シラバス Syllabus

授業名 Strategic Managerial Accounting
Course Title Strategic Managerial Accounting
担当教員 Instructor Name 金子 智朗(Tomoaki Kaneko)
コード Couse Code GMP106_G18N
授業形態 Class Type
授業形式 Class Format
単位 Credits
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree
開講情報 Terms / Location 2018 GSM Nagoya Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

定量的な情報を基に経営上の意思決定ができるようになることを目標とする。
そのために、さまざまな管理会計の考え方と手法を学ぶ。
The objective of this course is that you can make decisions in business based on quantitative information.
You learn various approach and method of Managerial Accounting in order to achieve the objective.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Innovative Leadership (MBA)
LG7 Global Perspective (GLP)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

管理会計に関する包括的な知識及び思考法

Comprehensive knowledge and way of thinking about managerial accounting.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 80 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

【学習の前提】
当コースではすべてのセッションでクラス・ディスカッションを行います。
アサインメントは必要最小限のものしか出していないので、それ以外にもディスカッションに必要と思われる準備及び計算を各自考えて予習をしてきてください。
科目の性質上、相当程度の計算が必要になりますので、不慣れな学生は予習にかなりの時間が必要になると思われます。
また、初歩的な原価計算の知識を手軽に得たいと思われる学生は、参考文献[2]の以下の部分を学習するのがお薦めです。

第1章~第4章
第7章

【レポートについて】
1st Week / Day 2の講義内容を踏まえて、それに付随する「レポート課題」についてレポートを提出してください。
事前に準備しても構いませんが、1st Week / Day2の講義内容を踏まえた方が書きやすいと思います。

提出は2nd Week / Day 3 10:00amまでにtkaneko@nucba.ac.jp宛にメールで送信してください。
レポートのファイル形式はWord, PowerPoint, PDFのいずれかとし、ファイル名は「学籍番号(半角)_氏名(漢字)_NUCB-SMAレポート」としてください。(例:21780000_金子智朗_NUCB-SMAレポート)
提出期限に遅れた場合は、理由の如何を問わず未提出扱いとします。

2nd Week / Day 4に、いくつかのレポートを基にディスカッションをしますので、選ばれてもよいように15分程度のプレゼンができる準備もしておいてください。指名は当日行います。

授業スケジュール Course Schedule

【1st Weekend】
1日目/1st day
テーマ:意思決定
使用ケース:外注の意思決定、追加受注の意思決定
意思決定の基本的考え方、管理会計特有のコストと利益、価格交渉力、価格戦略などについて学びます。また、意思決定の前提となる原価計算の基本についても学びます。

2日目/2nd day
テーマ:業績管理 (1)
使用ケース:部門別損益管理、間接費の配賦
業績評価指標の意義と重要性、部門別損益管理、間接費の配賦などについて学びます。

【2nd Weekend】
3日目/3rd day
テーマ:投資の意思決定
使用ケース:設備投資の評価、不確実性下の意思決定
投資の意思決定方法について学びます。

4日目/4th day
テーマ:業績管理 (2)
使用ケース:学生からのレポート、バランスト・スコアカード
皆さんから提出されたレポートの中からいくつか選び、それについてディスカッションします。また、バランスト・スコアカードについても学びます。

第1日(Day1)



第2日(Day2)



第3日(Day3)



第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 60 %
予習レポート Preparation Report 40 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

レポート未提出の場合はD以下とします。

講義への貢献度の評価は、講義中の発言が基本となりますが、発言内容を重視しますので、単なる発言回数だけでは評価しません。
したがって、意味のない発言や的を外した発言は何回発言しても評価しません。
一方、実務上の経験に基づく事例紹介などは高く評価します。
また、クラスまたはグループのファシリテーション力も貢献度を評価する上で考慮します。したがって、建設的な批判は大いに歓迎しますが、他者を萎縮させるような言動や威圧的な態度は減点対象とします。

十分な予習をしてきている限りにおいては、年齢、性別、職業、社会的地位などを問わず全員が対等であることを共通認識とし、各人が互いに尊重し刺激し合う場であるという前提の下、大いに講義に貢献してください。

使用ケース一覧 List of Cases

  • 「外注の意思決定」、オリジナル
  • 「追加受注の意思決定」、オリジナル
  • 「部門別損益管理」、オリジナル
  • 「間接費の配賦」、オリジナル
  • 「設備投資の評価」、オリジナル
  • 「不確実性下の意思決定」、オリジナル
  • 「バランスト・スコアカード」、オリジナル

教科書 Textbook

  • 金子 智朗「「管理会計の基本」がすべてわかる本 第2版」秀和システム(2017)978-4-7980-52

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 『新・会計図解事典』金子智朗(日経BP社):会計に関するさまざまな用語・概念を調べるのに便利。
[2] 『サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト』 福島三千代(ネットスクール出版)
[3] 『 原価計算論 第2版』 広本敏郎(中央経済社)
[4] 『ケースで学ぶ管理会計』金子智朗(同文舘出版):さらに実践的内容を学びたい方におススメ。
[5] 『基本のキホン 管理会計』金子智朗(秀和システム):ストーリー形式の本

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

単なる会計テクニカルを超えた内容に「非常に感銘を受けた」「最も役に立つ授業だった」等のコメントを毎回多数いただいています。
毎回実施しているレポートに基づく学生の発表も「生々しい内容で非常にが有意義だった」との声を多数いただいています。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

ブライトワイズコンサルティング合同会社代表社員、公認会計士・税理士
東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修士課程修了。
日本航空(株)、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタントを経て独立。現在、コンサルティングの他に企業研修やセミナー講師も多数行っている。
主な著書に、『MBA財務会計』(日経BP社)、『「管理会計の基本」がすべてわかる本』(秀和システム)、『管理会計がうまくいかない本当の理由』(日本経済新聞出版社)、『ケースで学ぶ管理会計』(同文舘出版)、『新・会計図解事典』(日経BP社)など多数。
ホームページはhttp://www.brightwise.jp

Representative Partner at Brightwise Consulting LLC, Certified Public Accountant, Tax Accountant.
B.S. and M.S. in University of Tokyo.
He has established his own company, Brightwise Consulting LLC, after he worked for Japan Airlines as an IT engineer and Pricewaterhouse Coopers as a management consultant.
His has published many books regarding accounting and management.
HP: http://www.brightwise.jp







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