シラバス Syllabus

授業名 Business Economics
Course Title Business Economics
担当教員 Instructor Name 姉川 知史(Tomofumi Anegawa)
コード Couse Code BIP103_G24N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 応用科目200系 / Applied
学位 Degree MBA
開講情報 Terms / Location 2024 GSM Nagoya Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

フロンティアスピリットがあり,イノベーティブで,倫理観あるリーダーの育成には社会に関する広い知見が必要である。そのために不可欠なミクロ経済学,マクロ経済学の基礎的教育を行い,各人がビジネス界や社会の発展をもたらすことをめざす。
 To teach microeconomics and macroeconomics for people with a global perspective, advanced management skills, and high ethical standards.

授業の目的(意義) / Importance of this course

 マネジメントに携わる社会人にとって不可欠なミクロ経済学,マクロ経済学を学習する。基礎的な経済学はマネジメント教育の前提であり,同時に様々な社会人の共通言語でもある。本科目では経済学の考え方,基礎的分析方法,さらに経済学のマネジメントならびに政策分析への応用を学習する。経済学は通常は講義メソッドで学ぶのが一般的であるが,本授業ではケース・事例教材を用いたケース・メソッドによって経済学を学ぶ。

 Microeconomics and macroeconomics are required for all professionals including managers as well as policy analysts. This course intends to teach basic economics with case studies by case method. Economics provides the core of advanced management education as a common tool for analysis and communication. This course intends to provide students with basic understanding of economics and capability of applying economics to management and policy analysis.

到達目標 / Achievement Goal

1. 社会を経済理論の観点から展望し,分析する能力の獲得
2.ミクロ経済学を企業分析に利用する能力の獲得
3.マクロ経済学により経済全体,国際関係の理解をする能力の獲得
4.企業,経済の将来を予測し,対応する能力の獲得

1. To achieve capacity of applying economics to economy and society.
2. To achieve capacity of applying microeconomics to business analysis
3. To achieve capacity of applying macroeconomics to national and global economy.
4. To achieve capacity of predicting and managing the future of business and economy.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)
LG8 Tax Accounting Consulting Skills (MSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

ミクロ経済学とマクロ経済学の基礎の理解による経済活動の俯瞰とマネジメント・政策分析への応用


Basic understanding of microeconomics and macroeconomics, and its application to management and economic policy

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 80 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

<学習方法> 
 授業時間は1日3セッション相当(10:00-16:40)でミクロ経済学を前半,マクロ経済学を後半の計4日間合計12セッションによって構成する。本科目の最大の特長は,経済学基礎をケースを使用したケースメソッド実施することにある。第2の特長は,社会科学の華であり,基本となる経済学の体系をミクロ経済学,マクロ経済学について俯瞰する。しかし,体系としての経済学は予習・復習で自習する必要がある。また,授業で扱う題材,理論を厳選して授業を行う。
 予習時間とレポート・試験作成時間は合計で授業時間の2倍の時間を最低基準の個人で行う事前準備とする。
当日の授業時間では講義,グループ討議を適時取り入れるが,授業時間の7割はケース・メソッドによるクラス討議時間とする。クラス討議においては挙手による発言,とりわけ,まとまった内容を提示する発言,他の学生の理解を促進する質問や意見,経済学を事例分析にどのように用いるか,あるいは経済学に限らず多様な方法を,事例分析全般に応用する質の高い発言を評価する。

<予習レポート>
 授業日のアサインメントの設問他の事前課題を,A4用紙1ページ1000字前後で数ページ内にまとめて毎日の授業時間初めに提出する。箇条書きや図表だけでなく,自分の言葉を文章で表現を必要とする。評価基準は提出の有無,課題準備の水準である。アサインメントにおいては事例分析のほかに,アサインメントごとに関連する教科書の予習が必要となる。

<期末試験・最終レポート>
 期末試験に代えてレポート形式の試験を最終日,最後の時間枠で提示する。これは授業における学習を反映して事前レポートの解答を修正し,さらに授業を反映したReport課題に対する解答形式の短いエッセー作成を課す。事前予習と授業の理解があれば新たに追加する学習はなく,授業終了後に必要となる学習負担は限定される。締切は授業終了後1から2週間ほどで,その期日と提出場所,方法は別途指示する。

<フィードバック>
 一部,授業内で行う。個別学生へのフィードバックは毎日の授業後1時間をオフィスアワーとして実施する。全体のフィードバックは,採点後に授業Class Room, メール,その他で送付する。

<教科書以外の授業内使用教材リスト>
講義資料『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』講師作成
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』講師作成

事例教材
事例教材
01.「鶏卵の価格」講師作成,2023年9月改訂版
02.「水とダイヤモンド」講師作成,2023年9月改訂版
03.「音楽の価格」講師作成,2023年9月改訂版
04. 「2023年の金融・財政・成長政策-アベノミクスと新しい資本主義-」講師作成,2023年版
05. 「日本経済と金融政策:1999-2024」講師作成,2024年4月新版

資料(学校配布,08-10は参照のみ)
06. 「リスクと不確実性」講師作成, 2022年9月30日版
07.「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(A)」講師作成,2022年版
08.「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(B)」講師作成,2022年版
09.「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(C)」講師作成,2023年版
10.「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(D)」講師作成,2023年版

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Session 1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(1) 価格と市場
価格と市場:価格とは何か。市場とは何か。
使用ケース:
01 事例教材「鶏卵の価格」(一部のみ読む)

Session 2『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(2)価格の決定要因 
需要と供給:価格決定

使用ケース:
事例教材「水とダイヤモンド」(一部:pp.1-2とその資料のみ)

Session 3 不確実性のミクロ経済学- 財務理論への応用 
使用ケース:
11.資料「リスクと不確実性」(該当箇所のみ)
3-a 「リスクと不確実性」の事例3「起業プロジェクトの株式と保険機能」
3-b 「リスクと不確実性]の事例4「リスクと収益(RiskとReturn)の選択」




●使用するケース
事例教材「鶏卵の価格」(2023年改訂版)講師作成
事例教材「水とダイヤモンド」(2023年改訂版)講師作成
資料「リスクと不確実性」のShort Case 事例3「起業プロジェクトの株式と保険機能」
資料「ミクロ経済学講義資料」(2023年改訂版)講師作成 

第2日(Day2)

Session4 『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(4) 生産,費用,競争
使用ケース:
事例教材『鶏卵の価格』

Session 5『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(5)新規参入,価格設定,独占
使用ケース:
事例教材「音楽の価格」(一部参考のみ,必要に応じて眺める。)
001 講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』事例「ITプラットフォームの価格設定」

音楽ビジネス,ITビジネス,公的規制

Session 6『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(6) ゲーム理論と今後の課題
6-a「リスクと不確実性」の事例14「価格設定ゲーム」
6-b「リスクと不確実性]の事例15「共有地の悲劇」,環境問題
6-c. 2022年のロシアのウクライナ侵攻の意思決定


●使用するケース
講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』講師作成,Short Case
事例教材「鶏卵の価格」(2023年改訂版)講師作成
事例教材「音楽の価格」(2023年改訂版)講師作成
事例教材「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(A)」講師作成
事例教材「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(B)」講師作成
資料 姉川知史「Russia and Ukraine Crisis: Forum企画・実施責任者の意見と感想」

第3日(Day3)

Session 7『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(1) GDPと景気変動
GDPと景気変動,経済成長,アベノミクス

使用ケース:
04. 「2023年の金融・財政・成長政策-アベノミクスと新しい資本主義-」
05.「日本経済と金融政策:1999-2024」講師作成,2023年新版

Session 8 『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(2) 金融政策と景気
使用ケース:
04. 「2023年の金融・財政・成長政策-アベノミクスと新しい資本主義-」講師作成,2023年版
05. 「日本経済と金融政策:1999-2024」講師作成,2024年4月新版
講義資料2『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』

Session 9 『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(3) 財政と景気
使用ケース:
資料 財務省『日本の財政関係資料』令和4年10月(第一部)
資料 『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』


●使用するケース
講義資料2『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』講師作成

第4日(Day4)

Session 10 『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(4) バブル,経済危機

使用ケース:
事例教材「経済危機とグローバリゼーション」講師作成(2023年改訂新版)
講義資料2『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』
講義資料2『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』内のShort Case
事例1 「Big Max Index」を検討せよ。
事例4 「利子率,先物為替,金利平価説」を検討せよ。
事例6 「安い日本:Cheap Japan」を検討せよ(宿題5)

Session 11 『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(5) COVID-19と経済危機
使用ケース:
事例教材「新型コロナウィルス感染症,第5波:2021年8月」講師作成
事例教材「日本のコーポレート・ガバナンス」講師作成,2023年度改訂版
講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』「事例3 Principal and Agent 問題」

Session 12 『総括』 小テスト


●使用するケース
事例教材「経済危機とグローバリゼーション」講師作成(2023年改訂新版)
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』内のShort Case
     Short Case 事例1 「Big Max Index」を検討せよ。
     Short Case 事例4 「利子率,先物為替,金利平価説」を検討せよ。
Short Case 事例6 「安い日本:Cheap Japan」を検討せよ(宿題5)
事例教材「新型コロナウィルス感染症,第5波:2021年8月」講師作成
事例教材「日本のコーポレート・ガバナンス」講師作成,2023年度改訂版
講義資料『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』「Short Case 事例3 Principal and Agent 問題」

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 5 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 65 %
予習レポート Preparation Report 5 %
小テスト Quizzes / Tests 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

予習レポートは提出の有無で評価し,正誤は問わない。
講義内の発言は通常のケース・メソッド授業評価と同じで,的確な質問ならびに自身の意見を高く評価する。
最終レポートは予習レポートの内容を修正したものと,予習レポートにはない小課題。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • Robert Pindyck and Daniel Rubinfeld「Microeconomics 9-th Edition(Global Edition)」Pearson Education Limited(2017)ISBN: 9781292213316
  • マンキュー,N. グレゴリー「マンキュー マクロ経済学I 入門篇(第4版): 」東洋経済新報社(2017)978-4492315040

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

1.ロバート・S・ピンダイク, ダニエル・L・ルビンフェルド『ピンダイク&ルビンフェルド ミクロ経済学 (1)』KADOKAWA/中経出版,2014年,ISBN-10: 4046011025,ISBN-13: 978-4046011022. 
2. ロバート・S・ピンダイク, ダニエル・L・ルビンフェルド『ピンダイク&ルビンフェルド ミクロ経済学 (2)』KADOKAWA/中経出版,2014年,ISBN-10: 4046011033,ISBN-13: 978-4046011039.
3. マンキュー,N. グレゴリー『マンキュー マクロ経済学II 応用篇(第4版)』東洋経済新報社,2018年,ISBN-13: 978-4492315101
4. 福田 慎一,照山 博司『マクロ経済学・入門 第5版』 (有斐閣アルマ),有斐閣,2016年,ISBN-13: 978-4641220669
5. 齊藤誠, 岩本康志, 太田聰一 , 柴田章久 『マクロ経済学』有斐閣,2016,ISBN-10 ‏ : ‎ 4641053847
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4641053847
6.ゲーリーE.クレイトン『最新版アメリカの高校生が学ぶ経済学-原理から実践へ』2014, WAVE出版,ISBN-10 ‏ : ‎ 487290690X,ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4872906905

注1:教科書1は英語教科書であり,MBA向けミクロ経済学教科書として世界で最もよく使用される教科書の1つであり,講師もこれをMBA用ミクロ経済学の教科書として30年近く使用している。Amazon.co.jpでPaperback あるいはKindleで購入できる。また,まとまった人数の学生が集まれば大きな書店経由で発注取り寄せもできる。海外拠点からの取り寄せの場合3週間ほどかかる。このため,OnlineのMyeconlabを推薦する。
注2:参考文献1,2は教科書1の第7版の翻訳であり,ほぼ同じ内容であるため,教科書1の代わりに参考文献1を教科書として使用しても可。しかし,翻訳版は在庫が少なく入手が難しい場合がある。その場合,NUCB図書館には貸出用を複数部準備している。また,日本語のミクロ経済学の教科書は多いので,各自選択しても良い。
注3:参考文献3は教科書2の入門篇の応用篇であり,経済成長についてはこちらに解説がある。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

 肯定的コメントとしては,経済学の基礎をどのようにビジネス,経済,政策に応用するかを理解することができた。否定的コメントは「板書の文字が読み取れない」「声が聴きとりにくい」等。
 少人数クラスとして運営すると効果的な科目であり,また,経済学未履修の学生にとっても導入教育として有効と考える。経済学という重要な科目と学問について,ケースとケースメソッドで学ぶことに挑戦していただきたい。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

姉川知史(Anegawa Tomofumi)
名古屋商科大学教授,慶應義塾大学非常勤講師
1977年東京大学経済学部卒業,1983年同経済学研究科単位取得退学(経営学),1991年 Yale University, Ph.D.(Economics),1983年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手,1991年 同助教授,1998-2020年 同教授。

主な論文
姉川知史「医薬品の価格規制と需要の再検討―循環器官用薬の実証研究」『医療と社会』2002. 11(3). 1-18.
姉川知史「医薬品企業のM&Aの費用と効果 ―日本における企業買収の可能性―」『医療と社会』2000. 10(1). 31-56.姉川知史「日本の医薬品産業:その成功と失敗」『医療と社会』2002. 12(2). 49-78.
Jakovljevic, M. B., Getzen, T. E., Torbica, A., & Anegawa, T. (2014). 10th World IHEA and ECHE joint congress: Health Economics in the Age of Longevity. Expert Review of Pharmacoeconomics & Outcomes Research, 2014 Dec;14(6):781-3. doi: 10.1586/14737167.2014.967220. Epub 2014 Oct 10.

その他の論文(査読なし)
姉川知史「日本の薬価基準制度-過去25年の制度と評価」55-76. 鴇田忠彦,近藤健文編『ヘルスリサーチの新展開』2003東洋経済新報社,東京
姉川知史,2007a「日本の医薬品産業」吉森賢編『世界の医薬品産業論』211-82,東京大学出版会,2007.3月30日
姉川知史,2007b「医薬品研究開発のセントラル・ドグマ-医薬品企業の機能と限界」佐藤光編著『バイオテクノロジーの経済倫理学』89-153,ナカニシヤ出版,2007.
姉川知史「グランド・デザイン策定の融合型教育―新しいマネジメント教育の方法論と評価―」研究ノート『慶應経営論集』2012, 29 (1).
姉川知史「東日本大震災に関する提言のありかたについて―グランド・デザイン策定の融合型教育フォーラムによる方法論評価―」,「研究ノート」,『慶應経営論集』2014,30 (1).

Anegawa Tomofumi, NUCB Professor, Keio University Instructor, Graduate School of Business Administration,

BA University of Tokyo, Faculty of Economics Economics, 1977, University of Tokyo, Graduate School of Economics, Withdrawal Having Completed Coursework,1983. Yale University, Ph.D. in Economics, 1991. Assistant Professor, 1983, Associate Professor 1991, 1998-2020 Professor of Keio University.

Refereed Articles

  • (2019) Problems of 2018 Nobel Economic Sciences Prize-Hirofumi Uzawa’s Contribution to Economic Growth Theory and Climate Change-. Keio Business Review 36(1): 03877086






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