シラバス Syllabus

授業名 Digital Marketing
Course Title Digital Marketing
担当教員 Instructor Name 山岡 隆志(Takashi Yamaoka)
コード Couse Code GMP101_G18O
授業形態 Class Type
授業形式 Class Format
単位 Credits
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree
開講情報 Terms / Location 2018 GSM Osaka Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

デジタルなしでマーケティングを実現化することが難しくなってきている。
本講座では、デジタル分野特有の考えをおさえつつ、これからの時代を牽引するオンラインとオフラインを統合的に考えることができるマーケターが持つべき実践的なスキル習得を目指す。数多ある理論のなかから、講師の豊富な実務経験より導き出したビジネスで使える理論のみ扱う。様々な角度から重要な概念を学ぶことにより、マーケティングの本質が見えてくる。

BIP講座『New Age Marketing』とは使用ケースの重複はなく、マーケティング分野の繋がりとマーケティングの本質を理解する上で効果的であり受講を薦める。
過去の同一講座の受講生は、内容が同じなため受講しないように。Executive Education講座『デジタルマーケティング』とは内容が重複する部分が多いので、受講することは薦めない。
It is harder than ever to execute marketing without digital.
The objective of the course is to acquire practical skills marketers should have. They can grab online and offline from integrative point of view. This coursework focuses on only practical theories of the lot from a business perspective gathering from instructor’s abundant business experiences.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG6 Innovative Leadership (MBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

マーケターが身につけるべきオンラインとオフラインを統合的に考えることができる実践的なスキルや知識

Practical skills and knowledge by which marketers can grab online and offline from integrative point of view

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 10 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

<最終レポート課題> 提出期間:2018年4月2日(月)00:00~4月5日(木)23:59

「株式会社IDOMのデジタル・マーケティング戦略を立案せよ」
をテーマにした提案書を作成しなさい。
以下の項目は盛り込むこと。
1. 市場分析
2. 現状の問題点
3. デジタル・マーケティング戦略
4. 具体的な施策
5. 費用および効果
など
<参考情報>
・IDOM IR情報
https://221616.com/idom/investor/
http://sharedresearch.jp//ja/7599

・最終レポートの位置づけとなるので、以下の要領を一つでも守れなかった場合、未提出扱いとなり不完全履修評価となるので、十分注意して準備すること。
・提出書式:表紙のみに氏名と学籍番号を記載する。
・説明用と発表用の2種類のレポートを作成する。
※独自性があり十分に考え真摯に向き合った努力の跡が分かるものを高評価とし、そうでないものは低評価となる。質に重きをおきつつ、質と量(文字数×独自率)で評価する。高評価なものは満点、低評価のものは無得点に近くなるため得点に幅がでる。独自性確認ソフトに通されるので、本論文、その他著作物、インターネット、他人のレポートなど他から多く引用されると独自性が低いと認識され評価対象外となるので注意すること。

<説明用>
・MS Wordを使用し、全体で2,000~6,000字(独自部分)にまとめたもの。
※独自率70%未満のレポートについては、未提出扱いとなる。
※独自部分の文字数が2,000字以下の場合は、未提出扱いとなる。
・量の評価は独自部分を評価する。(例)レポートA:独自率70%×6,000字=4,200字、レポートB:独自率90%×5,000字=4,500字の場合は、質が同じであればレポートBが高評価となる。

<発表用>
・MS PowerPointを使用し、3分間のプレゼンテーションに内容をまとめたものを作成する。
※ゲストスピーカーとして来ていただける、中澤伸也氏が勤めるIDOMに関する課題となっており、良いものは中澤氏の前で発表の機会が与えられる。

【印刷物】
・説明用のみ印刷して提出する。発表用のPPTは印刷物として提出しない。
・印刷(両面印刷歓迎)したものを、左上一箇所のみホッチキス止めして提出する。
・表紙のみ片面印刷で学籍番号と名前を記載する。
・提出日時:第1回の講義開始前

【ファイル】
・説明用(MS Word)と発表用(MS PowerPoint)の2つのファイルをGoogle Classroomに設定されている最終レポート課題のフォルダーに提出する。
・MS Wordファイル名: Digital大阪姓名文字数 ※文字数は半角英数字
※(例)Digital大阪山岡隆志5962.doc
・MS PowerPointファイル名:Digital大阪姓名
・提出期間:2018年4月2日(月)00:00~4月5日(木)23:59 ※提出期間厳守、1分でも遅延した場合は受領不可。

※提出場所、提出期間、ファイル名が上記要領に合致していない場合は未提出扱いとなるので、十分注意して送信すること。
※最終レポートが未提出扱いとなった場合は、不完全履修評価となる。
※発表課題は、主に革新性、顧客満足度、利益貢献度、実行可能性の4軸で評価する。
※授業中にUSBなどによるファイル提出は受け付けない。※印刷物とファイル両方が提出されていないと未提出として評価する。
※独自性があり十分に考え真摯に向き合った努力の跡が分かるものを高評価とし、そうでないものは低評価となる。質に重きをおきつつ、質と量(文字数×独自率)で評価する。高評価なものは満点、低評価のものは無得点に近くなるため得点に幅がでる。独自性チェックソフトに通されるので、著作物、インターネット、他人のレポートなど他から多く引用されると独自性が低いと認識され評価対象外となる。他の科目で提出されたものも含め、過去のレポートは全てデータベースに登録されている。
※印刷物とファイル形式のものは同じものを提出すること。印刷物とファイル形式のものが異なっていた場合は未提出扱いとする。文字数、独自率、引用元の確認はファイル形式の提出物によって評価する。
※公平性を損なうので個別の質問には直接答えることはない。質問がある場合は、大学院事務局に問い合わせること。

予習レポートで評価が高いものの中から授業内での発表の機会が与えられる。授業内課題についても評価が高いものが発表の機会が与えられる。

授業スケジュール Course Schedule

第1回 2018年4月7日(土)
デジタルで必要なマーケティング基礎、トリプルメディア、ソーシャルメディア・マーケティング

第2回 2018年4月8日(日)
デジタル広告、リスティング、LPO
ワークショップ開催

第3回 2018年4月14日(土)
UI/UX、EC
実務の第一線で活躍するビジネスパーソンによるゲスト講演
最終レポート課題の発表会&審査
<ゲストスピーカー>
株式会社IDOM マーケティングチーム セクションリーダー
中澤伸也氏

家電量販店ソフマップに入社後店舗フロア長やバイヤーとして現場経験を積む。2000年にECリニューアルプロジェクトに参画し、「日経EC大賞グランプリ」を獲得。データマイニング、経営管理に従事した後、2006年にゴルフダイジェスト・オンラインに入社。マーケティング部の責任者としてマーケティング全体を統括。2013年9月、エクスぺリアンジャパンに入社しCMO(最高マーケティング責任者)としてBtoBビジネスの経験を経て、現在、IDOM(旧:ガリバーインターナショナル)にてマーケティングチームを率いる。

講演タイトル
IDOMデジタルマーケティング変革への取り組み

第4回 2018年4月15日(日)
ビッグデータ、オムニチャネル

※講義計画は受講者の理解度や進捗により予告なく変更する場合がある。
※ケース、論文、参考資料の予習は第1回の講義開始前に全て完了しておくこと。
※ケースブックに記載されている順に基本的に資料は使用されるが、予告なく順番が変わる場合はある。
※論文や参考資料についても議論を行うので、ケース同様の準備を怠らないこと。
※ケース、論文、記事は、各自印刷の上講義に持参するのが望ましい。
※ケース、論文、記事は、全て講義で使用するとは限らない。
※コールドコールを行う。答えが不十分な場合は成績に大きく関わる。
※講義に投影したスライドから抜粋したものを最終講義終了後にアップする。
※ケースディスカッション中は、PC、タブレット、スマートフォンなど電子機器の使用を禁止する。
※禁止事項を講師が認識した時点で、大幅減点対象となる。
※1分でも遅刻・早退した場合、無断での途中退出は大幅減点の対象となる。
※講義内容について、ソーシャルメディアなどによる公開および撮影を禁止する。

第1日(Day1)



第2日(Day2)



第3日(Day3)



第4日(Day4)



第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 5 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 65 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 70 %
予習レポート Preparation Report 10 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

※クラス発言は質に重きをおきつつ量と質で評価する。議論が活発化する意見が望まれる。議論の流れに沿った本質的な意見に十分な得点が加点される。事前に配布されたケースと参考資料については、講義開始期間までに十分な準備を完了しておくこと。
※レポートについても0点から満点と評価に幅がでる。毎回半分以上の生徒は独自性が高く、努力のあとがみられる質の高いものを提出しているので、熟考し時間をかけて努力をしないと相対的に低評価となる。
※予習レポートの提出要領が一つでも守られていないものは未提出扱いとなる。
※ワークショップ課題が最終レポートの位置づけとなる。よって、未提出や提出要領が一つでも守られていないものは未提出扱いとなり、授業自体不完全履修となるので、十分注意すること。
※レポートについては、独自性があり十分に考え真摯に向き合った努力の跡が分かるものを高評価とし、そうでないものは低評価となる。高評価なものは満点、低評価のものは無得点に近くなるため得点に幅がでる。全レポート独自性チェックソフトに通される。本文献、他の著作物、他人のレポート、インターネットなどから引用すると、独自性が低いと認識される。本文からの引用も極力避ける。過去の生徒が提出したレポートは全てデータベース化されている。過去の生徒のレポートを引用した場合が最も判明しやすい剽窃のケースとなり、0点となる。

使用ケース一覧 List of Cases

  • 「ケースおよびケース課題については、ケースブックを参照。参考資料は、ケースより深い議論が必要なので、十分に準備しておくこと。」

教科書 Textbook

  • 野口恭平・栗木契・東浦和宏・山岡隆志・立川麻理・本間充「デジタルで変わるマーケティング基礎」宣伝会議(2016)978-4883353736

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] アルライズ・ローラライズ(1999)『ブランディング22の法則』東急エージェンシー出版部、978-4884970734
[2] 日経デジタルマーケティング(2017)『最新マーケティングの教科書2018』、日経BP、978-4822257651
[3] 広瀬 信輔(2016)『アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南』、翔泳社、978-4798144603
[4] MarkeZine編集部(2012)『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』、翔泳社、978-4798128573
[5] 荻原 猛・田中 洋 (2017)『ネットビジネス・ケースブック』、同文舘出版、978-4495390051

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

学術理論と実践のバランスが良い点について多くの評価をいただいているので、その部分を考慮して講義プランを作成している。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

名古屋商科大学 商学部 教授、名古屋商科大学大学院 マネジメント研究科 教授
実業では大手企業において、本社事業開発室長、関連企業の取締役兼CMO(マーケティング最高責任者)を歴任、全社的な事業開発とマーケティング戦略、デジタルマーケティングを推進してきた経験をもつ。

経済産業省主催「デジタルコンテンツEXPO」特別賞選考会委員、経済産業省主管『消費者インテリジェンス』研究会(2016)委員、日刊工業新聞主催「キャンパスベンチャーグランプリ」審査委員など歴任。Comexposium Japan、CMO Japan Summit、日本経済新聞、日経BP、宣伝会議、Google、IBM、Salesforce、KDDI主催のセミナーなどで講演多数。INSEADで開催されたGoogle CMO AcademyにアジアのCMO45名に選ばれ召喚される。

著書に『デジタルで変わるマーケティング基礎』(共著)宣伝会議。『顧客の信頼をかちとる18の法則 -アドボカシー・マーケティング-』(単著)日本経済新聞出版社。訳書に『アドボカシー・マーケティング』(単訳)英治出版。

マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。
名古屋商科大学 2018年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
名古屋商科大学大学院 2017年ティーチング・アウォード受賞。
名古屋商科大学 2016年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
学部と大学院両方からティーチング・アウォードを受賞したのは過去10年間の記録では初。
名古屋商科大学大学院Case Development委員会委員長、AOL委員会委員長。
所属学会は、日本商業学会、日本消費者行動研究学会、日本広告学会、日本マーケティング学会、日本マーケティングサイエンス学会、経営行動科学学会、組織学会など。

<主な研究分野>
顧客マネジメント、顧客志向、サービス・マーケティング、マーケティング戦略
科研費 2018年3月代表者として基盤C採択、2018年3月共同研究者として基盤B採択
科研費 2015年3月代表者として基盤C採択
吉田秀雄記念事業財団助成研究助成 2015年3月採択

<2020年度担当科目>
・大学(日進)
ブランドとコミュニケーション戦略、製品戦略論、デジタルマーケティング
セミナー5、セミナー6
・大学(伏見)
ブランドマーケティング
・大学院(ビジネススクール)
Online MBA、Digital Marketing(BIP東京校)、Digital Marketing (BIP名古屋)、デジタルマーケティング(MBAエッセンシャルズ大阪校)

An active academic researcher specializing marketing theory with abundant practical experience.
Director of business development, and CMO (Chief Marketing Officer) in a major company

Refereed Articles

  • (2020) Development of a Scale for Customer Advocacy Orientation. International Journal of Marketing & Distribution
  • (2020) A model of consequences of customer advocacy orientation. International Journal of Marketing & Distribution
  • (2018) Customer Engagement in the digital era. Ad studies vol.64
  • (2018) Research for Contemporary Customer Orientation: Development of a Scale and Model for Customer Advocacy Orientation. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS
  • (2016) Customer Mix and Communication strategy in view of customer engagement. Aid research report for Yoshida Hideo Memorial Foundation (49): 0913-6282






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