シラバス Syllabus

授業名 Leading Multicultural Teams
Course Title Leading Multicultural Teams
担当教員 Instructor Name 伊藤 武彦(Takehiko Ito)
コード Couse Code GMP107_G19N
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree
開講情報 Terms / Location 2019 GSM Nagoya Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

本クラスでは国内の単一人材の集団とは異なる多種多様な人材で構成される集団がビジネスを行う上で発生してくる諸々の課題のマネジメントとそれをどうリードしていくのかといった課題について議論を行います。
この古くて新しい課題は単なる国籍の違いから多様な人材をどうマネージしてくかというように歴史的に発展してきています。また、日本だけでなく全てのビジネスパーソンの課題でもあり、手法とその限界が確認されてきました。
その中でできるもの、できないものというものを判別してどうリードしていくかがキーとなっています。
本クラスでは建前論だけでなく、実質的にワークするものは何なのか?に焦点を当てて検討して行きます。
また受講生の実体験や現状の悩みなどのリアルケースも授業中に募集して、取り上げ検討して行きたいと思います。
Leading Multicultural Team is a classical topic in the management and leadership but it also latest topic in terms of diversity. This class would discuss how it works and what is a practical tool to manage diversified and organization where has some cross cultural issues. We would investigate tools and approaches as well as tools.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)
LG7 Global Perspective (GLP)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

多様な背景を持つ集団に対する理解
ダイバーシティ・コミュニケーション・スキル
ツールその他に対する効果の理解

Understandings of multinational and cross-cultural team management
Effective communication skill
Understandings of power of tools, rules, objectives, goals, and vision

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 80 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

参加者は自身の実体験を整理した上で、ケースに対するあらゆる可能性、自分ならどうするのか?についてマネジメントの観点から考えてきた上で、経験や考えを積極的にシェアしてください。生徒相互のフィードバックが一番好ましい形でもありますが、足りない視点や異なる事例などは教員の方から随時フィードバックさせていただきます。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

クロスカルチャー問題を内在するマルチナショナル・チームをリードすると聞いて何を連想しますか?実は多様なファクターがあり、それを分析したり、選別しマネージしてリードいくことが共通の肝であります。グローバル化しているビジネス環境でここに自信のないことはキャリアに致命的なダメージを与え兼ねません。世界はどのようにこれに対応しているのか?何がマネージ出来て、何が出来ないのか?戦略によって手法は変わるのか?国籍などのクロスカルチャーの要素は考慮すべきなのか?などを徐々にレベルアップ、複雑化して経営の観点からの意思決定をしていきます。マルチナショナル・チーム=ダイバーシティに溢れたクロスカルチャーチームと複雑化多面化して検討していきます。
DAY1はベーシックな部分からスモール・ビジネス、大企業を検討して行きます。

●使用するケース
クロフネ(2019) NUCB original
ななみ整骨院(2018) NUCB original
TY-STAR (2015) NUCB Original
ジョンソン・エンド・ジョンソン(A)理念と文化 (HBS 9-307-J25)
ノバルティス(A) グローバルリーダーであること(HBS 9-106-J01)
ノバルティス グローバル企業を導くということ(HBS9-414-J05)




第2日(Day2)

DAY2は具体的なデイリーマネジメントやパフォーマンスマネジメント、意思決定に拡大しながら、グローバル化を多面的に捉えて対応策の構築、意思決定を探求します。

●使用するケース
ノバルティスファーマ ビジネスユニットモデル (HBS 9-108-J02)
トヨタ自動車 オセアニア(2017) NUCB original
ヤマハ (2017) NUCB original

第3日(Day3)

DAY3は国籍だけでなく、男女、障害、疾病等のイレギュラーなケースなどに拡大し、多様なチームに起こる多様なイシューをマネージしリードできる方向を探ります。


●使用するケース
武田薬品(2018) NUCB original
ハーシー(2015) NUCB original
ライフネット生命(2019) NUCB original( *videoケースになります。)

第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 80 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 80 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

あくまでもディスカッションによる貢献をコアに評価します。
ただし、ディスカッションの回数ではありません。あくまでも貢献ということです。
(悪い例として、前に出た発言と同じ発言をして議論を進めない発言などがありますね)

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 伊藤 武彦 「「世界で通用する正しい仕事の作法 4つのカラーで人を知る、組織を活かす、世界と通じ合う」」next publishing(2017)978-4907554910

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

グローバル経営
ダイバーシティ
コミュニケーション
フィードバック
などについての書籍は、事前知識が弱いと感じている方は事前に読んでおくと議論と理解が深まります。
その際のオススメは洋書を読むことです。
また、参考記事などはクラスルームにもあげますのでそちらもご参考にして見てください。

私の以下の著書はダイバーシティコミュニケーションとこれからの働き方についての参考に。
「4つのカラーで見直そう これからの働き方」 伊藤武彦 (2009) ファーストプレス 978-4904336380
また、下記の過去の連載もご参考にしてください。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/21583

以下の記事、本は特にDAY3で取り扱うようなテーマを深める一助になると思いますのでこの機会に是非一読ください。

https://www.realiser.co.jp/interview/
ノバルティスホールディングジャパン株式会社
代表取締役社長 鳥居正男 氏 インタビュー
感謝・気配り・謙虚さ……グローバルリーダーの真の条件とは?

宮森千嘉子他(2019)経営戦略としての異文化適応力 ホフステードの6次元モデル実践的活用法, 日本能率協会マネジメントセンター ISBN-13: 978-4820726982

G ホフステード(2013)多文化世界 -- 違いを学び未来への道を探る 原書第3版, 有斐閣 ISBN-13: 978-4641173897

安渕聖司(2014)GEの仕事術, 新潮社 ISBN-13: 978-4103353911




また下記は学部のリーダーシップのクラスで推奨しているものですが、過去今回のトピックに関する勉強が足りない方にはおすすめです。

[1]百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない (朝日新書) [新書] 帝国データバンク 史料館・産 業調査部 編 (著)

出版社: 朝日新聞出版(2009/9/11) ISBN-10: 4022732946 ISBN-13: 978-4022732941 発売日:2009/9/11

[2]百年企業、< /span>" 生き残るヒント 角川SSC新書 [新書]
< /span> 出版社: 角川SSコミュニケーションズ(2010/1/10) ISBN-10: 4047315141 ISBN-13: 978-4047315143 発売日:; 2010/1/10

[3]日本で「 正義」の 話をしよう〔 DVDブック〕サ ンデル教授の特別授業 [単行本 出版社: 早川書房(2010/12/22) 言語 日本語 ISBN-10:4152091797 ISBN-13:978-4152091796 発売日:2010/12/22

[4]これからの「 正義」の 話をしよう― いまを生き延びるための哲学 [単行本]
出版社:早川書房 (2010/5/22) 
言語 日本語, 日本語, 日本語 ISBN-10: 9784152091314 ISBN-13: 978-4152091314 ASIN: 4152091312 発売日:2010/5/22

[5]DIAMONDハーバード・ビジネス・レ ビュー別冊 リーダーシップ教室 2010年 11月号 [雑誌] 出版社:ダイヤモンド社 不定版 (2010/10/1) ASIN: B0043G5AKM 発売日:2010/10/1

[6]Harvard Business Review ( ハーバード・ビジネス・レ ビュー ) 2010年 02月号 [雑誌] 出版社: ダイヤモンド社; 月刊版(2010/1/9) ASIN:B0030C5E56 発売日:2010/1/9

[7]なぜリーダーは「 失敗」を 認められないのか― 現実に向き合うための8の教訓 [単行本( ソフトカバー)< /span>]
出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/1/25) ISBN-10:4532316790 ISBN-13:978-4532316792 発売日:2011/1/25

(8)持続可能な未来へ [単行本]
出版社:日本経済新聞出版社(2010/2/23) ISBN-10:4532316022 ISBN-13:978-4532316020 発売日:2010/2/23

(9)カモメになったペンギン [単行本]
出版社:ダイヤモンド社(2007/10/27) ISBN-10: 9784478000342 ISBN-13: 978-4478000342 ASIN: 4478000344 発売日:; 2007/10/27

[10]企業変革力 [単行本]
出版社: 日経BP社 (2002/04) ISBN-10:4822242749 ISBN-13:978-4822242749 発売日:2002/04

[11]最前線のリーダーシップ [単行本]
出版社:ファーストプレス(2007/11/8) 言語 日本語 ISBN-10:9784903241708 ISBN-13:978-4903241708 ASIN: 490324170X 発売日:2007/11/8

[12]リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書) [新書]
出版社: 光文社 (2007/2/16) ISBN-10: 433403389X ISBN-13: 978-4334033897 発売日:; 2007/2/16

[13]マネジメントの英断 75の伝説 [単行本]
出版社:東洋経済新報社 (2003/11/7) ISBN-10:9784492521403 ISBN-13:978-4492521403 ASIN: 4492521402 発売日:2003/11/7

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

初回なのでなし。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

伊藤 武彦 Takehiko Ito
名古屋商科大学大学院 研究科長補佐 教授 The NUCB Graduate School Associate Dean/Professor
http://mba.nucba.ac.jp/research/faculty/entry.html?u_bid=145&u_eid=13107

1991年早稲田大学商学部卒業。富士総合研究所入社、ベンチャー経営、マーサー・ジャパン名古屋オフィスヘッド、同 プリンシパルを経て㈱ライトマネジメントジャパンプリンシパル。2005年より名古屋商科大学大学院にて教壇に立ち、2008年同教授。
B.A. in Waseda Univ. (1991) M.B.A. in Durham University Business School (2000) Start working at NUCB as visiting lectular from 2005 and professor from 2008
主な職歴: Career History
1992 ~ 1995  みずほ総合研究所株式会社 MIzuho Research Institute Inc.
1995 ~ 1997  株式会社日本システムデザイン Nihon System Design Inc.
1997 ~ 2007  マーサー ジャパン株式会社 Mercer Japn Co.
2001 ~ 2003   株式会社アクシアム Axiom Co.
2007 ~ 2010  ライト・マネジメント・ジャパン株式会社 RIght Management Japan Co.

Takehiko Ito is a Associate Dean/Professor of NUCB Business School and Councilor of Kurimoto Education Institute. He holds M.B.A. in Durham University Business School (U.K.) and B.A. in Waseda University (Japan). He is also a candidate of Ph.D. in Osaka University (Japan). He works approximately twenty years in business fields and had joined NUCB as a full time faculty. In business field, he achieved record breaking promotional track in Mercer, the largest human resource consulting company in the world, and Right Management, the third largest in the world. He played management role, including start-up e-recruiting company, more than twenty years and published four books in Japan. Takehiko Ito specializes leadership, sustainability, leadership development/assessment, presentation, human resource management as well as marketing heads role in the above two firms. He was also visiting professor role in South Africa, Zimbabwe, Lithuania and many guest speaker's opportunity in domestic/global conferences.

Refereed Proceedings

  • (2020). Entrepreneur Social Responsibilities in Japanese companies. Case Study of two different type of companies.. Macao University Journal and Silk Road Project .Silk Road Project hosted by Macao University. 1. 3. Macao, China
  • (2020). Sustainability in Undergraduate Business Education: Developing Talents for Our Sustainable Future. Academy of Management Proceedings .Academy of Management Annual Conference. 1. 3. Vancouver, Canada (due to COVID-19, will held through internet)
  • (2019). ESR Case Study. Silk Road Entrepreneurship Education Network .Silk Road Entrepreneurship Education Network. 1. 2. Macao, China






ページ上部へ戻る