会、日本マーケティングサイエンス学会、経営行動科学学会、組織学会など。

<主な研究分野>
顧客マネジメント、顧客志向、サービス・マーケティング、マーケティング戦略
科研費 2018年3月代表者として基盤C採択、2018年3月共同研究者として基盤B採択
科研費 2015年3月代表者として基盤C採択
吉田秀雄記念事業財団助成研究助成 2015年3月採択

<2020年度担当科目>
・大学(日進)
ブランドとコミュニケーション戦略、製品戦略論、デジタルマーケティング
セミナー5、セミナー6
・大学(伏見)
ブランドマーケティング
・大学院(ビジネススクール)
Online MBA、Digital Marketing(BIP東京校)、Digital Marketing (BIP名古屋)、デジタルマーケティング(MBAエッセンシャルズ大阪校)

An active academic researcher specializing marketing theory with abundant practical experience.
Director of business development, and CMO (Chief Marketing Officer) in a major company

Refereed Articles

  • (2020) Development of a Scale for Customer Advocacy Orientation. International Journal of Marketing & Distribution
  • (2020) A model of consequences of customer advocacy orientation. International Journal of Marketing & Distribution
  • (2018) Customer Engagement in the digital era. Ad studies vol.64
  • (2018) Research for Contemporary Customer Orientation: Development of a Scale and Model for Customer Advocacy Orientation. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS
  • (2016) Customer Mix and Communication strategy in view of customer engagement. Aid research report for Yoshida Hideo Memorial Foundation (49): 0913-6282






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