シラバス Syllabus

授業名 Marketing Management
Course Title Marketing Management
担当教員 Instructor Name 小野 裕二(Yuji Ono)
コード Couse Code GMP201_G18N
授業形態 Class Type
授業形式 Class Format
単位 Credits
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree
開講情報 Terms / Location 2018 GSM Nagoya Fall

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

<講義概要>
ビジネスの現場では,マーケティングを「市場調査」,「販売促進」,あるいは「カスタマーサポート」のようなものとして捉え,「うちの会社では市場調査はやっていないし,必要ない」「うちの会社には販売促進にかけるお金はない」といった形で,その役割を限定的に(かつ否定的に)捉える見方もある。
本講義では,マーケティングを「売れる仕組みづくり(売手と買手のインターフェースの構築)」と定義づけ,顧客と関わる活動を広くカバーするものとして網羅的に捉える。マーケティングの世界では、「良いものを作っても売れるとは限らない」、「伝わらないものは存在していないのと同じ」といった箴言が引合いに出される。顧客が欲しいと思うものを市場に送り出す仕組づくりに、マーケティングの眼目があるということである。
マーケティング戦略の構成要素は,STP(Segmentation, Targeting,Positioning)&4P(Product,Price,Place,Promotion)となる。こうした,マーケティングの見方・考え方(マーケティングとは,顧客の獲得と維持という企業の基本目的のために,企業活動の全てを全体最適で統合することであり,経営そのものである。)が,Philip Kotlerの提唱する経営者視点(経営者向け)のマーケティングである。本講義では,こうしたマーケティングの実践のあり方を,ケース・メソッドを通じて議論していく。

<本講義と本学のMission Statementとの関わり>
Mission Statementとは組織の使命・方針を明文化したものである。本学が掲げているMission Statementの骨子は「フロンティア・スピリットを持ったビジネス・リーダーの育成」である。ビジネス・リーダーとして活躍していく上で,マーケティング力は,必要不可欠である。そうした能力を磨いていくために,本講義(マーケティング・マネジメント)が設けられている。
<Course description>
To put it briefly, marketing is the mix of the tools to create and keep customers. There are some important lessons about marketing; ‘A good product does not always result in a good sale’; ‘ A product without market recognition is virtually non-existent’. Therefore, the core essence of marketing is to mix the marketing tools and fit customer's needs.
In this course, case method discussions will be introduced in order to enhance participant-centered learning.

<Linkage between this course and the School’s mission>
A mission statement is a written declaration of an organization's role and principle. The NUCB mission is to develop leaders who, through a ‘Frontier Spirit’, are equipped to succeed in the globalized business reality.
These leaders will have the customer's point of view, the management point of view (i.e. broad perspective and overall optimization), the ability of strategic thinking and problem solving, the creativity, and the practical skills. This course is designed to brush up these skills.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG5 Executive Leadership (EMBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

受講生が「マーケティングの専門知識(例えば、PEST、5Forces、3C、SWOT、STP、4P等のフレームワークも含む)」、「顧客視点」、「経営者視点」、「戦略的思考力」、「問題解決力」、「創造力」、「実践力」を 修得していくことを目指している。

At the end of this course, the students will have expertise in the various frameworks of marketing strategy, e.g., PEST (Politics, Economy, Society, Technology), 5forces, 3C (Customer, Company, Competitor), SWOT, STP (Segmentation, Targeting, Positioning), 4Ps (Product, Price, Place, Promotion), Market Position, etc. And they will be familiar with both the customer's point of view and the management point of view. Also, they will obtain the ability of strategic thinking and problem solving, the creativity, and the practical skills.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

予習は全ケース必要ですが,下記の「※提出すべきレポートの一覧」の4日分のレポートを提出していただきます。この4日分のレポートが成績評価の対象になります。書式やファイルは自由です(PowerPoint,Word,PDFなど。PowerPointで作成して提出される方が多いです。)。各講義日の講義開始時(もしくは開始直前)に,Google Classroomにて,ファイルをアップロードする形で提出をしてください。ファイルはPDF化してご提出ください(PowerPointのファイルを提出すると,貼り付けた画像が削除された状態になる等の不具合が生じる可能性が指摘されています。)。ファイル名は「学籍番号(半角)自分の氏名1日目レポート」としてください。スペース無し・括弧無しで記入してください。例えば1日目に提出するレポートであれば「21182800商大太郎1日目レポート」,2日目に提出するレポートであれば「21182800商大太郎2日目レポート」・・・となります。

※提出すべきレポートの一覧
<1日目の講義開始時に提出するレポート>
「Note on the Motorcycle Industry 1975」&「Honda(B)」のアサイメント1〜3に対する自分なりの解答(予習内容)をまとめたレポート。

<2日目の講義開始時に提出するレポート>
「キリンビール」のアサイメント1〜2に対する自分なりの解答(予習内容)をまとめたレポート。

<3日目の講義開始時に提出するレポート>
「システムインテグレーターA社 大阪支店 2010」のアサイメント1に対する自分なりの解答(予習内容)をまとめたレポート。

<4日目の講義開始時に提出するレポート>
「株式会社アイチ・ポリマ 2005」または「株式会社A-Line 2018」のいずれかのケースのアサイメント1〜2に対する自分なりの解答(予習内容)をまとめたレポート。提出するのはどちらか一方のケースのみで結構です。どちらか一方のケースを選択して提出してください。

授業スケジュール Course Schedule

本講義は,全日程がケースメソッド(双方向もしくは多方向に行われる討論)で実施される。
本講義は3つの軸から設計されている。1つ目はマーケティング軸である。マーケティングの実践における重要な課題を様々な角度から掘り下げ,その成功に必要なノウハウや考え方を学ぶ。2つ目は業界軸である。本講義では,様々な業界や規模の企業が登場する。各企業の経営をつぶさに分析して議論することを通じて,ビジネスリーダーとして必須のマーケティング・スキルを多面的に修得する。3つ目は時間軸である。前半の週では,過去を振り返りつつ未来につながる議論を精緻に展開していき,後半の週では,各社の今後のマーケティングのあるべき姿を展望する議論を積み重ねていく。


<1日目:10:00 - 16:40>
【テーマ】戦略思考とマーケティング
【使用ケース】「Note on the Motorcycle Industry 1975」&「Honda(B)」
【アウトライン】日本のモーターサイクル(バイク)メーカーは,1960年代から1975年にかけて,米国市場で確固たるポジションを確立した。ハーバード・ビジネス・スクールで,かつてベスト・セリング・ケースとなっていた「Note on the Motorcycle Industry1975」と「Honda(B)」の両ケースは,そうした日本企業の米国市場での戦略展開について,Hondaを中心に描写するものとなっている。ただし,両ケースは,「Hondaの米国市場での成功」という同じ事象を対象としながら,異なった観点から記述されている。講義では,(a)両ケースをマーケティングの視点から分析した上で,(b)いずれのケースに妥当性が認められるのか(どちらが正しいのか),(c)双方のケースの切り口や背景にある考え方の違いは何か,(d)それぞれの切り口や考え方がHondaに限らず経営者という立場にとってどのような意味を持つのか(経営にどのように活かしていけばよいのか),といった点についても討論していく。



<2日目:10:00 - 16:40>
【テーマ】顧客志向とマーケティング
【使用ケース】「キリンビール(アサヒ「スーパードライ」&キリン「ラガー」)」
【アウトライン】本ケースではまず,磐石であったキリンビールの牙城を崩す世紀の大逆転をもたらしたアサヒビール「スーパードライ」のマーケティング戦略について議論していく。続いて,キリンビールの議論に入っていく。キリンビールの業績は,アサヒビールの「スーパードライ」の登場以降,停滞していく。そうしたキリンビールの戦略展開の中で,問題視されるものを幾つか取り上げて吟味した上で,そうした戦略を展開するに至った背景的要因についても討論していく(戦略的失敗のなぜ?を考える)。さらに,本ケースに絡めて,顧客志向の実践のあり方(「顧客志向の罠とは何か」「どうやってカスタマー・インサイト(顧客についての洞察)を得ていけば良いのか」「どうやって顧客の認識に働きかけていけば良いのか」といった問題)についても,実践的かつ体験的に学んでいく。



<3日目:10:00 - 16:40>
【テーマ】顧客満足とサービス・マーケティング
【使用ケース】「ザ・リッツ・カールトン大阪」
【アウトライン】ザ・リッツ・カールトン大阪はオープン以来,高い稼働率を維持し,各種調査でも大阪ではナンバーワンのホテルとして認められるに至っている。顧客満足(CS)を絵に描いた餅に終わらせることなく実践している成功事例といえる。本ケースでは,CSの問題をメインテーマとして取り上げ,同ホテルがCSを維持・向上させるために,どのようなマーケティング戦略や組織の仕組みを展開しているのかについて討論する。


【テーマ】脱下請けのB to Bマーケティング
【使用ケース】「システムインテグレーターA社 大阪支店 2010」
【アウトライン】システムインテグレーターA社の大阪支店は2004年に設立されて以来,堅調に成長してきたが,2010年6月末の決算で赤字が見込まれている。本ケースでは,大阪支店が,ケース時点から37期末に向けて,どのようなマーケティング戦略を展開すべきかについて,主人公の立場に没入しつつ(向き合いつつ),検討していく。



<4日目:10:00 - 16:40>
【テーマ】サービタイゼーションのマーケティング・マネジメント
【使用ケース】「株式会社アイチ・ポリマ 2005」
【アウトライン】地元の愛知県にある株式会社アイチ・ポリマは,ウレタンコーティング加工製品など多種多様な工業用樹脂製品の製造・販売を手がけている。同社が手がけたレトロフィットサービスは,サービタイゼーション(製造業のサービス化)の先駆的な事例とも言える。当該サービス事業も含めた同社のマーケティング・マネジメントについて,主人公の立場に没入して(向き合って)振り返りつつ,今後のマーケティング戦略については,懸案事項に焦点を絞って,展望していくことになる。


【テーマ】医療分野におけるアントレ・マーケティング
【使用ケース】「株式会社A-Line 2018」
【アウトライン】株式会社A-LineはNUCB修了生(北中氏)が起業した会社である。手がけている商材は「医療被ばく管理システム」である。患者サイドの医療被ばくである。同社が開発した医療被ばく管理システムは,「MINCADI(ミンキャディ)」と呼ばれ,クラウド型で展開する点に特長がある。病院内には,PACS(パックスPicture Archiving and Communication System)と呼ばれる,診断画像をため込む仕組み(データベース)がある。そのデータベースに「MINCADI(ミンキャディ)」のシステムをつなぎ,画像に含まれる被ばく関連のデータを抜き出し,オンラインで収集し,指標(Japan DRLs)と照らし合わせたり,他の医療施設との比較(同じ設備での比較も可能)をしたりしながら,病院に被ばく情報を提供し,コンサルティングをするビジネスである。ケース時点(2018年3月)においてこの「MINCADI(ミンキャディ)」の売上はまだ立っておらず,ケースはまさにこれからマーケティングを展開していくタイミングになっている。同社の(北中氏の)これまでの取り組みを振り返り,アントレ・マーケティングの特質を識別しつつ,今後の「MINCADI(ミンキャディ)」のマーケティング戦略について展望していく。

第1日(Day1)



第2日(Day2)



第3日(Day3)



第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 50 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

クラス・パーティシペーション(個人による発表・発言等)50%
4日分の予習レポート50%

使用ケース一覧 List of Cases

  • 「Note on the Motorcycle Industry 1975」、Harvard Business School
  • 「Honda(B)」、Harvard Business School
  • 「キリンビール」、一橋ビジネススクール
  • 「ザ・リッツ・カールトン大阪」、株式会社ブロックス(DO IT シリーズ)
  • 「システムインテグレーターA社 大阪支店 2010」、NUCBビジネススクール
  • 「株式会社アイチ・ポリマ 2005」、NUCBビジネススクール
  • 「株式会社A-Line 2018」、NUCBビジネススクール

教科書 Textbook

  • 小野裕二「Marketing Management:講義資料(本講義のために独自に作成した資料です。ケースブック配布時に一緒に提供します。)」学内オリジナルテキスト(2018)N.A.
  • 沼上幹「わかりやすいマーケティング戦略 新版」有斐閣アルマ(2008)978-4641123557

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

フィリップ・コトラー&ケビン・レーン ケラー(2008)『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版』Pearson Education Japan for JP. ISBN-10: 4894716577 ISBN-13: 978-4894716575
数江良一監修(2009)『グロービスMBAマーケティング』ダイヤモンド社. ISBN-10: 4478009759 ISBN-13: 978-4478009758
石井淳蔵・嶋口充輝・余田拓郎・栗木契(2013)『ゼミナール マーケティング入門 第2版』日本経済新聞社. ISBN-10: 4532134390 ISBN-13: 978-4532134396
和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦(2012)『マーケティング戦略 第4版』有斐閣アルマ.ISBN-10: 4641124574 ISBN-13: 978-4641124578
伊丹敬之(2012)『経営戦略の論理 〈第4版〉』日本経済新聞出版社. ISBN-10: 4532134269 ISBN-13: 978-4532134266
伊丹敬之・西野和美編(2012) 『ケースブック 経営戦略の論理 全面改訂版』日本経済新聞出版社. ISBN-10: 4532134277 ISBN-13: 978-4532134273

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

修了生のケース活用を含めた教材の充実化,ディスカッションの活性化等を通じて,受講生がマーケティング・スキルをしっかりと身につけて,知的満足感を得られるように,より一層努めていきたいと考えております。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

学歴
愛知県私立東海中学・東海高校卒業。
慶応義塾大学卒業。慶応義塾大学大学院修士課程にて修士号取得。慶応義塾大学大学院博士課程を満了。
ハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール)エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。
コペンハーゲン・ビジネススクール(デンマーク)(慶應義塾大学大学院 インターナショナル・パートナーシップ・プログラム)。
ウエスタン大学 アイビービジネススクール(ケースメソッドワークショップ)。
中小企業大学校 中小企業診断士養成課程インストラクター・プログラム修了。

専門分野
マーケティング戦略,ブランド戦略,マーケティング・ケイパビリティ,CS・ES経営,サービタイゼーション

最終学歴
修士(商学) 慶應義塾大学

主な研究論文
「オムニチャネルにおけるBOPIS(Buy Online Pick-up In Store)」『三田商学研究』, 第66巻第3号, 2023年8月
"Manufacturers’ Incentive to Establish Direct-to-consumer Channels," Managerial and Decision Economics, 2023年10月.
"Profit-improving Linear Tariffs Pricing in a Vertical Oligopoly," Theoretical Economics LettersTheoretical Economics Letters, Vol. 8, No. 11, 2018年8月.
「マーケティング研究における資源ベース論の展開」『マーケティング理論の焦点:企業・消費者・交換』KMS研究会監修, 堀越比呂志・松尾洋治編著, 中央経済社, 2017年1月.
“The Equivalence of Bertrand Equilibrium in a Differentiated Duopoly and Cournot Equilibrium in a Differentiated Oligopoly,” Theoretical and Practical Research in Economic Fields, Volume VII No.2(14), 2017年1月.
「消費者とのリレーションシップ研究の諸問題」『戦略的マーケティングの構図:マーケティング研究における現代的諸問題』KMS研究会監修,堀越比呂志編著, 同文舘出版, 2014年10月.
「小売店舗密度の地域間変動」『三田商学研究』, 第47巻3号, 2004年8月.
「流通機能の移転と小売店舗密度の構造変動」 『三田商学研究』, 第42巻6号, 2000年2月.
「ブランディングのススメ」中部経済新聞, 2013年7月4日号.
“LEXUS Japan 2006, ” NUCB Case, 2006年.
“REALFLEET 2006, ” NUCB Case, 2006年.
“Apple Japan 2005, ” NUCB Case, 2005年.

Educational Background
Earned bachelor's degree at Keio University and master's degree from Keio University Graduate School of Business and Commerce. Completed his doctoral program at Keio University Graduate School of Business and Commerce.
Completed the executive program of Harvard Business School (GCPCL).
Completed the international partnership program of Copenhagen Business School and Keio University Graduate School.
Completed the case method workshop of Western University Ivy Business School.
Completed the instructor program of the registered management consultant training course at Small and Medium-sized Enterprise University.

(実務経験 Work experience)

職務経験
名古屋商科大学 商学部の学部長,教授。学校法人栗本学園 常務理事(ボード・メンバー)。
研究については,マーケティング分野で,著書の出版や,国際学術誌への英文論文の投稿を行う。加えて,海外アパレルメーカー(デンマーク「Inwear」グループ),大手スポーツ小売企業(「株式会社アルペン」),プロスポーツチーム(「名古屋グランパスエイト」),大手コンサルティング企業(「株式会社日本経営」),自治体(「愛知県日進市」)等の外部機関との産官学連携の研究プロジェクトに参画。
実務については,民間企業のコンサルティングを多数手掛ける(エアライン,ワイナリー,化粧品メーカー,ICT,医療・介護等)。加えて,大手コンサルティング会社(「日本経営グループ」及び「株式会社日本経営」)と,NPO法人(「こどもたちのこどもたちのこどもたちのために」)の顧問も務める。

主な職歴
2000年04月 名古屋商科大学 商学部 専任講師
2004年04月 名古屋商科大学 総合経営学部 助教授
2008年04月 学校法人栗本学園 理事
2009年04月〜 名古屋商科大学 商学部 教授
2012年08月〜 NPO法人(「こどもたちのこどもたちのこどもたちのために」)顧問
2014年04月〜 名古屋商科大学 商学部 学部長 学校法人栗本学園 常務理事
2020年11月〜 コンサルティング会社(「日本経営グループ」及び「株式会社日本経営」)顧問
※常勤以外でのコンサルティング業務については,上記の職務経験の記載の通りである。

Work Experience
Dean of faculty of Commerce of NUCB. Board Member of Kurimoto Educational Institute.
Currently, he conducts research on marketing strategy, consumer behavior, service and marketing.
And he participates in Industry-academia collaborative research project involving apparel maker (Inwear Group), retail businesses (Alpen Co., Ltd.) and professional sports teams (Nagoya Grampus Eight).
And he supports planning and implementation of management strategy.
In addition, he serves as an advisor to Private enterprises, Major consulting company (NIHONKEIEI GROUP), and NPO organization.

Refereed Articles

  • (2023) Manufacturers’ Incentive to Establish Direct-to-consumer Channels. Managerial and Decision Economics 0143-6570
  • (2023) Omnichannel Retailing with BOPIS (Buy Online Pick-up in Store). Mita business review 66(3): 0544571X
  • (2018) Profit-improving Linear Tariffs Pricing in a Vertical Oligopoly. Theoretical Economics Letters, 2018, 8 8(11): ISSN Online: 2162-2086/ISSN Print: 2162-2078
  • (2017) THE EQUIVALENCE OF BERTRAND EQUILIBRIUM IN A DIFFERENTIATED DUOPOLY AND COURNOT EQUILIBRIUM IN A DIFFERENTIATED OLIGOPOLY. Theoretical and Practical Research in Economic Fields 7(2 (14)): 2068-7710






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